« ぶらんこ乗り | トップページ | 夜のピクニック »

2004年8月 2日 (月)

名探偵は千秋楽に謎を解く

569「名探偵は千秋楽に謎を解く」戸松淳矩   創元推理文庫   ★★★

 相撲部屋に大砲が打ち込まれ、牛乳には石見銀山が混入され・・・と不可解な事件が立て続けに起こった。これらはすべて、老作家の描く小説の通りに展開しているらしい。
 さらに、相撲部屋の一人娘が誘拐された。犯人の要求は「八百万を一週間で使い果たすこと」。犯人の狙いはいったい?

 なんとなくおもしろそうだなあ、と手にとったのですが、なんと昭和54年に刊行された本の復刻版なのですね。全然知りませんでした。
 じゃあ古くさいかというと・・・そんなことはありませんでした。
 東京は下町を舞台にしていて、チャキチャキの江戸っ子たちが出てきます。語り手は高校生。どこにでもいる普通の男の子。探偵役はお相撲さんです。
 起こる事件は荒唐無稽と言えるほどなんだけど、テンポがいいので読んでいて楽しかったです。いろんな登場人物が出てきたわりには、ちょっと存在感の薄いキャラも多かったけど。
 このミステリ、三部作になってるようで、第二弾も購入済みです。次はどんな展開をするのか、ちょっと楽しみです。

ときわ姫 > まゆさん、私はつい最近この作者の「剣と薔薇の夏」を読んだばかりなんです。それに17年ぶりに書いた作品だとあって、驚きました。なんかそのおかげで古い作品が出しなおされたという事でしたが、それがこの話なんですね。高校生が語り手とは面白そう。 (2004/08/03 11:00)
あしか > へぇ~こんな本があるんですか。相撲部屋がわんさか林立する地に住んでいるので読んでみたいです。 (2004/08/04 11:08)
まゆ > ときわ姫さん、「剣と薔薇~」アップされてましたね。あれを見て、「そう言えばこの人の本、買ってたな」と思い出しました(買ったことすら忘れていた) まあ、気軽に読めるミステリです。
あしかさん、まさに「相撲部屋が林立する地」が舞台です。小難しくなくて軽く読めますよ。ただ、ミステリとしてはちょっと甘いかも。 (2004/08/04 17:15)

« ぶらんこ乗り | トップページ | 夜のピクニック »

「た」行の作家」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92733/16761945

この記事へのトラックバック一覧です: 名探偵は千秋楽に謎を解く:

« ぶらんこ乗り | トップページ | 夜のピクニック »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

カテゴリー