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2010/03/23

大地の子

山崎豊子祭り開催中の我が家では、DVDを購入してしまいました。

放映当時は、興味はあったものの、見なかったのです。
というのは、中国からの引き揚げの話というのが、どうにも苦手だったので。

で、今さらながらあらためて見たわけですが・・・。
原作も読みましたが、基本的には原作に沿って話が展開していましたが、
かなり中国側に配慮して、ソフトな表現になっていましたね。
主人公・陸一心は、もっと過酷な目にあっているんですが、
特に中国人はずいぶん「いい人」に描かれていました。
妹・あつ子の家族もそうだし。
(実際、あれはドラマ化すると、問題が生じそうですが)
一心の元恋人・丹青も、ドラマではずいぶんいい人になってたし。

原作のエッセンスを凝縮してドラマ化したわけで、
原作を読まないとよくわからないところがたくさんありました。

でも、そんなことより、やはり役者さんたちの渾身の演技が、すばらしい。
一心役の上川隆也(当時、彼はまだ無名でしたよね)。
日本の父の仲代達也と、中国の父の・・・あれ、名前なんだっけ?
この三人の演技には、見入ってしまいました。
三人とも、涙を流すシーンがけっこうあるのですが、
その泣き方が、それぞれの人物の性格・生きざまを象徴していて・・・。

それ以外の役者さんたちも、その役に入り込んでいて、
原作を読んでいても、もうその役者の顔でしかイメージできませんでした。
あつ子もそうだし、丹青も、一心の妻・月梅も・・・。

もっと回数を増やして、もっともっと描きこんでくれれば・・・と思いましたが、
でも、印象に残る、とてもいいドラマでした。
何より、中国の大地を、河を、空をバックに描かれるドラマは、
すばらしい説得力がありました。

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