傘を差し出す
ちょっとショックなことがあって、
気持ちがぺしゃんこになってしまいました。
でも、そういう時に、いろんな人に支えられていることを
あらためて実感します。
友人たちや、職場の同僚・上司や、家族。
みんなにはたくさん心配かけてしまったけど、
愚痴をきいてくれたり、さりげなく気遣ってくれたり、
電話やメールで励ましてくれたり・・・。
どれだけ、救われたことか。
ほんとに、ありがとう。
自分も支えられるだけでなくて、人を支える人間でありたい、と
こういう時に強く強く思います。
今回、みぞれの降る中、茫然と立ち尽くしている私に、
近くの家のおじさんが、傘を貸してくれました。
見ず知らずの私に「あんた、風邪ひくよ」と。
その親切が、どれだけうれしかったことか。
ふと、思い出しました。
もう何年か前の真夏。東京でのこと。
東京駅にほど近いビジネスホテルに泊まった私は、
夜、コンビニに買い物に出かけました。
ところが、店を出た時には土砂降り。
走って帰ろうとしたけれど、一瞬でびしょぬれ。
それ以上動けなくて、あるビルの前で雨やどり。
そしたら、そのビルの守衛さんらしき人が出てきて、
「この傘使っていいよ」と。
でも、返しに来れないので、と断ると、
「ビニール傘だし、捨てちゃっていいから」
申し訳ないと思いつつ、拝借しました。
東京でもこんな親切な人が(←田舎者の偏見)と、
すごく感動したものです。
雨に降られて困っている人を見かけたら
突然の出来事に途方にくれている人を見かけたら
スッと傘を差し出せる、そんな人間に私もなりたいと思うのです。
« 巣立ちの日 | トップページ | 勝った~\(^o^)/ »
コメント