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2003年3月15日 (土)

人質カノン

179「人質カノン」宮部みゆき   文春文庫   ★★★

 いつも立ち寄るコンビニで、強盗にあった逸子。強盗は彼女の目の前に、おもちゃのガラガラを落としていった…。

 表題作をはじめ、7編の短編を収録。日常の中のミステリーを描いた作品集。
 先日の「ブレイブ・ストーリー」で燃え尽きたらしく、しばらく長い小説は読む気になれず、短編集ならと再読。けれど、基本的に長編好きな私には、やや物足りなさが残るという不本意な結果に終わりました。
 これはこれで非常に宮部さんらしく、鋭くも温かい視線がいい感じなのですが…。
 いちばんのお気に入りは「八月の雪」。いじめが原因で事故に遭い、片足を失った少年が、再び生きる意欲を取り戻すまでの物語。なんともやりきれない話ではあるのですが、希望が残るラストで、読後感がさわやかです。

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