最近のトラックバック

« 華麗なる一族 | トップページ | 変なの・・・。 »

2007/01/18

愛し続ける物語

今回、直木賞は該当なし。

残念です。
2006年のmyベスト10に入る2作品が候補になっていたので、
楽しみにしてたんですけど。

北村薫「ひとがた流し」と、佐藤多佳子「一瞬の風になれ」。
どちらもとっても好きな話なので、
候補になっただけでも「おお!」と思いましたが。

賞をとらなくても、好きな話であることには変わりはないので、
ものすごく落胆しているわけではないけれど。
「賞」っていうのは、わかりやすいご褒美だから、
もらえるんならもらった方がいいよね、と思うわけで。


ふと思ったのです。
人の価値観はさまざまだし。
万人に等しく受け入れられる物語なんて、この世に存在しないけど。
作者の思いを受け取ることができたような。
何かが確かに伝わってきたような。
そういう幸福感を味わえる物語と出会えることは、ある。

「ひとがた流し」と「一瞬の風になれ」は、
私にとって、そういう物語でした。
直木賞という肩書きがなくても、ずっと愛し続ける物語です。
きっと、そういう物語と出会えたことが、幸せなのでしょうね。

« 華麗なる一族 | トップページ | 変なの・・・。 »

コメント

こんにちは。ほっそです。いつもブログ楽しく読ませていただいております。
今回の直木賞の選考過程を新聞で読みました。
全作品読んだわけではないのですが、(私の場合「ひとがた流し」だけ)どれかなあ~と結構楽しみにしていたのです。
でもこの結果・・・まあ仕方がないでしょう。
私的に膝をたたいたのは「ひとがた流し」に関して、「本筋に入るのが遅い・・・」ふむふむ・・・私が連載で挫折したわけはこれだったのか?

ほっそさん、コメントありがとうございます!

「ひとがた流し」の「本筋に~」という評に関しては、友人と「それはないよねっ!」と。というのは、あのささやかな日常の積み重ねがあってこそ、その後のドラマが生きてくる、と私たちは信じているからです。
そしてまた、ああいうことを書けるのは北村さんだから、なんですよね。それを否定されるのは、ファンとしてはやりきれないわけです。
まあ、誰に否定されても、私はあの物語を愛しているのでいいや、と思うことにしてます。
「一瞬の風になれ」の評もあんまりだったし・・・。今回の直木賞選考にはがっかりでした。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92733/13565549

この記事へのトラックバック一覧です: 愛し続ける物語:

« 華麗なる一族 | トップページ | 変なの・・・。 »