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2017年4月

2017/04/13

その強さこそ

浅田真央が休養中のある試合を見て、ひどく驚いたことがある。

全然、違う。

浅田真央みたいなスケーティングができている選手がいないのだ。
彼女があたりまえにやっていたことが、どれほど高い水準だったのか、
そのとき初めて気づかされた(遅すぎる)。

復帰してからの彼女は、どこか無理をしているようで、ちょっと痛々しかった。
「無理」ではなかったのだろう。
きっと必要なステップだったのだ。
昨日の記者会見を見ていて、そう思った。

一番印象的だったのは、最後に涙をこらえて後ろを向いて、
精一杯の笑顔で振り向いた場面だった。

強いな、と。

その強さで、世界を舞台に闘ってきたんだなあ。
あの真央スマイルは、そんな強さに裏打ちされていたんだ。
スケート人生を通して、あんなしなやかな強さを身につけたなんて、
最高にかっこいいじゃないか。
ソチでのフリー演技を、私は一生忘れられないだろうけど、
昨日の笑顔も忘れられないだろうな。

浅田真央さん、おつかれさま。
その強さこそ、最強の財産です。
これからも、笑顔で人生を楽しんでくださいね。

2017/04/04

「精霊の守り人Ⅱ」を見終えて

ちょっと遅くなりましたが、感想など。

大河ドラマは、役者さんが一年という長い時間、一つの役を演じとおすので、
時間がたつにつれて、役になじんでいくというか、役と一体化していく過程を見るのが楽しいのです。
このドラマも、「大河ファンタジー」と銘打っているだけあって、
やはり時間をかけて撮るドラマのおもしろさというのが、感じられるようになってきました。

もちろん、Ⅱだけ見ても、話にはついていけるのですが、
まだ手探りで演じていた頃のⅠを知っていると、Ⅱの充実ぶりに感動してしまうのです。
長い時間、一つの役に取り組む役者さんの力を感じます。

ところで、今回の原作になった「神の守り人」を再読しました。
どこまでが原作通りなのか、記憶が定かでなかったもので。
やはり私の記憶はかなり怪しくて、原作どおりと思っていたシーンが全く違っていたり、その逆も(苦笑)
ただ、物語を流れている「人の思い」は、たしかにドラマに受け継がれていました。
そして、読みながら、脳内ではドラマのキャストが生き生きと躍動しておりました。
やや原作のイメージと違う方もいましたが、そこはそれ。
あまり違和感を感じずに読めたのは、ドラマが多少の設定の変更はあったにしろ、
原作が描きたいものは何なのかというテーマ性を、しっかりとらえていたからではないかと思っています。

ここ10年?20年?で、「ファンタジー」の受けとめられ方はだいぶ変わったと思います。
(かく言う私も、以前は「ファンタジー苦手」と公言しておりました。)
それでも、やっぱり「ファンタジー」と明言して、真っ向からドラマ作りに挑んだNHKには敬意を表したい。
そして、NHKを本気にさせる物語を生み出した上橋菜穂子さんは、やっぱりすばらしい。
そんなことをつくづく考えさせられたシーズンⅡでした。

そして、シーズンⅢはいよいよバルサがカンバルへ・・・!
槍舞いもあるというし、戦が始まってしまうし、ということはタンダも・・・!
なんとしても最後まで見届けねば!という気持ちでいます。


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