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2008年2月 8日 (金)

倚りかからず

1255「倚りかからず」茨木のり子   筑摩書房   ★★★★

 1999年に刊行された、茨木のり子さんの詩集。表題作がいかにも茨木さんらしいです。

 茨木のり子さんが亡くなられて2年がたちます。「わたしが一番きれいだったとき」や「自分の感受性くらい」は、いまだに大好きな詩です。

 凛とした強さがあって、何にも媚びず、へつらわず、自分の足ですっくと立っている印象の詩人でした。この詩集も、そういう茨木さんのスタンスが、明確に示されています。

 個人的に「あ!」と思ったのは、「ピカソのぎょろ目」。茨木さんがご自身の病気について書いているのですが、私も同じ病気なのです。なんだか、妙に親近感を覚えてしまいました。病気のことといっても、全然重くなくて、むしろユーモラスな詩になっているところが、とても好きです。

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コメント

えっ、そうなんですか。
実は私の母もだったんです。
初期のとき判って近くに専門病院があり、そこに通ってましたが、今はもう完治しています。
でも、やはり海草類はなるべく食べないようにしているので、お味噌汁はほとんど家ではつくりません。
外食とかも、おだしの中身がわからないのでちょっと面倒ですよね。
まゆさんも、あまり無理なさらずに気をつけてお過ごしくださいね。

青子さん、実はそうなんです。
お母様は初期に治療されて、何よりでしたね。
私は20代で手術しましたが、10年以上経って再発して、現在に至っています。再発したときは落ち込みました・・・。
今は、この病気とうまくつきあっていくしかないのだなと思っていますが。
茨木のり子さんが同じ病気とは知らなくて、この詩を読んで驚きました。

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