F1 2007シーズン開幕!
初戦・オーストラリアGPは、フェラーリのライコネンのポール・トゥ・ウイン。
ライコネンは、マクラーレンから移籍しての初勝利。
フェラーリは、帝王・シューマッハ引退後の勝利で、
マシン性能をアピールできたわけで。
M.シューマッハがフェラーリに移籍してからの数年。
F1を見るたびにワクワクした。
私はウイリアム時代のシューは、あまり好きじゃなかった。
あまりに正確にラップを刻み、確実に勝つというのが。
「勝って当たり前」というのは、つまらない。
そのシューが、「跳ね馬」フェラーリに移籍。
当時は、フェラーリはマシントラブルの連続で、
アレジなんか全然乗りこなせなくて、えらい目に遭っていた。
果たして、シューは暴れ馬を乗りこなせるのか?
実際、最初は全然うまくいかなかった。
ポテンシャルは高いけれど、安定性の悪いエンジン。
繰り返すトラブル、トラブル、トラブル!
あのシューマッハにして、リタイヤの連続。
その暴れ馬が、本来の力を生かせるようになったのはいつからだったか。
開発スタッフと、現場のクルーと、ドライバーとが、
試行錯誤を繰り返し、暴れ馬は甦ったのだ。
その過程は、見ているだけでワクワクした。
一戦ごとに、確実に向上しているマシン。
一糸乱れぬピットクルーの流れるような作業。
そして、マシンのポテンシャルを最大限に引き出し、コントロールするドライバー。
フェラーリの時代の再来!
そして、シューマッハは真の帝王になった。
正直言って、「跳ね馬」が安定してからは、ちょっと興味を失ってしまったけど。
でも、シューのすごさは実感した。
性能のいいマシンで勝つだけでなく、
いいマシンを作り上げてしまったドライバー。
そんなことができる人が、どれくらいいるのだろう。
2007シーズン。
帝王不在は寂しいけれど、新しい力の台頭を楽しみにしている。
最近のコメント