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2005年10月

2005/10/31

ストーム!

先日、青春バトンを書いていて思い出したこと。

うちの高校は、前身が旧制中学で男子校。
応援団は弊衣破帽のバンカラが売り物だった。
(今は、普通の応援団になっちゃったけど)

応援歌練習は4月に1週間かけてやるけど、
そりゃもう厳しい。
声が出てないと、放課後に裏の丘に連行されて、
正座させられて説教される。
私は幸い、3年間一度もそういう目に遭わなかった。

応援歌練習のファイナルは、団旗争奪戦。
校庭の真ん中に、数本の団旗と太鼓を置く。
全校を二つに分けて、陣地をしく。
男子が、合図と共に団旗と太鼓を奪い合う。
陣地に放り込めばこちらのもので、数で勝敗を競う。

やらせなしのガチンコ勝負。
一斉に雄たけびをあげて、裸足で突っ込んでいく男子。
奪い合いは力ずくなので、当然手も出る足も出る。
制服はあっというまに土まみれ。
破かれてしまう奴もいる。
団旗とは関係のないところで殴り合いが始まったり。

決着がつくころには、ボロボロ・・・。
そして。
華はここから。
ストームが始まるのだ。
男子全員が肩を組み、大きな輪を作る。
応援歌を歌いながら、ステップを踏む。
サークルが、ぐるぐるまわる。
破れかぶれだけど、なんとも楽しそうな声。

いつ果てるともしれない応援歌を聞きながら、
女子は、それをうらやましそうに眺めてるだけ。
あの時ほど、男に生まれたかったと思ったことはない。

ストームの光景は、不思議なくらい鮮やかに、
私の脳裏に刻み込まれている。

2005/10/30

恋愛バトン

のろのろさんから恋愛バトンがまわってきました。
ヤダやダと駄々こねていたのですが、
ま、気分転換にやってみましょ。

【1】性別は?
 女

【2】身長と体重は?
 身長は160cm。
 体重は決して言えません。

【3】好きな異性のタイプは?(見た目と性格)
 見た目は、土方歳三(すいません、マニアックで)
 性格は・・・他人をちゃんと尊重できる人

【4】恋人を束縛するタイプ?
 したくないけど、します。
 ものすごいヤキモチ焼きなので(とほほ)
 一応、束縛しないようにしてるつもりなんだけど、
 不機嫌になると丸わかりなので・・・。

【5】浮気の境界線は?
 境界線・・・うーむ。
 誰かに気持ちを移されたらもうダメだなあ。
 そのことに気づいた時点で、大変なことに。
 ボーダー低すぎ?

【6】初恋の人に気持ちを伝えましたか?
 いーえ。
 小1の時ですもん。
 でも、当時書いたラブレターを後に発見。
 恥ずかしくて悶絶しました(笑)

【7】恋人とのデートは週に何回くらいが理想?
 お出かけは週に1・2回でいいけど、
 毎日会っていたいタイプです。
 寂しがりやなので。

【8】ドキッとする異性の行動やしぐさは?
 大きい手で、髪をかきあげる時。
 広い背中。
 
【9】今、好きな人、付き合っている人、気になる人などそんな方に一言どーぞ!
 だから、いないっつーの!
 ま、いつかどこかで会えたらいいね。
 
【10】バトンを回す5人は?
 置いときますので、気が向いた方はどーぞ。


いちばん苦手な分野なので、
あんまりおもしろいこと書けないなあ。
すんません・・・。

2005/10/29

気づかなくて・・・

 今年の秋は暖かい日が多いせいか、花壇の花もまだ咲いていて、
 そちらにばかり目が向いていた。
 
 とうとう先日、花壇の花も引っこ抜かれて
 (来春に向けて、チューリップの球根を植えるため)
 ようやく、周りの木々に目がとまった。
 そして、ビックリ。
 あらら、いつのまに、と。

 真っ黄色の公孫樹やら、真っ赤っかな楓。
 青空にみごとに照り映える木の葉。 
 ふと見ると、裏山はこれまたみごとな錦繍。

 気づかなくてゴメンナサイ。
 それにしても、いつのまにこんなに色づいていたのやら。
 
 ナナカマドの真っ赤な実を見上げながら呟いた、秋の日。
  

2005/10/28

うれしい!

 同僚からメール。

 「借りてた本を読んだ息子が、『今まででいちばんおもしろかった』
  あんなに夢中になって本を読む姿を初めて見た」

 貸したのは、講談社ミステリーランドシリーズの「虹果て村の秘密」(by有栖川有栖)

 子供向けのシンプルだけど上質な、丁寧に書かれたミステリ。
 奇を衒ったところはないけど、その分ミステリ初心者には絶対おすすめ。
 
 一読して思ったことは、「もし自分に子供がいたら、絶対読ませるのに!」
 
 というわけで、小学6年生の息子さんがいる同僚に。
 日頃から我が子が本を読まないことを嘆いていただけに、
 息子さんの反応に、彼女も大喜び。
 そして、私もうれしい。

 自分がすすめた本を「おもしろい!」と言ってもらえるだけで、
 なんでこんなにうれしいんだろ。
  
 そうしてまた、おすすめ本を物色するのでした。
 
 

2005/10/25

松茸ごはんの日

 昨日、ひと月ぶりに実家に帰って(車で45分の距離だ)、
 「今日のごはんなあに?」
 「松茸ごはんだよ」
 うおおおお。
 目がキラキラしちゃってたはず、その時の私。

 このシーズンがやってきました。
 春は山菜、秋は茸。
 山歩きが好きな両親をもったことに、そして山がすぐそばにある環境に生まれたことに
 心から感謝する瞬間なり。

 今年は松茸が豊作らしく、父も近年にない数をゲットしたとか。
 さらに、家の裏手の木に植えているなめこも収穫。
 お店で売ってるような小さなものじゃなくって、
 これほんとになめこ?ってくらい、大きくなったもの。
 松茸ごはんになめこ汁という、家族が泣いて喜ぶメニュー。
 
 例年、この季節は茸づくしになるので、
 食事のメニューを見て、季節を実感するしだい。

 残念ながら私は山歩きが苦手なので、自力調達はしないのだけど。

 今日、帰りがけに母が持たせてくれたのは、
 きのこと大根おろしの和え物。
 これまた、この季節の定番。
 ありがたく秋を味わった二日間なのでした。

2005/10/22

ファイト!

  ファイト! 闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ

 中島みゆき「ファイト!」は、初めて聞いた高校時代から、ずっと私のテーマソング。
 最近、槙原敬之がアルバムでカヴァーして、それをよく聞いている。

 理不尽なこととか、自分ではどうしようもないこととか、
 そんなことは意外と身の回りにあるもので。
 自分の力のなさに悔しさを感じながら(時には無力感に襲われながら)、
 それでも、あがいている。

 そんな時に、この歌を口ずさむ。
 
  暗い水の流れに打たれながら魚たちのぼってゆく
  光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
  いっそ水の流れに身をまかせ流れ落ちてしまえば楽なのにね
  やせこけてそんなにやせこけて魚たちのぼってゆく

 
 今日、久しぶりに会った人も、やはり理不尽な目に遭っていて。
 そのことを私は噂で聞いていたのだけど、とうてい本人に言えるはずもなく。
 当り障りのない話しかできず、それでも健気にがんばっていることだけは伝わってきて。
 心の中で「ファイト!(がんばれよ)」と言うしか、なかった。

 私だけじゃない。
 いろんな人が、いろんなところでがんばっている。
 私も、闘うことはやめない。
 「諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく」魚たちのように。
  
 ファイト! 

2005/10/19

昔話

 帰ってきて、テレビをつけたら、「まんが日本昔ばなし」のオープニング。
 一瞬、目が点になる(放送があるって知らなかったから)。
 あまりのなつかしさに、ウルウルしてしまう。

 どことなく間延びした、でも軽妙な語り。
 ああ、そう。これだよね。
 
 幼い頃、母がよく昔話をしてくれた。
 母が祖母たちから聞いた話を。
 そうして語り継がれてきた物語が、
 私の中でも確かに息づいている。

 何十年も、時には何百年も、
 同じ物語が、語られていく。
 ただ話すのではなく、相手に語ってきかせるということ。
 そこには、相手への愛情が必要不可欠。
 語りの昔話のもつあたたかさは(たとえ残酷な話であっても)、そこに由来すると思う。

 あっというまに、エンディング。
 ♪いいな いいな にんげんっていいな
 私は、この歌にも、弱い。
 なぜだか泣きたいような気持ちになる。
 子供の頃の夕暮れ時、友達と別れて家路をたどる時の、
 幸福なくせにせつない気持ちを思い出すからかもしれない。

2005/10/18

手袋は?

 わりと最近まで、「手袋をはく」というのは、共通語だと思っていました。
 ・・・方言だったのですね。
 それを知った時は、衝撃でした。
 しかし、「はく」以外になんて言うんだ?

 方言といっても、知識として知っているだけで、
 日常使う言葉はそんなにない(と、思う)。
 
 が、うちの母は、けっこう凶悪。
 生まれてこの方、ずっとつきあっているわけだが、
 今でも時折「は?」と聞き返さずにはいられない言語を発する。

 「ギャンソク悪い」
 ・・・数年前に聞いて、いまだに忘れられない言葉。
 なんじゃ、それ。
 思わず「何語?」と聞いてしまった。
 外見上かっこうが悪い(姿かたちがよくない)というような意味らしい。
 でも、母も明確に説明できない。
 「ギャンソクったらギャンソクよ」
 ・・・すいません、お母さん。理解できません。

 ちなみに、母は岩手生まれ岩手育ち(南部地方。伊達ではありません)。
 ただ、新婚時代に北海道にいたことがあり、そっちの言葉もまじってるような。

 私は学生時代を仙台で過ごしたけど、
 石巻方面の人たちが、語尾に「~だっちゃ」とつけるのが、新鮮だった(というか、ビックリだ)。
 「アラレちゃん・・・?」(年がばれるぞ)

2005/10/17

青春バトン

 あしかさんとこでおもしろいバトンを発見!
 いっぱいあった中で、とりあえず、これいってみます。
 「青春バトン」スタート!

■小・中・高の中で1番、思い出深い時期は?
 まちがいなく、中学校です。
 楽しいことも嫌なことも、いろいろさまざまだったけど、
 総じて充実してた。
 現在の自分のベースになってるのは、中学時代。
 高校時代も楽しかったけど、
 部活しかやってなかったからなあ。
 小学校はいい思い出があんまりありません・・・。


■初恋の相手の名前は?
 忘れもしません。
 近所に住んでた同級生。サトウトモテルくんです。
 5年生の時、転校して行っちゃいました。


■得意だった科目は?
 国語。日本史。
 それゆえ、現在のワタクシがあるわけで。
 しかし、国語でも書写はダメです・・・。


■では、苦手な科目は?
 理科(物理分野)。地理。
 中学までは数学得意だったのに、
 高校行ったとたん、まるっきりわからなくなった。
 あれは、いまだに謎です。


■思い出に残った学校行事を3つあげてください。
 ① 中学2年の宿泊研修
  すごく仲のいいクラスだったので、最高に楽しかった。
  田沢湖のほとりで、登山とか、オリエンテーリングとか。
  みんなで歌を歌ったり・・・。
  キャンプファイヤーでのスタンツ、やたら盛り上がったなあ。

 ② 高校2年の体育祭
  うちは体育祭&文化祭が隔年実施。
  私は体育祭が1回だけの学年でした。
  クラスで山車を作るんだけど、うちはゴジラでした。
  (花火を仕掛けたら、本番で火事に!)
  夜もこっそり残って、作業してたのが楽しかった。
  打ち上げの後、バイク乗って停学くらったヤツもいたっけ・・・。

 ③ 中学時代の合唱コンクール
  毎年、バカみたいに燃えました。
  歌おうとしない男子とケンカしたりして。
  2年生の時、最優秀賞とって、
  みんなで泣いたのが忘れられない。
  課題曲は「夢は大空をかける」、
  自由曲は「あの素晴らしい愛をもういちど」でした。
  たぶん、今でも歌える(私はアルト)。

 
■学生時代は、クラスではどんなキャラでしたか?
 仕切り屋でした。よく言えばリーダー。
 でも、喜怒哀楽激しいし、わがままなので、
 人望はなかったです(今も)。
    

■学生時代の友達からの 呼び名
 女友達からは名前をもじって呼ばれてました。
 男連中は、名字呼び捨て。


■好きな給食のメニューは?
 カレー!!!
 でも、今となっては衝撃の事実ですが、
 ある時期、給食のカレーはボンカレーでした。
 あのレトルトパックがあたためられてくるんですよ!

 
■学生時代に出会った友人は、あなたにとってどんな存在ですか?
 「自分」をつくっている一部分。
 共有した時間や思い出の中で、共に存在する、
 切っても切り離せないもの。


 ふう。けっこう難しいなあ。
 しかし、この手のネタは、語り始めるととまらなくなりまする。
 書いてるうちに思い出したこともいっぱいあるので、
 そのうちブログのネタにしようっと。

 我こそはと思われる方。
 どなたでもこのバトンをお持ちください。
 あ、のろのろさんは必ずね(笑)

2005/10/16

お酒バトン!

 のろのろさんから、お酒バトンがまわってきました。
 どーして、私のところにくるのは飲食系・・・。
 しかも、のろのろさんが私にジョッキをまわすのを、
 全くためらってないふうなのが(笑)

 自他ともに認める酒飲みですので、
 今さらどうこういうつもりはないですが。
 とりあえず、いってみます。


【1】今、冷蔵庫に入っているお酒の容量は?

 ベアレンビール1本。
 このビールは、盛岡で作っているもので、ドイツから設備を移設し、
 「100年前の製法で」つくっているもの。
 スポンサーをつけず、「ビール好きが集まって造った本格ブルワリー」
 というのが泣かせます。

 冷蔵庫にはそれだけ。
 冷蔵庫の外は、すごいことになってます。

 
【2】好きな銘柄は?
   
 ふむ。あんまり、こだわりません。
 せいぜい、缶ビールならヱビスかモルツがいいな、というくらい。
 基本的に、酒に関しては博愛主義なので。
   

【3】最近さいごに飲んだ店は?

 近所の居酒屋さん&スナック。
 職場仲間の「愚痴をこぼす会パート2」だったので、
 酒がメインじゃなかったのですが。
 ・・・しかし、飲兵衛が3人も集まると、
 酒の消費量は半端じゃなかった。

【4】よく飲む、もしくは思い入れのある5杯

 ①仕事の後の(特に、真夏に汗を流した後の)ビール!
   この一杯のために、
   どんなに喉が渇いても、がまんするのです。

 ②沖縄料理と一緒にいただく泡盛。
   度数は強いほどよい。ロックで。
   初沖縄で完全にノックアウトされました。
   料理と酒が合うと、こんなにおいしいなんて。
   泡盛は常にキープしてますが、
   沖縄で飲む方がおいしい気がする。

 ③おいしい日本酒。冷酒限定。
   銘柄は問いません。
   安くてもおいしいのはいっぱいある。
   燗はつけません。
   キリリと冷やした状態で飲んでおいしいというのが好み。
               
 ④バーボン&グレープフルーツジュースのカクテル。
   以前によく行っていたお店でつくってました。
   スコッチはよく飲んでたけど、バーボンは苦手。
   でも、グレープフルーツと合うんだ、これが。

 ⑤母が作る梅酒&果実酒
   自分が全然飲まないくせに、以前はよく作ってました。
   ものすごーく薄めて飲むのが、
   小学生の頃の私の楽しみでした。
   それが嵩じて、現在の飲兵衛に・・・。
   イチゴ酒やミカン酒、おいしかったなあ。
 

【5】ジョッキを渡す5人。
 
 うーん。
 ブログで交流のある方で、お酒好きだと知っているのは、
 私にジョッキを渡したのろのろさんくらいなんだよなー。
 ということで、ジョッキ置いときますので、
 立ち寄った方でお酒好きな方、
 ジョッキを持ってってくださいな。

2005/10/13

誰かのために

 昨日の「吹奏楽の旅」スペシャルを見ていて、思い出したことがある。
 もう10年以上前のことだ。

 いつもは地区大会では一校から2チームまで出られたのに(ただし、Bチームは県大会には行けない)、
 その年からいきなり一校1チームになってしまった。
 それを聞いたBチームの3年生は、荒れ狂った。
 地区大会限定でも、試合に出たい。
 決勝でAチームと試合をするんだ。
 そう言ってがんばってきたのに。

 ある生徒は、「やってらんねぇ」と呟いて、出て行った。
 ある生徒は、竹刀を力いっぱい叩きつけた。
 ある生徒は、次の日から部活に来なくなった。
 レギュラーたちも、元気をなくした。

 ひどいことを言ってるのはわかっていた。
 でも、できればサポートしてほしい。
 同級生として。チームの仲間として。
 最後までどうか一緒に、と。

 だんだんと、みんなが部に戻ってきた。
 納得しているわけではない。
 でも、彼らの居場所はここにしかないのだ。

 地区大会前日。最後のミーティング。
 試合の時の仕事の分担。
 いつもなら1年生にやらせるような仕事に、
 試合に出られない3年生がすべて立候補した。
 「俺たちにやらせて」「選手のために何かしたい」
 ・・・私は、泣きそうだった。
 その言葉に感謝したし、そう言えるようになった彼らが誇らしかった。
 
 こいつらのためにも、勝たなきゃいかん!!
 レギュラーの気持ちにも火がついた。

 結局、地区大会で圧勝したチームは、県大会も制覇。
 念願の全国大会へ駒を進めた。
 今思い出しても嘘のような快進撃だったが、
 その原動力は、あの時サポートにまわってくれた3年生の思いだった。


 才能があっても、素質があっても、それだけでは手に入れられないものがある。
 人と人との関わりの中でしか得られないもの。
 誰かのために、という思い。
 それゆえに生まれる絆。それゆえの強さ。
 昨日の「吹奏楽~」は、そこを切り取って見せてくれた。
 だから、私たちは涙するのだと思う。

2005/10/12

彼らの涙

 彼らの涙を、決して忘れまい。


 「笑ってコラえて」の吹奏楽の旅スペシャル。
 いよいよ全国大会に手が届くか・・・という今回。
 密着取材しているそれぞれの学校で、それぞれのドラマがある。
 全国大会常連校には常連校の、初出場を狙う学校にはそれなりの。
 
 いちばん心に残ったのは。
 金沢桜ケ丘高校のこと。
 全国に行くために実施したオーディション。
 落ちてしまったメンバーは、サポート隊として合宿にも帯同する。
 だけど、ほんとは自分も吹きたい。
 3年生ならばなおさらのこと。
 「疲れた」「眠い」なんて言ってるメンバーに腹が立つ。
 うちらの気持ちにもなって!と言いたくなる。

 みんなのいろんな思いが爆発した時。
 先生は、サポート隊も含めた60人での合奏をする。
 コンクール規定は50人。
 そのために落とされた10人を含めたこの60人が、「今年のコンサートバンドだ」と先生は言う。

 合奏が終わって、泣き崩れる生徒たち。
 一緒に演奏できたうれしさと、60人での演奏はもうできない悲しさと。
 レギュラーも、サポートも、みんなが涙した日から、
 彼らの音は変わっていった。


 彼らの思い。
 選ばれた人たちの。
 選ばれなかった人たちの。
 それぞれの思いがあふれたあの涙を、
 今、「選ぶ」立場にいる私は、忘れないようにしよう。

 音楽だけでなく、「みんなで何かを創る」時、
 それぞれの思いがあって、それが一つになることが大事なのだと。
 ・・・彼らの涙が教えてくれた。

2005/10/10

赤と青

 仕事の時やお出かけにはコンタクトなのだけど、
 休日はできるだけ眼鏡で過ごすようにしている。

 今かけている眼鏡は、もう4年くらい前に作ったものなので、
 だんだん度が合わなくなってきている。
 近視もひどいけれど、右目の乱視がすごいことになっているので、
 そろそろ新しいのにしようかな、と。
 フレームも違うのがほしいな。

 お昼ごはんに誘い出した友人にそう言ったら、「私も新しいのほしい」
 じゃあ、一緒に見に行こうか、と近くのお店へ。

 眼鏡を買いに行くと、いつもちょっと緊張する。
 形も色も、たくさんたくさん種類があって、
 この中から似合うものを探せるだろうか?と、不安になるから。
 たとえ好きなものがあっても、予算と折り合いがつかなきゃあきらめるしかない。
 ドキドキ。

 友人とあれこれ見てまわり、よさそうなのを次々かけてみる。
 フレームが太いのは二人とも嫌いなので、細いものをチェックしていく。
 私が好きな色は青系統。
 だけど、青ベースのフレームは、なんか合わない。
 気にいった薄い水色の眼鏡は、かけてみると、ものすごい違和感。
 
 「ね、これは?」と、友人がすすめたのはしぶ~い赤のフレーム。
 真っ赤はいやだけど、これくらい落ち着いた色なら・・・とかけてみたら。
 あらら。
 もしかして、合ってる?この色。
 そして、水色のフレームを友人にすすめてみる。
 黒を手にしていた友人は、あんまり気が進まなさそうだったけど、
 かけてみて、「あれ?」
 ・・・似合うじゃん。黒より。

 というわけで、眼鏡選びは無事終了。
 二人とも、当初のイメージとは違うものになったけど。
 予算の範囲内で(というか、かなり安く)、お気に入りが見つかって上機嫌な私たちでした。

2005/10/05

幼なじみ

 保育園から高校まで、ずーっと一緒だった。
 でも、ものすごく仲がよかった、というわけでもない。
 彼女と私は、いろんな意味で両極だったから。

 友達というより、「一緒にいた」という感じ。
 中学・高校は部活も同じだったから、一緒にいる時間は長かった。
 大学は別々になったけど、気がついたら同業者になっていた。
 そうして、ずいぶん長い時間が経ったけど・・・。

 今日、初めて「仕事している」彼女を見てきた。
 「何しに来たのよ~」と言われたけれど(笑)
 
 語り、笑い、生き生きとした表情の彼女を見て、「ああ」と思った。
 ああ、変わってない。
 私が少女の頃から憧れてやまなかった、幼なじみの彼女だ。

 負けたくない、と思った。
 彼女もがんばっている。
 私だって、まだまだやれる。

 ありがとう。今でも変わらぬあなたでいてくれて。
 おかげで、私も「熱」を取り戻せた。

 さあ、また明日からがんばるぞ。
 負けないからね。 
 
 

2005/10/03

 昨日の「題名のない音楽会」で、
 シチリア島出身のテノール歌手(名前忘れた)が、
 「花」を歌っていた。
 日本語で。

 日本語はほとんど話せないらしい彼が楽譜を見ながら、
 「泣きなさい 笑いなさい」と、朗々と歌う。
 鳥肌が立った。
 歌い終わった彼は、感極まったのか、目頭をおさえていた。
 こちらまで、こみあげてくるものがあった。

 華やかで迫力のある彼の歌声は、
 トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」(これまた大好きな曲だ)でしめくくられた。
 確かに、彼の面目躍如といったところだったが、
 一日たって思い出すのは、あの「花」なのだ。

 彼が一音一語、心をこめて丁寧に歌ったあの歌は、
 ずっと忘れることができない気がする。  

 
 

2005/10/02

夜の大掃除

 ムシャクシャすることがあった時。
 解消の仕方はいろいろあるけど、その一つは大掃除。
 特に、キッチンや風呂など、ガシガシ磨けるところが、いい。

 というわけで、先日、いきなり夜の大掃除が始まった。
 
 日頃、忙しさを理由に、最低限のことしかしてないので、磨きがいがある。
 洗剤も少しだけにして、あとはとにかくゴシゴシ磨く。
 汚れがついているところは、最初はスポンジが重くてひっかかるけれど、
 時間がたつと、すうっと軽くなる瞬間が来る。
 あ、汚れが落ちた。
 スッキリする。

 汗をかきながら磨いていると、いつのまにか気持ちがそこだけに集中してる。
 あんなに苛立っていたことも、すっかり忘れて。
 そして、きれいになると、気持ちも楽になる。
 なんとも不思議。

 そうして、ちょっと疲れた体は、心地よく眠りについた。
 うん。人間、体を動かして「働く」ことは、正しいと実感。
 でも、大掃除しなくてもいいように、もうちょっとふだんからきちんと掃除せねば。

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