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2016/12/22

「真田丸」まとめ~まるで奇跡のような~

始めの2~3回を見て、強烈に感じたのは、

 「役者さんたちがすごく楽しそう!」

ということでした。

コミカルなシーンだから楽しそうなんじゃなくて。
どの役者さんも、心からその役を楽しんで演じているなあ、と。

それは回を追うごとに強くなっていって、
みなさん、自分の役と、この作品世界を本当に愛しているんだと感じられるようになって。

だから、見ているこちらも、すごく楽しかったし、自然に愛情を注ぐようになっていきました。
そうして、いろんな役者さんたちに注目させられました。

 「もうこの役は、ほかの人が演じられないんじゃないか」と思うようなはまり役になったり。
 「この役のハードル、めっちゃ上がったなあ。次に演じる人、気の毒」とため息をついたり。
 「この人、こんな役ができたんだ~(失礼!) すごいすごい!」
 「こんな役者さんがいたんだ~。なんで今まで注目されなかったんだろう」

どの役のどなたのことかは省略しますが(たくさんいて、書ききれない)、
生き生きと演じている役者さんたちを見ているのは、本当に気持ちがいいものです。

また、さまざまなイベントも開かれましたが、
役者さんたちがすすんで出演・参加を表明してくれたと聞いています。
これもまた、なかなかないことですね。

役者さんたちがそんなにも「真田丸愛」を抱いたのは、
一人ひとりを血の通った人間として描ききった脚本の力と、
それを映像化するのに力を惜しまなかったスタッフさんたちのおかげでしょう。
役者さんたちも人間です。
彼らの心を揺さぶるような脚本とスタッフの情熱がなければ、「真田丸」はあり得なかった。

「真田丸」を作るのに必要な力が理想的な力で結集したからこそ、
あの奇跡のようなドラマが成り立ったのだと思います。

そして、視聴者として、その「奇跡」を目の当たりにできたこと、
一緒に笑ったり泣いたりしながら、「真田丸」を愛することができたのは、
本当に幸せだったと、心の底から思うのです。


こんな素敵な大河ドラマを世に送り出してくれた三谷幸喜さん、
スタッフのみなさん、キャストのみなさんに心からの感謝を。
本当にありがとうございました。

それから、私のつたないらくがきを読んでくださったみなさんも、ありがとうございました。
一応、これにて私の「まとめ」は終了です。
まあ、総集編を見て、何かつぶやく可能性はありますが(笑)


最後に。
私にとって『ベストof 大河ドラマ』は、ずっと「独眼竜政宗」だったのですが、
今は、「真田丸」がマイベストです!

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コメント

こちらにもお邪魔します・・・

実はずーっとここのまゆさんの「真田丸語り」を楽しみに毎週読ませていただいてました。大河はここ何年もハマることなかったのですが、この「真田丸」は毎週楽しみで最後まで完走できました。さすが三谷さん!素晴らしかったです!
そして、まゆさんの熱いまとめを読んで首をぶんぶん縦にふってうなづいています(笑)そうそう、役者さんたちがとても生き生きしてましたよね~。ヒーロー不在というのも超納得です。優れたドラマって、脇役にもきちんと人生が与えられているものだと思うのです。そういう意味でも本当に素晴らしい脚本でした。

私的には、最終話では、秀忠が助けにきたくだりで「うおー!」と唸りました。源さんの笑顔がこれ以上ないほど輝いてたのは憎らしかったけど(笑)、徳川勝利、豊臣敗北の象徴として秀忠を使った三谷さんの解釈に参ってしまいました・・・

まゆさんのびしっと的を得た解説、本当に読んでいて楽しかったです。1年間ありがとうございました。
(コメント遅くなってごめんなさい・・・ようやくコメントできて良かった・・・!)

EKKOさん、読んでくださっていたのですね!
うれしいです~。

もう、一年間、「丸」「丸」言ってた気がします(笑)
でも、自分の感想読み返してみたら、最初はかなり控えめに書いてましたね。
一回目からかなりはまったのですが、「私だけだったらどうしよう?」と思ってたみたいです(笑)
途中から、完全にふっきれましたけど。

年が明けてから箱丸見始めたのですが、相方いわく
「第一話と最終話が、ちゃんとリンクしてるんだな。すごい」
ほんと、50回もあるのに、破綻してない。
テーマも一貫してるし、ドラマの方向性がブレてない。
すばらしい脚本だと、あらためて感動しました。

後半からはツイッターにも参戦して、放送終了後にあれこれつぶやいて、
あとでブログにまとめる・・・という、めんどくさいことをしていたのですが、
それが全然苦にならないくらい、熱中していました。
そういうドラマに出会えたことに感謝です。

つたない感想ですが、50回完走(ダジャレじゃないですよ~)できたのも、
それだけの熱をもてたということが、個人的にうれしかったです。

またそういう大河ドラマに出会えることを祈りつつ。

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