夜の竪琴
先日読んだ、浅田次郎「つばさよつばさ」で、
函館の夜景を「夜の竪琴」と形容していた。
両脇を海に括(くび)られた函館の街は、まるで群青色の古代の壁に立てかけられた、螺鈿の竪琴である。
浅田さんは、「世界三大夜景(香港、ナポリ、函館)」をすべて制覇したけれど、その中で函館が文句なしに一番美しい、と言う。
私は香港もナポリも行ったことがないが、函館の夜景は何度か見ている。
見るたびに、そのきらめきに圧倒され、見とれてしまう。
函館という街じたいがかなり好きで、
毎年のように行っていた時期もあった。
この写真を撮ったのはちょうど3年前。
それ以来行っていない。
そろそろ函館が恋しくなってきている。
冬の函館もいいよなあ・・・と思う今日この頃。
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