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2006/11/23

太陽の子

「てだ」は太陽。「ふあ」は子供。

「てだのふあ」は、沖縄の言葉で「太陽の子」という意味。

小学生の時読んだ本で得た知識。
沖縄戦のこととか、自殺とか、
当時の私にとってはあまりに衝撃的な内容で、
夜、寝つけなかったことを覚えている。

灰谷健次郎 「太陽の子」

私に、ものすごく大きな影響を与えてくれた物語です。

小学生の時の出会いがあまりにも強烈だったので、
以来、灰谷さんの作品は避けていました。
大学生の時、友人が「もう一度読んだ方がいい」と言うので、
仕方なく再読しました。
そして、号泣しました。
自分が避けていたものがなんだったのか、わかった気がしました。

それからさらに10年以上たって。
3回目に読んだ時(その時の感想はこちら)。
今ここにいる自分の根っこの部分が、
実はこの物語にあるということに気づきました。
それほどまでに影響を受けていたんだなあ、と。

灰谷健次郎さんのことを、私は詳しく知りません。
ただ、「太陽の子」との出会いが、
私の生き方のある方向性を決めたことは間違いない。
そして。
その物語を書いた方の訃報は、
少なからずショックでした。

「太陽の子」は、あと10年くらいしたら、また読もうと思っています。
私にとって、、一生読み続ける物語です。
そういう物語に出会えたことに感謝しつつ。

灰谷健次郎さんのご冥福をお祈りします・・・。

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