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2011/04/09

言の葉にのせて

もうじき、震災から1カ月がたちます。

「復興」という言葉が目立ち始めた矢先、一昨日夜の大きな余震。
少し上向いていた気持ちが、また沈むのがわかりました。
停電して真っ暗な中、どうか津波は来ないで、原発がこれ以上損傷しないで・・・と、祈ることしかできませんでした。

それでも、明日はやってきます。


この1カ月、いろんなことを考えました。
自分が生きている意味や、世の中のあり方まで。
それを言葉にしようとしても、うまくまとまりません。
また、私の不用意な言葉が、立場の違う人の心を傷つけてしまうことが怖くもあります。
幸い、私や家族は深刻な被害を受けませんでした。
同じ岩手県にいるのに、こんなに恵まれた生活をしていていいのか、罪悪感を覚えます。
そんな私が、被災した方々の心情に踏み込むのはルール違反ではないか。
いろいろな出来事について批判的なコメントをするのは僭越ではないか。
そう思ってもいます。

今もまだ、いろんな思いが渦巻いていて、それが言葉になりません。

震災から、朝日新聞の「天声人語」をスクラップしています。
とうてい言葉にできない思いを、必死に言葉にしている新聞記者のプロ意識に胸を打たれたからです。
言葉は発信したとたんに、自分の手を離れてしまいます。
読み手がどう受け取るか・・・どれだけ誠意をこめても、伝わらないこともあります。
「おまえに何がわかる」と言われることだって、当然あるでしょう。
それでも、何かを感じ、考え、渾身の力で言葉を選び、それを紡ぎ、伝えようとする人が、いる。
その姿勢に勇気づけられた人間が、ここにいるのも事実です。


来週から、学校も本格的に授業が始まります。
私もまた、言葉でもって、若い世代と向き合わねばなりません。
思いを、考えを、しっかりと言の葉にのせて伝えあえるように。
これからが、正念場です。

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