生む機械?
「15から50歳の女性の数は決まっている。生む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」
柳沢伯夫厚生労働相のこの発言。
バカじゃないの?と思いました。
生む機械?装置?
「機械と言うのは何だけど」って、じゃあ、何なの?
私は出産経験はないので、偉そうなことは言えませんが。
でも、厚労相という立場にいる人の発言だと思うと、
あまりの意識の低さにめまいがします。
お産って、命がけなんだということ。
母親も赤ちゃんも。
人ひとりの命を、この世に生み出すのって、そんなに簡単なことじゃない。
だから、「機械」だなんて言われたくない。
どうしてそういうことがわからないんでしょう。
自分の奥さんのことも、そんなふうに思ってるのかな。
「花のあすか組!」という漫画の、あるエピソードです。
自殺未遂で入院した主人公が、
病院で知り合った妊婦さんの出産に立ち会わせてもらう。
苦しんで苦しんで「命」を生み出す姿を見て、
主人公は涙を流しながら思う。
「命は簡単に生まれてこない。
なら、命は簡単に消えちゃいけない。」
人のことを「生む機械」なんて言う人は、
命の重さも理解できないんじゃないでしょうか。
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