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2016/12/12

真田丸「前夜」

昨日、見終わってから一時間以上、いろんな場面を思い出しては泣いていました。

まずは、きりちゃん。
抱きしめられてるのに「何してるんですか」「遅い」
キスされてるのに、ふがふが文句言ってたり。
とってもきりちゃんらしいラブシーンでした。
あのナレーションも最高(むしろあのナレで泣かされました)。
「生涯のパートナー」という設定、よくわかりました。
私たちは源次郎の視点で歴史を見てきたわけだけど、
そんな源次郎をきりちゃんの視点で見てきたんだな、と。
しかし、こんなにディスられて、のちに賞賛される大河ヒロインが今までいただろうか。
きりちゃん、ブラボー!

それから、兄上。
衝撃の「黙れ、小童!!」返しはご愛嬌として。
弟との久々の再会。
あのやりとりを見ていてわかったこと。
信之にとって「犬伏の別れ」ではなく、「犬伏の誓い」だったのだ。
何があっても、父と弟を守る、という誓い。
真田の家のためだけでなく、大事な家族だから、絶対守るという誓い。
兄上は、あの時、そう自分に誓い、それはいまだに生きているのだ。
そして、兄上の前で、すっかり「源次郎」に戻っている信繁。
お兄ちゃんにだから、「酒を酌み交わしとうございます」ってわがまま言えるんだよね。
この兄弟はどこまでも・・・(涙)
さらに、叔父上のほっぺぺちぺちにも涙。

もう一人、忘れちゃいけない真田のきょうだい、松姉上。
「三人でお茶でも・・・」という台詞。
あの苦難を乗り越えた姉上の言葉だからこそ、胸にしみました。
そうかあ、おとりさんの血を一番濃く受け継いだのが、姉上だったのかも。
まさか、姉上に泣かされる日が来るとは思ってなかったよ・・・。

夏の陣が始まってしまいました。
誰が亡くなるかもわかっているし、史実なんだからしょうがないのに、
人が死んで、こんなにつらい戦国ものは初めてです。
今も、これ打ちながら、思い出し泣きしてます(苦笑)
後藤又兵衛も木村重成も、名前だけは知っていたものの、お話の中の人というイメージでしたが、
実在したんだなあ、一生懸命闘ったんだなあ、と。
五人衆はじめ、大坂方の人たちも、類型的ではなくて、それぞれにドラマをもった人間として描かれていて、
だからこそ死んでいくのを見るのは、とてもつらいです。

徳川方も同様で。
家康はじめ、みんな長所も短所ももってる人間で。
だから、敵方なのに、憎めないのです。

そうそう、伊達政宗とのあいだに、そういうドラマをもってきましたか。
秀吉編のときに、信繁と正宗のシーンがあって、ちょっととってつけたような感じがしていたのですが、
それがここでつながってくるわけですねえ。
いやいや、お見事です。
「ずんだ」には和みました(笑)

私たちは歴史を逆から見ているので、「結果」を知っている。
「だから負けるんだよ」「あれが原因だ」と言ってしまうのは、簡単。
でも、その時代を生きていた人たちにとっては、そこが「今」。
先のことなんてわからないし、最善と思えるやり方で生きていくしかない。
信繁たちもそうだったんだろうな、と思うわけです。
だから、私も「結果」をあまり意識しないで、彼らがどう生きたかを見ようと思っています。
(もっとも、最善の策と思ったものがうまくいかなかったり、戦をしたくないのに戦が始まってしまう・・・という恐ろしい状況から、学ぶべきものはありますけどね)

と、まじめなことを書いておいて、なんですが。
・大野治房、主な台詞は「よぉ~し!」
・平野さま、スルメかじってた。ってことは、やさぐれモード再発。
というところも、何気にツボでした。

さて、まさに泣いても笑っても、あと1回。
とにかく、作る側の熱量に負けないように、全力で見ようと思ってます。

実は、「あと1回」という動揺に耐えかねて、DVDポチってしまいました・・・。

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コメント

最終回が観たいような、観たくないような。
やっぱり観たくない。。。観るけど(笑)

いろいろな思いがぎゅっと詰まった回でしたね。
最初から観てないとわからない伏線の回収もあったり。
<「黙れ、小童!!」

NHKの「あさイチ」で三谷幸喜さんが、
有働さんのナレーションの第二位に
49回のきりと幸村のシーンを上げていました。
本当に、やさしさにあふれていましたよね。


ひなたさん、いよいよですね。
明後日が最終回という事実に動揺しつつ、
登場人物たちを最後まで見届けようと腹はくくりました。
三谷さんはじめ、役者さんもスタッフさんも、
皆が「真田丸」を愛してますね。
いいドラマと出会えて幸せです。

  まゆさん、長い旅路が終わりました。信繁にとって、知恵と力を出し尽くしたこの一日は決して悔いは残らなかったでしょう。
 兄上と正信さんのお芝居が本当に! 素晴らしかった。この物語を締めくくるに相応しいものでした。
 本多佐渡が「御免」と万感の思いを込めて立ち去る所も。
 六文銭は、もう、・・・感涙もの。兄弟二人の絆を実感しました。終わった所で、何故、あの蘭学者の名前が??? 二百数十年を経て、徳川に復讐したのかしら。

 「新選組!」もそうでしたが、信繁も結局、時代の流れに逆らい、その後の太平、発展の礎になってしまったのですね。豊臣も、トップがこれではね~。噂を信じるって、ツイッターの「拡散希望」のデマを鵜呑みにする様な物! 牢人を雇う時点で、そういうリスクは背負ってます。こんなみっともない終わりを迎えるとは。秀頼が出陣してさえいれば卑怯者の汚名を着る事もありませんでした。淀は都合のいい様に、信繁の「遺言」を解釈してますね。恩顧の大名が誰も味方しない時点で、諦めて徳川に跪いていれば、「無駄な人死に」は避けられた筈です。映像を見る限りでは史実通り、穀物蔵に籠ったと見えますね。

 それと、信繁の人生に於いての転換期。それは秀吉が死んだ時、秀頼の馬廻りとして仕える道を選ぶ事でした。彼が一万九千石の知行を持つ、独立した旗本で、関ケ原に臨んでいたとしたら。少なくとも、九度山に流される事もなく、大坂城で秀頼に仕えていたでしょう。父親のいない秀頼に大きな影響を与えたかもしれないし。大坂の陣、そのものが無かったかも、と夢想してしまいます。ただ、信繁は平穏無事な後半生を送っておしまい、という感じになりそうですけど。

 ああ、あのシーンもこのシーンも、頭を駆け巡っておりますが、真田丸はリフレインが多いです。武田勝頼の自刃と豊臣の最後、重なりますね。秀忠も(小憎らしい奴!)真田家の危機にパッパが駆け付けるのに重なるし。もう、語り出すと止まりませんが、脚本の伏線の見事さに感動を覚えています。
 本当にと心からの感謝を、この作品に関わった全ての方に捧げたいです! 

まるさん、長い旅路もとうとう終着点。
私は、信繁のあの微笑みにすっかりやられました。
彼は、自分の宿命を生ききったのだな、と。
そりゃあ、思う通りにはいかなかったけれど、人生なんてそんなもんじゃないですか。
それで最後に微笑えるって、かっこいいな、と。
実は、源次郎のことを「かっこいい」と思えたのは、初めてかもしれません(笑)

「真田丸」は、家康のあのムチャクチャな伊賀越えがあったのが、本当にヒットでした。
あんなヘタレな家康を見てるから、ラスボス感増していっても憎めなかったし、
今回の七十過ぎとは思えない逃げ足の速さももう最高。
内野さんの芝居が達者なのはわかっていましたが、
あそこまで演じられると、参りました!って感じです。
真田を応援してるんだけど、徳川も嫌いになれなくて・・・という、
今までの大河にない葛藤を味わいました。
それにしても、あの秀忠のドヤ顔!(笑)

豊臣はダメダメな面が強調されて描かれていましたが、
やはり一代で成り上がったものの悲しさですね。
徳川は、譜代の家臣もいて、殿様が代替わりしても、家臣団も代替わりしつつ、きちんと「家」を守る土台がある。
一方の豊臣は・・・。
でも、そういうのも歴史を俯瞰して見えてくることであって、
当事者にはどうしようもないときもあるんですよね。
ただ、馬印を持って帰ったことだけは、失策だよ、修理~!!

ともあれ、この大河ドラマで、「真田」の名は、また後世に語り継がれることになるでしょう。
ほんと、すごいドラマを見せてもらいました。
一年前は、こんなことになるなんて、予想もしてませんでした。
三谷さんのホンって、すごくうまくいくか、すごくスベるか、どっちかだから、不安の方が強かったし。
ただ、主役は堺さんだし、家康は内野さんだから、大丈夫・・・かな・・・??という感じで。
それが、こんなに充実した大河になるとは!

まだまだ書き足りないことがあるので、もう少しまとめを書きたいと思います。
よろしければ、お付き合いくださいませ。

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