ばいばい、ばっちゃ
今日は母方の大叔母のお葬式でした。
96歳の大往生だったこともあり、悲壮感はなく、
皆が和やかに談笑しているような葬儀でした。
自宅で葬儀をし、参列者が行列をつくって、お骨や塔婆を運び、お墓へ移動。
そのまま納骨をしてしまうのですが。
外に出たあたりから雪がひどくなって、みんな寒さに震えていました。
こういうお葬式は、こちらの田舎では普通なのですが、
ちょっと遠くから来た人は
「映画なんかで見るような感じですね」
と、びっくりされていました。
大叔母は、先年亡くなった祖母の妹ですが、
祖母以上に関わりが深かった人でした。
子供の頃はずいぶんかわいがってもらったし、
大人になってからも、何かと気にかけてくれていました。
年末から体調を崩していたので、覚悟はしていましたが、
もう「ばっちゃ」はいないんだなあと思うと、やはり寂しいです。
これで、私にとっての祖父母世代はすべていなくなってしまいました。
なんだか心細いような気持ちです。
お墓に行く途中、木から雪のかたまりが落ちて、
ドンッ!と、頭に当たりました。
しっかりせい!と、ばっちゃにどやされているような気がしました。
遊びに行くと、帰りにはいつも縁側で涙ぐみながら手を振ってくれたばっちゃの姿が忘れられません。
ばいばい、ばっちゃ。
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コメント
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うちの田舎も昔は、そうだったですよ。でも行き先はお墓じゃなくて火葬場。
納骨を葬式の日にしてるってことですか?
つまり火葬を先にしてる?
あ、昔の土葬だった時の名残り?
とは言え、ウチの田舎も今は行列じゃないみたいです。火葬場が遠くなったからか、道がそんな悠長な事いってられる感じじゃなくなったからか、どっちもか。
だから、霊柩車って都会に行くまで見たことなかったです。
投稿: あしか | 2008/02/28 10:30
そうですね、土葬の時の名残なんだと思いますよ。
だから、火葬は葬式の前です。葬式をすると、その足で墓地まで移動して、そのまま納骨してしまいます。田舎の方は、ほとんどこんな感じです。
もっとも、最近は自宅で葬儀を行うこと自体減ってきているので、こういう風習もいずれ廃れていくのでしょうね。
投稿: まゆ | 2008/02/28 20:03