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2005年6月14日 (火)

スローグッドバイ

810「スローグッドバイ」石田衣良   集英社文庫   ★★★

 恋人と別れるための「さよならデート」。フミヒロとワカコは横浜を訪れた。二人でよく行った店で食事をし、ブラブラと街を歩き・・・そして、別れの時が近づいて・・・。

 表題作を含む10篇の恋愛小説集。
 石田衣良の文章は、クールさとウェット感のバランスが絶妙だと思うのです。さらさらとした感触の、すっきりした文章という印象があるのだけど、適度にセンチメンタル。そして、優しい。
 個人的には恋愛小説はあんまり得意じゃないですが、これはあんまり抵抗なく読めました。
 ものすごく好きな話もないけれど、どれも嫌いになれない。「そんなきれいごとでおさまる?」と思ったり、「現実ではありえないって」と思ったり。でも、「いいなあ」と思うところがあるのも、事実でした。
 石田衣良の視線は、やっぱり優しいのだと思うのです。それが、読者にも安心感を与えてくれるのではないでしょうか。

さくら > かなり以前に読んだのであまり内容覚えていなくて・・。コールガールとお客との恋愛の話が一番好みだったように思います。表題作は・・思い出せないんです~ (2005/06/16 11:05)
ハイジ > 「こんなうまくいくかな~」と思いながらも、読後感が爽やかで、優しい気持ちになれる石田マジック炸裂の短編でしたよね~。私は、石田さんはこの優しい視線でいいのだと思います。文庫化記念でもう一度読んでみようかな~、と思いました。 (2005/06/16 11:59)
yukko > まゆさん、こんにちは。私も読んだばかりなのですが、現実では有得ないと思いつつも、夢を見させてもらった感じです。 (2005/06/16 12:17)
まゆ > さくらさん、ハイジさん、yukkoさん、レス遅くなりました!仕事が忙しいのに加えて体調を崩し、病人のような(っていうか、立派な病人)生活を送っていました。ぼちぼち復活してきた感じなので、本プロにも久々にやってきました。
さくらさん、コールガールとお客の話、ありました。「真珠のコップ」という話です。ハッピーエンドで、よかったですねえ。表題作は「さよならデート」の話で、それをきっかけにフミヒロが小説を書き始める・・・というラストでした。
ハイジさん、そうそう、「ありえね~」と思いながらも読んでて気持ちよくなっちゃうのですよね。まさに石田マジック。文章表現も時々鳥肌立っちゃうくらいキザだったりするのですが(苦笑)、それでも許せちゃいます。
yukkoさん、いい夢見させてもらったなあって感じですよね。石田衣良って、なんだかんだ言って、結局読んで気にいってしまうのですよ。 (2005/06/25 16:55)

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