ぼうっと過ごす
とりとめのないことをぼんやり考えながら、
ぼうっとしているのが好きだ。
たとえば、お風呂で。
湯船につかって手足を伸ばしてぼうっとしていると、
その日とらわれていたことが、本当につまらなく思える。
そんなことでカリカリしてないで、もっとゆったりかまえなよ、と。
つらいこと、しんどいことがあったときも、温かいお湯にくるまれていると、
心にたまったしこりが溶け出していくような気がする。
たとえば、コタツで。
ホットミルクなんかを大きなマグにいれて、
それを飲みながら、ぼうっとしている。
体がじんわりとあたたまってきて、ちょっと眠くなってくる。
頭の中もとろとろになってきて、思考が緩やかになる。
なんとなく、優しい気持ちになる。
たとえば、星空を見ながら。
田舎のとりえの一つは、星がよく見えること。
だけど、星座なんかイマイチわからないので、ただ、眺めてる。
星空を見てると、不思議といろんなことを思い出す。
降るような星の下で、思い出にひたるのも悪くない。
こういうぼうっとする時間が、
日常の中で摩滅しそうな気持ちをふっくらさせてくれる。
そんな気がする。
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