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2005/07/21

熱かった夏

 受験対策の課外授業を受けに登校した。
 校門近くにバスが止まっていた。野球の応援バス。
 今日は準決勝。強豪校との対戦。
 まだバスには空きがあって、1000円出せば乗れるという。
 友達と顔を見合わせ、次の瞬間には財布に手が伸びていた。

 課外をサボっての野球応援。
 準決勝ならテレビ中継が確実にあることも忘れて、
 応援団の最前列に陣取った私たち。
 (もちろん、バッチリ映ってて、先生には後日嫌味を言われた)
 たぶん勝てないだろうと思っていた試合は、
 あれよあれよというまに、コールド勝ち。

 盛り上がった私たちは誓い合う。
 「明日の決勝も絶対行くぞ!」

 決勝戦。
 試合が始まる前から、みんな熱に浮かされたようになっていた。
 
 試合そのものは、あんまりよく覚えていない。
 
 炎天下、学ランを着込んだ応援団の飛び散る汗。
 熱くなるのはダサいなんて言ってたくせに、大声で叫ぶ同級生。
 コンバットマーチの軽快なリズム。
 腹に響く太鼓の音。
 そして、勝った瞬間の、悲鳴にも似た歓声!
 みんなの、涙。

 うれしかった。とにかく、うれしかった。
 
 夜、野球部が地元の町を凱旋パレードした。
 浮れたままの私たちも、彼らについて町を歩いた。
 みんなで「きっと甲子園まで行こうね」と言い合いながら。
 「県大会行っといて、甲子園行かなかったらバカでしょう!」
 「また課外にあたったらどうする」
 「課外サボるに決まってんだろう!」

 何度も繰り返し思い出す、あの夏の日。
 暑かった。
 そして、最高に熱かった。

 

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