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2016年11月

2016/11/29

真田丸「反撃」

きりちゃん、大活躍の巻!!(笑)

いや、いろいろありましたが、今回一番活躍したのはきりだと思うのです。
今まで何一つ報われてないのに、源次郎に頼まれれば嫌とは言えないきりちゃん。
徳川の女狸・阿茶の局相手の緊迫した場面で、あの大胆な行動!
いったい何回転がりました?
大河史上、こんなに体を張ったヒロインがほかにいたでしょうか?
そのきりちゃんが報われなかったら、私、源次郎と三谷幸喜は一生恨みますよ。

一応、堺雅人さんの発言によると、49回のラストで何かしらあるらしい・・・。
それはそれで、想像しただけで泣きそうになりますが。

ショックだったのは、茶々の表情。
別人のように変わってしまって・・・。
初めて戦に直面した衝撃と、少女のころの戦の記憶と、いろんなものが茶々をとらえてしまったんでしょうね。
大名の姫として育ち、天下人の側室となり、世継ぎの母となっても、
やはり茶々は「お姫様」のままだったんだなあ、と。
周りがそういうふうにしか扱わなかったし(むろん、周りは茶々を大事にしていたからなんだけど)
茶々自身も、そこから出て行こうとはしなかったんでしょう。
容赦なく叩きつけられた現実に、打ちひしがれた茶々は哀れでした。

もう一つショックだったのは、真田丸の取り壊し。
ああ、源次郎の城が・・・。
大坂方の心の拠りどころが・・・。

なんかもうひたすらストレスがたまる展開でしたが、
いきなり学園青春ものの風を吹かせてくれたのが牢人衆の行動でした。
ラスト、みなが信繁のもとに集まる場面。
ベタな展開なんですが、秀頼が信繁の手を取った瞬間、思わず涙が・・・。
いやだもう、ここのところ、毎回もれなく泣いてるんですけど、私。
なんなの、この大河・・・(ほめてる)

弟のことが心配だと言いつつ、お通さんに膝枕してもらってるお兄ちゃんは、
すっかりコント要員と化してますが(笑)
あそこに稲&おこうが来たら、そりゃビビりますよね。
しかし、お通さんもしたたかな・・・。
ところで、あの場面、次の「お客」は、テーマ曲の指揮者さんですって!?
いやあ、どこまで遊ぶかなあ。
攻めるところは攻めるけれど、そういう余裕があるところがいいですね。

そして、今回どうしても言っておきたいこと。
「大野治房、初台詞!!」(笑)

それはともかく。
あと3回。
公式HPで次回の予告を見て「ああああああ・・・」となってますが、
とにかく、どんなにつらくても、彼らの生き様を見届けてやる!と固く心に誓っております。

2016/11/21

真田丸「砲弾」

時が流れて、それぞれに齢を重ね、人は生きていく。
そんなことをしみじみと感じた回でした。

平野さま(この人、本気なときはスルメ抜きなんですね・笑)に誘われて、
大坂に兵糧を入れようとする信之。
彼の前に立ちはだかった、出浦昌相。
信之をとめようとする出浦さまの姿は、昌幸のようでもあり・・・。
「父」の代わりに、言っているのですよね。
うるっときた直後の、ネバネバ弾で笑ってしまいましたけれど。

一番心揺さぶられたのは、信繁と叔父上との再会でした。
かつてこの人のようになりたいと憧れた人。
調略のために人の道を外れた叔父上は、信繁にその道を強要することはなかった。
あの頃も。今も。
家康からの書状を読まなくていいと言い、破り捨てた信繁を見て満足そうに微笑む叔父上。
源次郎がこの人を慕ったのは、間違ってなかった。
よかったね、源次郎・・・。

信尹叔父上といい、出浦さまといい、昌幸世代(親世代)の人たちが、
昌幸亡き後、真田の家を背負う兄弟をしっかり見守っている様子に、もう胸がいっぱいでした。
そして、信之も信繁も、それぞれ立派に成長していて・・・。
一年という長い時間をかけるドラマの醍醐味を、しっかり味わわせてもらっています。

もう一人、成長した人、きりちゃん。
今回のきりちゃんの表情のせつなかったこと。
茶々の部屋に向かう信繁を見送るまなざし。
年若な侍女たちを励ます笑顔。
そして、茶々を必死に抱きとめる姿。
初期のころの、自分の思いをストレートにぶつけるだけの女の子じゃなくて、
相手の気持ちも斟酌できる、大人の女になったのですねえ。
そんなきりちゃんには幸せになってほしいです。
ここまでくると、何が彼女の幸せなのかはよくわかりませんが。

一方、いい年して夜討ちの相談してる五人衆プラス1(笑)
この人たち、完全に男子グループのノリで、見てて楽しい。
勝永さま、刀を取っては二刀流!
何やってもかっこいいから許すわ。

ところで、最終回の副題が「ない」というのがネットで話題になってます。
これまた前代未聞ですが・・・。
あと4回で終わってしまうのか~。
ロスがすごいだろうなあ(苦笑)
でも、こんなに熱中できる大河ドラマに出会えたこと、ほんとに幸せだなあと思う今日この頃です。


2016/11/14

真田丸「完封」

合戦シーンを見ていて涙が出るって、何なんでしょ、このドラマ(苦笑)

かっこいいじゃないですか、幸村。
ほんとは心臓バクバクだったけど(笑)
いやもう、主役は間違いなくあなたです!

大助の高砂も、内記の奮戦も、感無量でしたが、
なんといっても上杉主従!!
お屋形様がそれ言いますか!
「日の本一の兵オオ!」
もうね、涙腺決壊しましたよ。
お屋形様の涙と笑顔もよかったですが、直江のうれしそうな顔も。
なんだかんだ言って、直江も源次郎のことかわいいんだよねえ。

かわいいといえば、幸村は、初陣の木村重成のこと、かわいいんでしょうね。
いろんなこと教えようとしてるの、わかります。
だから、初陣で不安であろう重成にだけ、「初めてだ」と打ち明ける。
いいなあ、こういうこと。
ただのスーパーヒーローを描きたいわけじゃないってのが、よくわかります。

開戦前、櫓の上で幸村と内記が井伊の赤備えの話をする場面。
もちろん、来年の大河へのエールなんだけど、
「真田丸」じたいが、それぞれの家や人の、「それぞれの物語」を大事にしてきたドラマですよね。
だから、物語に厚みがあるし、単なる悪役っていない。
徳川の物語も楽しみだし、上杉だって源次郎が上杉と戦うのを回避したんだろうなって、そこまでわかってて涙したんだろうなってわかる。
ほんと、すごいドラマを見せられてます。

ところで、今回、何と言っても毛利勝永!!!!!
ハート、撃ち抜かれました(笑)
かっこいい~~~~!

そして、久々に登場したと思ったら、一番ヤバイ場所に行っちゃったきりちゃん!
いや、ドラマ的にはその方がいいんだろうけど、
きりちゃん、死なないよね・・・。
幸村が、きりを見たとたん、源次郎に戻っちゃうところが大好き。
しかし、茶々の羽織姿にはドン引きでしたね(苦笑)

久々に登場と言えば、福島正則と平野さま。
「長生きしような」ってあんたたち・・・。
あの二人に乗せられて、兵糧を送ろうとする兄上も(笑)
おこうさん、できた嫁だけど、そばはもう源次郎たちは見たくもないと思うよ(笑)

あ、そうそう、佐助、赤備えの衣装になってよかったね~。

個人的には、土曜日の「ブラタモリ」見たので、
真田丸の高低差とか、空堀の大きさとか、臨場感あってよかったです。

いやあ、書いてるうちにいろいろ思い出して、また興奮してきました。
つくづく、「真田丸」を見てきてよかったです。

2016/11/07

真田丸「築城」

最終回も視野に入ってきたこの時期に、攻めますか。

大河って一年やるから、どこかでテンション下がる時期が来るもの。
でも、これでもかと攻め続ける脚本・演技・演出・編集。

真田丸全景で鳥肌。
「この城の名は」「真田丸よ!」で、さらに鳥肌。
その直後の「真田丸」題字とOPテーマで、うわ~っとなって。
挟み込まれる次回予告でさらにうわ~ってなって。
赤備えに馬のいななきで、完全に涙目に。

ここまで、一回も欠かさずに見てきて、ここにたどり着いてよかったと、しみじみ思いました。
こういうドラマに出会えて、幸せです。

そして、どの登場人物にも、きちんと愛情をもっている温かさ。
姉上のあの記憶喪失設定が、こんなふうに回収されるとは。
人生に無駄なんかないんだね。
大野修理もきちんと血の通った人物にしてくれて。
気になるのは、弟・治房が、いまだに台詞が一個もないことです(笑)

いよいよ次回、冬の陣。
幸村の戦いっぷりも楽しみですが、
ここ二回出番がなかったきりちゃんは登場するでしょうか。
一応、ヒロインなんだからさ・・・。

2016/11/01

真田丸「軍議」

三谷幸喜の真骨頂。
メインはまさに「軍議」。
足並そろわぬ侍大将五人がああだこうだと。
それだけで、1話。
もう残り何回だよというこの時期に。
でも、それが面白いのです。

それぞれの思いを抱えて大坂入りした五人衆。
そのバックボーンや、キャラがどんどん見えてくる。
軋轢もあるけれど、それを乗り越えて心は一つに!
って、どんな青春モノだよって感じですが(笑)
でも、素直に感動しちまいました。

そのMAXは、大野治長!
初めてじゃないですか、彼があんな描かれ方したの!
有楽斎をやっつけて、おお~!すごい!
と思ったら・・・急転直下、でしたが。

しかし、限定された場での人間ドラマを書かせたら、
三谷幸喜の右に出る者はいませんね。
感服いたしました。

あとは、兄上の弟を思う気持ちに感動したり、
使者が松姉上で大丈夫?と思ったり、
でも、本音を託せるのは松が最適だよねとか、
いやあ~!きりが出てない!とか、
いろいろありましたが。

衝撃的だったのは、茶々の「愛した人たち」の中に、殿下はいなかったという事実でした。
柴田の父上でさえ入っていたのに。
どうも、茶々が一番わからないです。
登場人物にはきちんとストーリーを作る脚本なのだけど、彼女のストーリーが見えてこない。
ただのワガママ女に描いていないのはわかるんだけど。
浅井三姉妹では茶々がごひいきなので、気になります。

ところで、撮影はクランクアップしてしまったのですね。
打ち上げも三次会まで盛況だったよし。
みなさま、たいへんおつかれさまでした。
でも、寂しいなあ。
旦那にクランクアップの話をしたら、
「やっぱり今年で終わるんだ・・・」
もう1年くらいやってくれても、全然かまいませんけど

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