最近のトラックバック

« 空の色 | トップページ | 風変わる »

2005/08/23

向日葵は金の油を

   向日葵は金の油を身に浴びてゆらりと高し日のちいささよ

 この短歌の情景を説明していると、いつも鮮やかな夏の色彩が目に浮かぶ。

 見上げるほどに伸びた向日葵の、黄色い花。
 「ゆらりと」という言葉が、うだるような暑さの中の陽炎を連想させる。
 それは、「金の油」という比喩で、さらに強調される。
 そして、最後にいきなり遠景に飛ぶ。
 遠くになる、小さなまぶしい太陽。
 夏の真っ青な空。蝉の声。・・・そんなものまでイメージされる。


 子供の頃。
 確かに、見上げるほどの向日葵ごしに、夏空を見ていたことがあった。
 いつか見た情景。遠い記憶。
 この歌を読むたびに、夏の一瞬が鮮やかに甦る。

 
 そういえば。
 今年、ゴッホ展に行った時に買ったひまわりの種。
 植えるのをすっかり忘れていた。
 来年でも大丈夫かなあ。
 
 できれば、自分の背丈より大きな向日葵の下で、
 夏の太陽を仰いでみたい。
 子供の頃のように。  

« 空の色 | トップページ | 風変わる »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92733/5603674

この記事へのトラックバック一覧です: 向日葵は金の油を:

« 空の色 | トップページ | 風変わる »