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2005/07/29

義経展

 岩手県立博物館に義経展を見に行く。

 むろん、大河ドラマをあてこんだもので、入口にはタッキーの義経姿のパネルが・・・。
 ○ャニーズ命の友人は、目を輝かせていましたが。
 大河ドラマも最初の数回で見るのをやめてしまった私には、それもどうでもよく。

 展示は、義経だけじゃなくて、前九年の役の源頼義・義家父子のあたりから始まって、
 平氏や奥州藤原氏にも言及した企画で、思っていたより見ごたえがあった。

 一番興味をひかれたのは、鎧。
 模造品だったけど、源義家・平重盛・そして義経の三領があり。
 源氏二人は紅糸縅だったけど、重盛のは紺糸縅。
 シブイ。
 一見地味なんだけど、静かな自己主張を感じる。 
 思わず、うっとりと見とれる。
 武士にとって鎧は晴れ着。
 色合いとか、こだわったんだろうなあ。
 そして、もちろん手作り。
 現代では考えられない。

 もう一つ。
 きらびやかで粋を凝らした平家納経。
 当時の平氏の隆盛を物語るような、凝ったつくり。
 「おごれる人も・・・」と思いつつ、見入ってしまう。
 
 いずれも、見つめていると、何百年も昔にタイムスリップしそうな・・・不思議な感じ。

 
 そういえば、県立博物館に来たのは、今から20年以上前。
 以前に来た時には、制服を着ていたんだった。
 夏の陽射しの下、一瞬あの頃にタイムスリップしたような気がした。

 
 
 

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コメント

「義経展」って、奥州藤原氏展も含まれてたんですね。
前九年の役絵巻の絵、最近どこかで見たことあるんですが、「炎立つ」の本の装丁じゃなかったし、なんだろうとおもってるんです・・・。
なんだろう。あの太鼓の絵の部分が、すごく記憶にあるんですよ。なんだったっけなあ~。

あ~でもほんと行きたかった~!

あしかさん、展示内容はけっこう多岐にわたっていて、
思ったよりもずっと密度が濃かったです。
もっとゆっくり見たかったのですが、後の予定もあったので、パタパタと。
いずれ、もう一回行きたいな~と思います。

前九年の役絵巻。はて、どこでご覧になったんでしょうね。
今回印象的だったのは、後三年合戦絵巻で、
戦いを「私闘」とみなされた義家が意気消沈してみちのくを去る場面。
もはや恩賞の対象にならない清原家衡・武衡の首が路傍に捨てられています。
「炎立つ」4巻の世界ですねえ。

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