2019年6月22日 (土)

いまさら翼といわれても

「いまさら翼といわれても」 米澤穂信   角川文庫   ★★★★

 

再読なので、通しナンバーはなし。文庫化を待ちきれず図書館で借りましたが、文庫化されたので、きっちり買いました。

ミステリを読み返すというのはあまりしないのですが・・・宮部みゆき、北村薫、そして米澤穂信くらい。何度読んでも飽きないし、ミステリ要素だけでないおもしろさがあるものに限られます。

<古典部>シリーズは、どれも2~3回読んでいます。読み返すたびに、味わいが深くなるというか。奉太郎たちが、どんどん好きになるのです。

今回は、「あとがき」によると、「どれも、いつかは書かれねばならなかったもの」だそうです。読み返してみて、その言葉がすごく腑に落ちました。

古典部の四人が四人とも、ここに至るまでの時間があって、さらに時間は未来へと続いている。当たり前のことですが、物語の中で、彼らが生きているというのを実感しました。

次作が出るのが楽しみです。

2019年6月21日 (金)

明治乙女物語

2915「明治乙女物語」 滝沢志郎   文春文庫   ★★★

 

東京高等師範女子部。通称「女高師」。まだ女子学生には帝国大学の門が閉ざされていた時代、ここが女子の公教育の最高峰であった。文部大臣森有礼肝いりの舞踏会に出席した女高師の学生たちは、爆発事件に遭遇する。その犯人と思われる車夫を見た野原咲と駒井夏は、さらなる事件に巻き込まれていく。

 

「いだてん」前半のクライマックスは関東大震災なのですが、その直前には女学生たちがスポーツに目覚めるさまが描かれていました。あれは大正時代ですが、女学生というのにアンテナが高くなっていて、これを発見。そういえば、松本清張賞を受賞していて、いつか読もうとチェックしていた一冊でした。

こちらは、明治の鹿鳴館華やかなりし頃の物語。明治21年といえば、「いだてん」金栗四三さんはまだ生まれていません。その頃、欧化政策の影響を受けて、女高師の制服が洋装だったというのにまずビックリ(その後、和服になった由)。女子教育の最先端で学ぶ女学生たち・・・咲、夏、その後輩のキン、みね・・・たちの物語。とはいえ、女学生の青春だけでなく、咲とゆかりのある人力車夫・久蔵が関わる事件から、当時の国の在り様や、それに翻弄される庶民の姿が描かれるミステリ、です。

途中まで気づかず読んでいたのですが、久蔵の「恩人」のモデルはあの人だったのか、と。そのエピソードと、クライマックスの天長節舞踏会の場面で、「国のため」という権力者の意識が、いかに弱者を虐げているのかが浮き彫りになります。それでも、それに抗って、生きる道をつくろうとする咲たちの姿は実にたくましく、美しかったです。

 

 

2019年6月19日 (水)

傑作はまだ

2914「傑作はまだ」 瀬尾まいこ   ソニー・ミュージックエンタテインメント   ★★★

 

二十代で作家としてデビューして以来、たった一人で生活し、作品を書き続けていた加賀野正吉ももう五十歳。近所の人とも全く関わろうとせず、まるで引きこもりのような生活をしている彼のもとに、「息子」が突然現れる。毎月養育費十万円を振り込む代わりに、写真が一枚送られてくるだけで、一度も会ったことのない息子は、二十五歳の永原智という青年になってやって来た。「しばらく住ませてよ」

 

なんというか、驚きました(笑) 本屋大賞を受賞した「そしてバトンは渡された」は、血のつながりのない親子の話でしたが、こちらは真逆。まごうかたなき血のつながった父子なのに、二十五年間、一度も会ったことがない。しかも、父親はそれまで一度も会おうと思ったことがなく(そもそも、その子の母親とは結婚してない)、初対面の息子にただとまどうばかり。息子の智も、感動的な対面を演出する気はさらさらなくて、人懐っこいくせに妙にドライ。ほんと、真逆。

では、じわじわと感動ものになるのかと思いきや、父の正吉がもうどうしようもなくダメ。いや、ダメって言っちゃいけないんだろうけど、それはダメだろうといいたくなるほど社会性はないし、人とのかかわり方が下手。五十歳まで、よくこれで生きてこれたなあ。物語は大きな事件が起こることもなく、正吉のダメっぷりがこれでもかと繰り返されていきます。

そんな正吉の書く小説は、人の心の闇を描き出す、なんとも救いのないもので・・・というあたりが肝なんですが、なんとなく、瀬尾さんの「ものを書く」ことに対する意識を感じました。人生って、そう捨てたもんじゃないよ、という。いいことだってあるし、いい人だっているし。ものすごく立派な人でなくても生きていけるよ、という思いを感じたのですけれど、私の思い込みでしょうか。

まあ、正吉の両親とか、智の母とか、そんな人たち現実にいるか?とも思っちゃったのですが・・・。でも、正吉たちには、これからの時間があるのですよね。まだ、これから。

2019年6月16日 (日)

鹿の王 水底の橋

2913「鹿の王 水底の橋」 上橋菜穂子   角川書店   ★★★★

 

オタワル医術の後継者たるホッサルは、東乎瑠帝国の清心教医術の祭司医・真那に招かれ、真那の故郷・安房那領へ。恋人ミラルを伴って向かったそこは、清心教医術発祥の地であった。真那の姪の治療に訪れたはずのホッサルとミラルは、いつのまにか次期皇帝をめぐる争いに巻き込まれてしまう。さらに、医術師としてのあり方に直面せざるを得なくなった二人は・・・。

 

「鹿の王」の続編! しかも、ホッサルの話!!

「鹿の王」は、ヴァンのストーリーとホッサルのストーリーが交互に進む形でしたが、物語の推進力になるエネルギーはヴァンサイドにあったと思います。そのせいか、ホッサルに関しては何かしら物足りないというか、ちょっと消化不良感があったので、ホッサルがメインと聞いて、なんだかすごく腑に落ちたのです。そうそう、まだまだホッサルの物語があるでしょう?と。

天才的な医術師のホッサル。滅びたオタワル王国の末裔という血統もあり、オタワル医術は清心教医術からは異端視されているのもあり、なかなか複雑な立場にいるのだけれど、それを意に介さぬプライドの持ち主。優秀な人材にありがちですが。ホッサルにあるのは、とにかく「人を病から救いたい」という強烈な思い。今まではやり手の祖父・リムエッルの比護のもと、自分のやりたいことに打ち込んできたけれど、皇帝の代替わりが近づき、オタワル医術の未来にも暗雲がたちこめる。ホッサルにもオタワル医術を守る責任と、それがらみで縁談が舞い込み、身分違いの恋人・ミラルとの間に微妙な空気が。

簡単に言ってしまえば、我々の現実における西洋医学と東洋医学の関係がベースにした物語。上橋さんがお母様の闘病でお世話になったお医者さんが、東洋医学の知識も豊富な方で、いろいろな気づきがあった・・・というのは、他の著作で読んでいました。それが、こんな形で結晶したのですね。ただ、事は簡単なものではなく、ホッサルも、ミラルも、真那も、ほかの医術師たちも、医療とは、死とは、人の尊厳とは、という永遠の課題の前に葛藤を繰り返します。

現実においても、絶対の答えなどないわけで。その難問に登場人物たちは向き合い、悩み、討論し、それぞれの立場を見出していきます。その過程が実に息が詰まるようなというか・・・ものすごい緊張感でした。

「もしかして、人の命の長さはみな同じとでも思っているの?」

安房那領の花部という秘境で、古来の医術をつかうマヒムの言葉は、医師でない私の胸にもぐっさり刺さりました。

去年、父を送ってから、死とは、寿命とは何か、人は病とどう向き合えばいいのかということをつらつら考えていて。いまだに思考はまとまらないのですが、こういう思いも人間が繰り返してきた普遍的なもので、医師という人たちはそれに正面から向き合う覚悟をした人たちなのだなあと痛感しました。

それにしても、ラストのミラルの決断は見事でした。いいなあ、こういうの。上橋さんの描く女性のしなやかなたくましさ、大好きです。

タイトルの「水底の橋」という言葉。普段は気づかないけれど、たしかにそこにあるもの。今は役に立たないけれど、かつてはたしかにそこにあったもの。そこに思いを致すことが、時には必要なことかもしれません。

2019年6月13日 (木)

中野のお父さんは謎を解くか

2912「中野のお父さんは謎を解くか」 北村薫   文藝春秋   ★★★★

 

体育会出身の文芸誌編集者・田川美希。それなりに経験を積んで、編集の仕事も順調だけれど、世界にはいろんな謎があふれていて・・・。美希の疑問を解き明かしてくれるのは、高校の国語教師のお父さん。自分ではお手上げになった謎を抱えて、実家を訪れる美希だったが・・・。

 

シリーズ第2弾。「縦か横か」「水源地はどこか」「ガスコン兵はどこから来たか」「パスは通ったの」「キュウリは冷静だったのか」「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」「火鉢は飛び越えられたのか」「菊池寛はアメリカだったのか」の8編。

日常の謎系安楽椅子探偵ミステリ。こういうのを書かせたら、北村さんの右に出る者はいない、と断言してしまいます。美希が見つけてくるのは、小さな謎(というか、疑問)。でも、それを解き明かすと、思わぬ景色が見えてくることがあるのです。

私が好きだったのは、太宰がらみの「ガスコン兵」と、泉鏡花と徳田秋声の喧嘩にまつわる「火鉢」、それから最後の「菊池寛」ですね。松本清張のパクリ疑惑(?)から、日本ミステリの歴史に触れる「水源地」もすごく興味深かったです。

お父さんの健康にやや不安が出てきたり、美希はどうやら恋の予感?というところで、少しずつ物語は進展していくようです。まだまだ続きますよね、このシリーズ。

2019年6月11日 (火)

文豪お墓まいり記

2911「文豪お墓まいり記」 山崎ナオコーラ   文藝春秋   ★★★

 

「現代の作家が、昔の作家に会いに行きます」・・・山崎ナオコーラさんが、文豪のお墓まいりをするという企画のエッセイ。

 

文豪ブーム(?)らしいので、これもその流れか・・・と思っていたら、著者が山崎ナオコーラさん。それがちょっと意外でした。それなら、そんなにミーハーな企画じゃないのかなと思い、手に取りました。

文字通り、文豪のお墓まいりをする話なのですが、文豪のあれこれだけでなく、山崎さんご自身の「書くこと」「生きること」に対する考えがおもしろかったです(おもしろいというのは、失礼でしょうか)。

特に、「死」に対する考え方と、作家と戦争との関わりについては実に興味深く、山崎ナオコーラという作家はそういう視点の持ち主なのか・・・と、初めて知りました。

実は、山崎ナオコーラ、読んだことないのです。アンソロジーか何かで短編を読んだことはあったかも・・・というくらいで。けれど、書くことに非常に自覚的な作家さんであるのだなあという印象を受けました。なんとなくとか、雰囲気でとか、そんな筆の運び方をする方ではないのだな、と。

これを読んで、「読もうと思いつつ未読の作家」を思い出しました。幸田文と武田百合子。読まねば読まねば。

2019年6月 9日 (日)

こうして誰もいなくなった

2910「こうして誰もいなくなった」 有栖川有栖   角川書店   ★★★★

 

伊勢湾に浮かぶ「海賊島」に招かれた10人。招待主の大富豪「デンスケ」は、10人の罪を告発し、死を宣告する。やがて一人ずつ殺害されていく招待客たち。有栖川有栖流「そして誰もいなくなった」の結末は!?

 

「館の一夜」「線路の国のアリス」「名探偵Q氏のオフ」「まぶしい名前」「妖術師」「怪獣の夢」「劇的な幕切れ」「出口を探して」「未來人F」「盗まれた恋文」「本と謎の日々」「謎のアナウンス」「矢」「こうして誰もいなくなった」の14編。ノンシリーズの中短編集。

 

新本格ブームの洗礼を浴びた私ですが、当時は綾辻行人が一番で、有栖川有栖はそれほど熱心に読んでいなかったのです。ところが、最近はなんだか有栖川有栖がおもしろい・・・と思うようになってきたのです。

今回は、なんといっても表題作! クリスティのかの名作を、有栖川さんが書いたらこうなりました、という。これが実におもしろかったのです。クリスティをなぞっているようでいて、有栖川さんの「自分ならこうする」という設定が効いています。これなら、映像化しやすいのでは?

「劇的な幕切れ」と「本と謎の日々」は、初出のアンソロジーで一度読んでいますが、やはりおもしろかったです。

あとがきでは、著者による執筆のいきさつなども紹介されていて、これまた楽しめます。

 

2019年6月 7日 (金)

南風吹く

2909「南風吹く」 森谷明子   光文社   ★★★★

 

愛媛県の島にある分校に通う航太は、高校生活最後のバスケの大会を前に、自分と後輩の怪我で出場を断念する。廃校が決まった五木分校だが、同級生の日向子は「俳句甲子園」に出場するメンバーを集めるために奔走していた。俳句に全く興味のない航太は、ひょんなことからそれに巻き込まれ、京と和彦という二人の二年生も参加。あと一人いればエントリーも可能。そこで、航太は親友の恵一をメンバーにするために、俳句での勝負を挑むが・・・。

 

タイトルは「みなみふく」と読みます。

「春や春」と同じく、俳句甲子園を目指す高校生たちの物語。とは言え、あちらとは全く異なる環境の高校生たち。全く異なる物語のようでいて、実は「春や春」の彼女たちもちらりと登場します。

航太たちの住んでいるのは、いわば「過疎の島」。高校も分校で、それも廃校になってしまう(もう、今年度は募集停止)。島民の中には、島から引っ越していく人たちもいて、住民は高齢化。そんな島の唯一の和菓子屋の一人息子が航太。祖母と父と暮らす彼は、将来は和菓子屋を継ぎたいと思っているが、父には反対されている。体を動かすことが好きで、スポーツに明け暮れているけれど、俳句甲子園の出場メンバーに入れられてしまい・・・。

今回の舞台は愛媛県なので、航太たちも小学校のころから俳句に親しんできた、という設定。それでも俳句に全く興味のない航太。その親友で、今でも一人で俳句を作っているらしい恵一。対照的な二人が、同級生の日向子によって俳句甲子園を一緒に目指すことになっていくのです。

俳句そのものをつくる過程もおもしろいのですが、それぞれの進路に絡む悩みや、島という環境ゆえの悩みなど、さまざまなエピソードが読み応えあります。特に、2年生の京の家族との葛藤が、クライマックスで「答礼句」という形でほどけていくのには、ちょっと泣かされました。

それにしても、ここに出てくる俳句、すべて作者の森谷さんの創作なんですよね・・・。すごいなあ。登場人物の個性に合わせて、こんなにいろんなタイプの句を・・・。そのすごさに圧倒されてしまいました。

2019年6月 5日 (水)

11

2908「11」 津原泰水   河出書房新社   ★★★★

 

津原泰水が描き出す、11の異界。「五色の舟」「延長コード」「追ってくる少年」「微笑面・改」「琥珀みがき」「キリノ」「手」「クラーケン」「YYとその身幹(むくろ)」「テルミン嬢」「土の枕」を所収。

 

幻冬舎との文庫化をめぐるトラブルで話題になった津原さんですが、そう言えばこれ未読だったなあ、と。刊行当時、かなり評価が高かったのに、すっかり忘れてたよ・・・と、手にとって、ぶっ飛びました。これ、すごい。

冒頭の「五色の舟」で、悪夢のような、それでいてものすごく美しい映像のような、奇妙な世界に誘われ、作者が紡ぎだす異界をさまようような読書を久々にしました。ジャンルとしてはSFになるのでしょうか。私のイメージするSFとはまたちょっと違う気が・・・。ホラーでもないし、うーん。

とにかく、禍々しいし、生理的に嫌悪感を抱く部分も少なくないし、もの悲しい気持ちになるし。それでいて、なんだか眼を離せないというか、読むのをやめられないのです。

恐ろしいのは11編それぞれに作品のもつ雰囲気とか、文体とか、違うのですが、作者がそれをきっちり計算してやっている(らしい)ということ。

「五色の舟」「琥珀みがき」「土の枕」といったあたりが、特に好きです。

 

なお、幻冬舎との出版トラブルについては、非は出版社側にあると思っていますし、「売れない作家」というレッテルを貼って人を見下そうとする出版人や作家は軽蔑します。

2019年6月 3日 (月)

風と行く者

2907「風と行く者」 上橋菜穂子   偕成社   ★★★★★

 

市で助けたサダン・タラム<風の楽人>たちを護衛して、ロタへ向かうことになったバルサ。旅をしながら思い出すのは、かつてサダン・タラムの護衛をしたときのこと。あの頃バルサはまだ十六で、その側にはジグロがいた。過去と現在が交錯するうちに、ロタ北部の歴史の秘密が明らかになり・・・。

 

「守り人」外伝、やっと読めました! 

外伝がまた出るなんて! しかも長編!と狂喜してたのですが、期待に違わぬおもしろさでした。特に、バルサが少女だったころの話が好きなので、これはもうストライクゾーンど真ん中です。

サダン・タラムは旅芸人の一座だけれど、本来は鎮魂のために、決められた日に、決められた場所を訪れる。バルサはかつてジグロとともに、彼らを護衛したことがあるけれど、その記憶にはバルサの失敗と、ジグロとサダン・タラムの頭・サリとのロマンス(?)が絡んでいる。そのサリの娘・エオナが率いるサダン・タラムの護衛を再び引き受けたバルサ。過去の記憶と、現在とが重なり合うようにして、バルサはロタの氏族の闇の歴史に関わっていくのです。

ジグロにそんないい人がいたの?と、バルサと一緒に動揺しまくりましたが(笑) それはともかく、抜き身の刃のようなこの時期のバルサがとっても好きなのです。そして、そんなバルサをどう育てようか、どう守ろうか、悩みまくっていたであろうジグロの気持ちも、以前よりリアルに想像できるようになりました。この不器用な二人にとって、タンダとトロガイの住む家が、唯一のセーフティネットだったのだろうということも。

終盤はなんだか泣けて泣けてしかたなくて、なぜ私はこんなに泣いているのだろうと思いながら読んでいたのですが。あとがきを読んで、なぜ上橋さんが、今、これを書いたのかがわかって、納得しました。弔いでもあったのだな、と。

それにしても、脳内ではジグロは完全に吉川晃司で映像化されていました。バルサはもちろん綾瀬はるかさんで、少女のバルサは清原果耶ちゃんです。

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