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2016/07/18

真田丸「受難」

こうなることがわかっていても、悲しいのはなぜでしょうか。

このドラマには、正義のヒーローは一人もいません。
長所も短所もあわせもつ人間ばかりです。
それが、見ている者の共感を得ると同時に、
時としてつらいのでしょう。
「絶対正しい」ことが描かれることがないから。

秀吉はたしかに老いてはいるけれど、狂ってはいないし、
秀次も、暗愚ではないし、狂気にとらわれてもいない(多少、精神的に不安定ではあるが)。
でも、どちらが正しいわけではない。
ちょっと掛け違っただけ。それを修正できなかっただけ。
だから、見ていてもどかしいし、悲しいのだと思う。

それは、登場人物すべてにおいてそうで。
大河でも「主人公のやることはずべて正しい」みたいな紋切り型のものもあって、
興ざめしたことも過去にはあったけれど。
「真田丸」はそうではないからおもしろくて、だからこそ時々つらくなる。
いっそ、信繁が何も間違わない人ならば、今回、もっとうまく立ち回って、関白を助けられただろうにとか、
せん無いことを考えてしまうほどに。

さて、感傷的になりすぎました。
このあと、関が原があって、さらに九度山、大坂の陣に続いていくわけですが。
どうも、このドラマは「悲劇」というものを拒否している気がしてなりません。
人の人生をそういう安易なくくりで表すことを。
それぞれの「運命(さだめ)」にしたがって生ききる人々の姿を描くことが、このドラマのねらいなのかな、と。
ならば、こちらも覚悟してそれを見届けなければ・・・と思った今回でした。

ちなみに、きりちゃんにシンクロして泣く日がくるとは思ってもみませんでした(笑)

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