最近のトラックバック

« F1開幕! | トップページ | 華麗なる視聴率 »

2007/03/19

「華麗なる一族」最終回

「兄さんを殺したのは、僕とお父さんです」by銀平

最終回、90分スペシャルのクライマックスは、鉄平の自殺でした。

銭高常務の証言で、裁判が有利に進むかと思いきや、
父・大介の差し金で、鉄平は阪神特殊製鋼の役員を解任。
そして、提訴そのものを取り下げられてしまう。
何もかもを失った鉄平は、父に自分の思いが届かないことを知り、ある決断を。
それは、家族を狂わせた忌まわしい存在・・・鉄平自身を、この世から葬り去ることだった。

印象的だった場面。
①失意の鉄平が、銀平に大介の真意を問うシーン
 去り際に、「銀平、おまえは全部知っていたんだな」
 何も言えない銀平を責めるかと思いきや、「すまなかったな」
 この瞬間の、虚をつかれたような銀平の表情がなんとも・・・。

②大介と鉄平、最後の父子対決?
 全てを失った鉄平は、最後に父のもとへ。
 しかし、大介は「どうしてもおまえを愛せない。これは、私たちの宿命だ」と。
 絶望する鉄平。
 このシーンの北大路欣也がすごかった。
 もうギリギリまできてるのに、涙がこぼれないのです。
 大介の苦悩が伝わってきて、圧倒されました。

③美馬の微笑み
 銀行の合併が完了し、パーティーが始まる直前。
 美馬は大臣に次のポストを打診される。
 喜んだのも束の間、次の金融再編を指示されてしまう。
 それは、岳父である大介を裏切ることを意味していた・・・。
 一瞬悩む美馬だったが、やがて、何かをふっきるように、微笑む・・・。
 仲村トオル、おいしいです!
 最後の最後で、あの場面。

というわけで、終わってしまいましたが。
ちょっと言いたいのは、
「いったいテーマは何だったのか?」ということ。
鉄平の遺書(早苗に宛てた手紙)のメッセージがそれだったと思うけど。
そこに至るまでの描きこみが足りなかったのではないでしょうか。
鉄平が理想に燃えたという部分の説得力がなかったし、
人の生き方についても、もっと掘り込んでほしかったなあ。
結局、豪華キャストがちょっと裏目に出たような。

ただ、やっぱり難しいなと思ったのは。
昭和40年代って、まだ「戦争」を背負ってる時代なのですよね。
そのバックボーンが感じられなかったです。
戦争に負けたという事実があって、
それだから「世界に伍する国へ」という目標があって・・・という時代。
また、鉄鋼という当時の花形産業に対する認識も、
現代ではすでにないですよね。
私ですら、鉄鋼業=斜陽の産業という印象しかないですもの。
そこで、鉄平たちの燃えた理想・夢というのを理解するのは、
ちょっと難しかったかなあ。

でも、ふと思ったのは。
あの時代の「熱さ」を、私たちはいつのまに失ったのだろうということ。
いつのまに、こんな冷めた時代になってしまったのでしょうね。

とりあえず、原作を読もうかなと思います。
山崎豊子がいったい何を書きたかったのか、興味が出てきました。


ところで、クランクアップの時、役者はキムタクだけだったけど、
山本耕史が、富良野の山の中まで、
花束届けにいったらしいですね、こっそりと。
さすが、「人たらし」の副長!(三谷幸喜「ありふれた日々」参照)
香取慎吾についで、キムタクまで落とすとは!(笑)

« F1開幕! | トップページ | 華麗なる視聴率 »

コメント

最終回、視聴率凄かったみたいですね~私の職場でも昨日はこの話題でもちきりでした。
「えげつなかったな~、あれは!」って(笑)とくに血液型のくだりは・・・あれはないやろ~って皆で盛り上がってました。

ところで、まゆさんはチェック済みだと思うのですが、今月号のTVナビで副長とキムタクの対談がありますよね~キムタクのクランクアップに富良野まで駆けつけるなんて、副長なかなかやりますね~♪気づかれないように頭からジャンバーかぶって・・ってエピソードに笑ってしまいました。

「血液型」はね、そうくるか!って感じでしたが(苦笑)ある意味、あの展開にも時代を感じましたけどね。

副長のあのシーンは、土曜日朝のテレビ(オセロが司会してるヤツ)でやってました。副長、ほんとにスタッフジャンパー着て登場してました。でも、キムタクにはバレてたみたいですけど。花束持ってた時点で(笑)
でも、そういうとこ、「らしい」ですよね。なんだかんだ言って、マメなんだよなあ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92733/14311354

この記事へのトラックバック一覧です: 「華麗なる一族」最終回:

« F1開幕! | トップページ | 華麗なる視聴率 »