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2004年11月 3日 (水)

しょっぱいドライブ

652「しょっぱいドライブ」大道珠貴   文藝春秋   ★★★

 30歳もすぎて地元劇団のスターの追っかけをしていたわたしと、60すぎの人がいいだけがとりえのおじさんの九十九さん。つきあっているのかいないのか、微妙な関係の二人は・・・。

 なぜにこれが今、図書館に「新刊本」として入るのか・・・。相変わらず謎な購入をしている地元図書館です。
 芥川賞受賞の「しょっぱいドライブ」と、「富士額」「タンポポと流星」の3作。
 「しょっぱいドライブ」は川上弘美「センセイの鞄」と比較されることが多いようですが。たしかに老境にさしかかった男性と、嫁き遅れ(いやな言葉だ)の女との恋愛ものっていうシチュエイションは似ているものの、全然別でしょうって気がします。描こうとしているものが。
 正直言って、私はこういう話は苦手なんだなあというのを痛感しました。つくづく、私はエンタテイメント読みです。メリハリがないとダメなんですね。おそらくこういう作品が「文学」として認められるんだろうし、それはそれでいいと思うんですが。もっとストーリーに動きがほしいな、とか思ってしまう。これは全く好みの問題ですね。この話が好きな方、ごめんなさい。
 もうひとつ、この方の文体(特に「しょっぱいドライブ」)も、私は苦手でした。
 でも、「苦手」なだけで、それなりにおもしろいとは思うんですよ。だから、迷ったあげくに星3つ。

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