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2009/06/15

忘れていたこと

「手術した方がいいですよ」
こともなげなドクターの言葉に、私の頭は真っ白。
それが、今回の手術の始まりでした。

私にとっては、目の手術なんて初めて。
ましてや、そんな病気なんて想定してなくて。
「なんか、コンタクト合わなくなったなあ。新しいの作ってもらおう」くらいの気持ちで眼科に行ったら、「こんなに急に視力が落ちるのはおかしい」とあれこれ検査され、不安の真っただ中で言われたのが、「手術」。
恥ずかしながら、診察室で泣いてしまいました(いい歳をして…)。

たしかに、手術としてはありふれたもので、ドクターにとってはよくある症例の一つだったのでしょう。
しかし、あまりにも簡単に言われたことが逆にショックで、しばらく立ち直れませんでした。
もうちょっと患者の身になって言ってくれよ…と思ったものです。
(それはこちらの身勝手というものでしょうかね?)


とは言え。
私も同じかなあ…と。

仕事柄、十代前半の少年少女の悩みを聞いたり、彼らが壁にぶち当たってるのに直面したりします。
もちろん、話は聞くし、時にはえらそうにアドバイスしたりもするわけです。
ただ、年々、心の底から共感することが少なくなってる気がします。
彼らが本当に悩んでいるのはわかります。
でも、「みんなそういう道を通るのよ」と、妙に悟ったようなことを考えてしまうのも事実。

しかし、私は根本的なことを忘れていました。
それが例え普遍的な悩みであろうと、どれだけ多くの人が通る道であろうと、彼らにとっては、それは「初めて経験する大きな壁」なのです。
だから、苦しいし、どうしていいかわからない。
だったら、私はその苦しさを経験した者として、もっと親身にならなくては。

もっと若かったころは、それが自然にできていた気がします。
でも、年をとるにつれて、だんだんそういう気持ちが薄れてしまっていました。
相手の身になって考えるということ…当り前のことなのに、ね。


私に手術を宣告したドクターも、悪い方ではありません。
実際、その後もさらに検査をして、きちんとした診断をしてくれたし、手術にあたってはよい病院を紹介してくれました。
それでも、こういうことがあるのだということ、自分で経験してみて、よくわかりました。
手術はやはり大変なことが多かったのですが、こういう経験をしたから気づけたことがありました。
そういう意味では、私にとって必要な経験だったのかもしれません。

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コメント

まゆさん!よかったです。。。
ご自分の大変な時に生徒さんの事を考えれるなんて…やっぱりまゆさんはすごいです。

three bellsさん、ありがとうございます。ご心配をおかけしました。
今だからあれこれ考えられるのであって、手術までは本当に自分のことしか考えられませんでしたよ。自分の小ささが恥ずかしいです。

まゆさん、手術が無事すんでよかったです。不安いっぱいだったことと思います。無理なさらずゆっくりペースを戻してくださいね。

弱っているときって、相手のちょっとした態度や言葉がこたえるんですよね。こういう感覚って、やはり経験した人でないとわからないと思うのです。傷ついた経験があるからこそ、人に優しくできる・・・て、そんな歌の文句があったような・・・?
やっぱりまゆさんは素敵な先生ですね~

EKKOさん、ありがとうございます。
健康の大切さとか、周りの人たちへの感謝とか…いろいろ思うところはありましたが、いずれも当たり前のことで。その当たり前のことを忘れている自分が恥ずかしいなぁと思った次第です。

先ほど久々に読書日記にお邪魔してこちらもと覗いてみたら・・・
まゆさん、大変だったんですね><

過去の日記まで遡って読ませていただきましたが
元本プロの皆さんの優しいコメントもたくさんで
私までなんだかあったかい気持ちになりました。
無事手術も成功したようでよかった~^^

three bellsさんやEKKOさんのコメントにもあるように
私もまゆさんはやっぱり素敵な先生だなと思いました!

はぴさん、驚かせてごめんなさい。
とりあえず、目はもう大丈夫です。でも、喉元過ぎればなんとやら…にならないよう、気をつけたいです。

人としても、教師としても、まだまだ半人前の私です。

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