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2007年7月 9日 (月)

たそがれ清兵衛

1138「たそがれ清兵衛」藤沢周平   新潮社   ★★★

 城でのお勤めが終わるとさっさと家に帰り、病身の妻の代わりに家事にいそしむ。昼間は居眠りしていても、日暮れから急に元気に立ち働く姿に、ついたあだ名が「たそがれ清兵衛」。そんな清兵衛が、藩の勢力争いに巻き込まれ・・・。

 表題作をはじめとする8編の短編集。いずれも情けない異名のある下級武士が主人公。彼らに共通するのは、実は剣の達人だということ。
 「たそがれ清兵衛」は映画で有名になりましたが、私は見てないのです。ただ、気になってはいたので、読んでみました。
 どの物語も、武士でありながら、それ以上に人として大切なものを慈しんで生きる男たちが描かれています。藩の勢力争いやら政変やらに巻き込まれた彼らが、それでも自分らしく生きるさまが、読んでいて心地よかったです。 

こん > まゆさん、私は本は読んではいないんですが映画の方は観ました。人ってどうしても見栄をはったり無理に背伸びしたりしてしまいがちですが、自分の「身の丈」というものを知るということを考えさせられた作品でした。とても良い作品でした。(個人的に真田さんのファンというのもあるんですが) (2007/07/11 09:00)
さくら > 私も映画は観ましたが、原作は未読です。無理せず家族のために真面目に過ごしてきた清兵衛が最後自分らしく無理するところがいいんですよね。
原作は短編だったのですね~
(2007/07/11 09:53)
まゆ > こんさん、さくらさん、映画は「たそがれ清兵衛」と「祝い人(ほいと)助八」、「竹光始末」の三作が原作になっているそうです。「竹光~」は未読なのですが、映画のストーリーは、どちらかというと「助八」の方が近いと思います。「助八」は、小説もとてもよかったです。この短編集の中では一番好きかもしれません。 (2007/07/11 21:21)

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