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2007/04/27

夏の日のチェロ

稀代のチェロ奏者にして指揮者、
巨匠・ロストロポーヴィチが亡くなった。

2005年の夏、一度だけ演奏を聴いた。
小沢征爾のコンサートキャラバン。
縄文遺跡に響きわたったチェロの音色。

心が、震えた。

弦楽器はもともと好きだけれど、
聴いているだけで、その音色に魅せられて、
泣きそうになったのは、初めてだった。

実は、ロストロポーヴィチが「巨匠」と呼ばれる音楽家だと知ったのは、演奏を聴いた後で。
やはり、そういう人の音には「何か」があるのだ、とわかった。


訃報を聞いて、もうあの音がこの世に存在しないことにショックを受けた。
そして、たった一度だったけど、
生で演奏を聴けたことを、とても幸せだと思った。

あの夏の日、縄文の森に響いたチェロの音色を、
私はきっと一生忘れない。

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