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心と体

2010/12/21

ホッとする場所

以前住んでいた町でかかりつけにしていたクリニックに、3か月に一度くらい通っています。
私の持病の専門の診療科が、このあたりではそこしかないので。
まあ、車で30分だし、慣れた道だからそんなに苦じゃないし・・・と。

そこには、風邪引いたとか、火傷したとかで、しょっちゅうお世話になっていたので、ドクターはもちろん、看護師さんたちもみんな顔見知り。
今ではたまにしか行きませんが、みんなすごく温かく迎えてくれて、心がなごみます。

夏頃、心身ともにボロボロだった時も、本当に親身になって心配してくれて、励ましてもらいました。

先日、検査のために夏以来の通院をしましたが、みなさん余計なことは言わず、でも、笑顔で優しく迎えてくれて、そこにいるだけでホッとしました。

子どもの頃から、なにかと病院にはお世話になりっぱなしの私。
ああ、この病院でよかった・・・と思うこともあれば、正直、二度とここには来たくないと思うこともあります。
それは、設備だけの問題ではなく、そこで働く人たちの心もちがそう思わせるのではないか、と。

病院に行くとき、たいていの人は、からだも心も弱っています。
病院は、そんな「弱っている人」たちがホッとできる場所であってほしいと思うのです。

2010/07/13

あした天気になぁれ

何かを乗り越えたわけでもなく、
心の整理がついたわけでもありません。

今でも何かを語ろうとすると涙がこぼれるし、
ふいに激しい怒りの感情にとらわれることもあります。
自分を責めずにはいられない時もあります。

今年は、あまりにもいろんなことがあって、
弱っていた私は、ちょっとヘトヘトに疲れてしまいました。
しばらく、心身のメンテナンスに専念する決意をしました。
無理を重ねても、この先生きていけない。
まず、自分が心身ともに健康でないと・・・。

と言っても、何をしたらいいのか、よくわからないのですが(苦笑)

ドクターに言われたのは、
「『治る』んじゃなくて、『生まれ変わる』んですよ」

あせらず、時間をかけて、もう少しだけたくましくなりたいです。


優しい励ましの言葉をかけてくださったみなさん、ありがとうございます。
黙って見守っていてくださったみなさん、ありがとうございます。

今はどしゃ降りでも、やまない雨はないのだから。
「あした天気になぁれ」と子供のように唱えながら、
一歩一歩進んでいこうと思います。

2010/07/09

青空

青空を見ていると、あの子がどこかにいるような気がします。

泣いてしまうことはまだあるけれど、
あの子を授かったことを、感謝しています。

うちは、2階建てですが、階段がものすごく急です。
「子供が産まれたら、この階段危ないなあって思ってたんだけど」
というと、夫は「その時は、引っ越すつもりだった」
は? 引っ越すって、どこに?
どこか、もっと安全な家に。

そんなこと無理でしょうって笑ったけど、
夫は夫でいろいろ考えてたんだなあって嬉しくなりました。

悲しい思いもしたけれど、私たち夫婦は、今までとは何か違います。
お互いが本当にかけがえのない存在だと再認識したし、
今までよりもっと隔てがなくなったような気がします。
これは、あの子からのプレゼントでしょうね。

梅雨空の合間に見える青空から、
こんな私たちをあの子は笑って見ているのでしょう。

2010/07/06

時間が経てば

あまり生々しい話や、重い話は書きたくないし、
不幸自慢をするのは趣味に合わない・・・と思っているのですが。
たまに、どうしようもなくなって、ブログにぶちまけてしまいます。
読んだ人は困惑するだろうな・・・と思いながら。
驚かせてしまってごめんなさい。


妊娠はものすごく望んでいたことでしたが、
それが現実になった時は、かなり動揺しました。
夫といろいろ話し合って、ようやく現実を受け止める覚悟をした頃、
あの子は去っていってしまいました。
その現実を受け入れるのは、想像していたよりずっと大変で。
気持ちが乱高下を繰り返しています。
理屈で説明できない気持ちの揺れに振り回されています。


たくさんの人に、心配をかけてしまっています。
たくさんの人に、守られています。
いろんな人たちの心遣いに感謝しながら、
その感謝もうまく伝えられない今の私です。

時間が経てば、きっと、元気な私に戻れる。
涙を流す回数も減る。
「大丈夫だからね」という夫の言葉に支えられて、
一日一日を過ごしています。

2010/07/03

夜の病院で

流産が確定的になった時、主治医の先生はおっしゃいました。
「2日後にもう一度だけ検査しましょう。それで反応値が下がったら、残念だけど・・・」

その夜、出血したので、病院へ。
産婦人科の当直の先生は、カルテを見るなり開口一番、
「もうダメだろうって説明は受けてますよね」
そして、内診後。
「流産です。今朝の時点で流産と診断していいくらいです。
 ごく初期で、よくあることです。原因は特にありません。
 そうですね、あえて言うなら年齢ですね」

医者は淡々と言います。
「この年齢で、普通に妊娠出産は無理です。
 これからも、何度も同じことを繰り返すだけですよ」

頭の中が真っ白になりました。
40代前半の私です。そのリスクは承知しています。
でも・・・。
私が子どもを望むことが、大それたことだったのだろうか。
私が奥さんでなければ、夫は父親になれたのに。
私でなければ、この子は生まれてこれたのに。

「出血が始まってるので、このまま自然に流産する可能性が高いですね」
という医者に、夫が「出血を止める手立てはないんですか」と尋ねると、
「ありません。生理と同じなんだから。
 生理を止められる人はいないでしょ。」

夫だって、わかってるんです。
でも、授かった命を助ける手段はないのかという切実な思い、
そして、私のからだを守りたいという一心で言ってるのに。

診察室を出てから、待合室で、夫にすがって号泣しました。
「ごめんなさい。ごめんなさい。」と繰り返す私に、
「謝らなくていい。謝ることなんてない」と言う夫の目も潤んでいました。


医学的に、医者の言葉は間違っていないと思います。
主治医の先生からも、同じようなことは言われていたし、
流産の診断が出てからも、きちんと説明は受けました。
それには、納得しています。
今は、ときどき泣いてしまったりもしますが、
自分でも意外なほど元気にしています。

でも、あの夜、自分の存在をすべて否定されたような気分になったことは忘れられません。
医者にとっては当たり前のことかもしれません。
ただ、患者にも心があるのだということは、わかってほしいものです。

2010/06/30

優しい子

流産してしまいました。
早期流産ということでしたが…やっぱりショックです。
遅い結婚だったので、子供をもつことは半ばあきらめていたのが、思いがけず授かって、本当に嬉しかったのです。
でも、思いもよらない早さでいなくなってしまいました。
何もできない自分が悔しくてなりませんでした。

普通なら、妊娠したことも気づかず、そのまま流産していただろうと言われました。
あまりにも体調がおかしく、病院に行って指摘されて気づいた妊娠でした。
「ここにいるよ」と教えてくれていたのでしょう。
もともとひどい生理不順やその他の理由で、妊娠は難しいだろうと思っていたので。
私でも授かることができるんだ…という喜びと、好きな人の子供がお腹の中にいるという幸福感は忘れられません。
そして、自然流産になってしまった結果、私の体には一番負担のかからない形で去っていきました。
優しい優しい子でした。

何もしてあげられなかったけれど、私たちのところに来てくれて、本当にありがとう。
たくさんのことを教えてくれてありがとう。
あなたのことは、一生忘れないからね。

2009/07/18

体のこと

先月手術した目のほかにも、ある病気の診断をされ。
内科的に治療が必要…ということで、かなり気が滅入ってました。長期戦になりそうだったので。

2ヵ月、食生活を改善して、なるべく体も動かすようにして、再検査を受けた結果、かなり数値は改善されてました。
この生活を維持できるなら、薬は飲まなくていいですよ…と言われ、現在も継続中です。

本当に、年を取ると、いろんなところにガタがくるなあ〜と(苦笑)
若いときに、好き勝手な生活をしてたツケですね。
もっと体の声に、ちゃんと耳を傾けていたらなぁ…と、後悔。

一番つらいのは、お酒を好きなだけ飲めないということ。
旦那サマと一緒にお酒を飲むのが、すごーく好きだったので。
でも、お酒を飲んで寿命を縮めるより、お酒を我慢してでもダーリンと長生きしたいので、頑張るのです(笑)

2009/07/11

手術のこと その2

白内障の手術後に、人に一番聞かれたのが、「手術のときは見えるのか」ということでした。
これは、前回も書きましたが、「見えます」。
が、手術中は目に強い光を当てられているので、実際はその光しか見えません。
ただ、目を開けていないと手術ができないわけで。
目は閉じないように、機械で押さえています。
私は2回目の手術の時、終り頃にその機械がはずれたみたいです。
何事もなかったですけど。

もう一つよく聞かれたのは、「麻酔はどうなってるのか」ということ。
もちろん、全身麻酔なんかじゃありません。
目薬の麻酔を使います。
で、眼球の感覚がなくなります。
触られても、わかりません。
これは検査の時に一度経験したので、安心できました。

それから、「痛くないのか」。
全然、痛くないです。
ただ、術中に2~3回、ちょっと嫌な感覚はありました。
手術の説明を受けたとき、ドクターには「押されるような感覚」と言われましたが、それよりはちょっと不快感は強いかな。
歯医者で、歯を削ってるときに、神経に触るあの嫌な感じ。あれに近いかも。
でも、「痛み」という感覚ではないです。
我慢できないほどのものではありません。


看護師資格をもってる友人は、
「看護学校時代、手術の映像を見て、眼科にだけは行きたくないと思った」
と言ってたことがありました。
本当に、「目の手術」というのは、理屈じゃなく恐怖を感じますね。
私もそうでした。本当に嫌で嫌で・・・。

でも、実際は、本当に苦痛もなく、時間も短く、拍子ぬけするほどでした。
(私がいいドクター&病院に当たったというだけかもしれませんけど)

何より、手術後の見えるようになったときの、「世界が明るい!」という感動は、一生忘れられないでしょう。
見えなかった時の暗い気分が、パァーッと消えていくのがわかりました。


手術からもう1か月。
おかげさまで、経過は良好です。
まだ目薬は続けなければなりませんが。
「見える」ことに感謝しつつ、日々を過ごしています。

2009/07/05

手術のこと

先日、白内障の手術を受けました。

白内障とは、水晶体が濁ってしまって見えなくなる病気です。
手術としては、濁った水晶体を超音波で破壊して吸引し、新しい眼内レンズを入れる・・・というものになります。
通常、両目を手術すると2週間の入院が必要と言われるようですが、私はそんなに仕事を休みたくなくて、日帰り手術が可能な病院を紹介してもらいました。

手術当日は、お昼過ぎに病院に行き、点滴&目薬の点眼。
約1時間後に手術開始。
手術そのものは15分程度で終わり、その後30分くらい休息。
あとは、帰るだけ。
翌日の午前中に再度通院して眼帯をはずし、検査&検診。
で、終了です。

食事の制限はほとんどなく、手術当日の入浴は禁止、術日から3日間は洗髪禁止。
2週間は激しい運動禁止、水泳は1カ月禁止(私は水泳はしないから、どうでもよかった)。

術前・術中・術後をふくめて、本当に「え?こんなんでいいの?」という感じでした。

でも、手術前は怖くて、怖くて。
先に左目を、2日おいて右目を手術したのですが、最初の手術の時はかなり怖くて、手術前は旦那サマに甘え放題でした。
旦那も心配して、すごーく優しかったし(笑)
ところが、あっという間に手術が終わってしまって、「へ?もう終わり?」と、きょとんとしていた旦那サマ。
いや、私もびっくりしましたが。(ちゃんと説明は受けていたんですけどね)

よく聞かれるんですが・・・、麻酔は目薬(!)で、眼球の感覚がなくなるだけ。
だから、見えてます(!!)
と言っても、術中は、目に強い光を当てられているため、その光しか見えません。
眼球を押されているような、ちょっと嫌な感覚はありますが、痛みはありませんでした。
ただ、音は全部聞こえてます。
「ああ、今吸引されてるんだ~」とか、わかります。

自分で歩いて手術室に入り、歩いて出てくるという・・・。
以前に甲状腺の手術を受けた際には、全身麻酔で、気がついたら手術が終わってたというのとは、えらい違い。

とりあえず、手術前には「コンタクトを入れて」0.1~0.2だった視力は、裸眼で0.2~0.4くらいまで回復しました。
ドクターいわく「ふつうの近視」。
眼鏡をかけると、1.2くらい。
世界が明るく、クリアになりました。

手術を宣告されたときは、死にそうに落ち込みましたが、目が見えるようになって、気持ちも本当に明るくなりました。
いろいろと大変なこともあったのですが・・・手術を受けてよかったかなと思います。

2009/05/23

自分を大切に

先週の土曜日が、旦那さまも私も体育祭で。
次の日は二人して抜け殻のようになっていました。
「温泉に入りたい」という旦那さまと、
「ごはんを作りたくない」という私の思惑が一致して、
秋田との県境の温泉に一泊で出かけました。

のんびりゆっくり骨休めをしていい気分。
湯上りに足つぼマッサージなんかしちゃって、ああ、極楽・・・。
すると、足つぼをしてくれたお姉さんが
「最近やったお客様の中で、一番硬いです・・・」

さらに翌日。
肩こりがあんまりひどいので、近くの整骨院へ。
「僧帽筋とその奥の筋肉までガチガチに固まってて、姿勢まで悪くなってますよ」

病気のことと言い、自分の体があちこち悲鳴をあげてるようです。

つらつら考えるに。
今まで、自分の体のメンテナンスをちゃんとしてこなかった私。
別に、「どうなってもいい」と思っていたわけではないのですが、
自分の体をちゃんといたわろうという気持ちはありませんでした。
そのツケが来てるんだなあ・・・と感じています。

私が自分をいたわろうとしない・・・というのは、今までも友人たちからよく怒られていて。
でも、聞き流していたのです。
ところが、結婚して、自分が体調が悪いと、つらいのは自分だけじゃない・・・というのを実感しまして。
今まで自分の体を粗雑に扱ってきたことを、死ぬほど後悔しました。
そして、友人たちがどれほど私を心配してくれていたかも、ようやくわかりました。
馬鹿ですね、私。

生徒にはよく「自分を大切にしなさい。それと同じくらい周りの人を大切にしなさい」と言う私。
その言葉の意味を一番わかってなかったのは私でした。

自分という人間は、自分一人だけのものではありません。
自分を大切に思ってくれる人たちのために、自分を大切にしなければ。

いい歳をして、ようやくそんなことに気づいたのでした。