ブラザー・サン シスター・ムーン
1400「ブラザー・サン シスター・ムーン」恩田陸 河出書房新社 ★★★★
三人がいたあの夏の日。空から蛇が降ってきたあの日は、今ではもう遠い時間になってしまった…。綾音と衛(まもる)と、一(はじめ)。学生時代を通りすぎた三人が語るあの時間。
さて、1400冊目はやっぱり恩田さんです。恩田フリークを自認する私ですが、最近はご無沙汰してました。だって、恩田さんを読み始めると、ほかのことは何もできなくなるので。なので、久々の恩田陸。
意外にもというか、恩田風「青春小説」は、ものすごく淡々としていて、いつも感じる物語のうねりはありませんでした。なんか、散文詩を読んでる気分。
綾音→衛→一と話が進むうちに見えてくるものもあって、その辺は恩田さんらしいのですが…。一番今の恩田さんに近いであろう綾音の章が、一番照れくさそうでした。
なんとなく、恩田さんの中で、学生時代ってまだ客観視できないのかな…なんて思いながら読んでました。
小説と音楽と映画。そういうものに時間を費やし、没頭できた時代、確かに私にもありました。この三人は、恩田さんの分身であり、私たちの分身でもあるのでしょう。
懐かしく、恥ずかしく、思い出すとちょっとせつない…かと言って、感傷に浸る気にはなれない時間。私の中にも確かに存在したあの時間を、まざまざと思い出してしまった…そんな物語でした。
さてさて、どうにか1400冊に到達しました。結婚して、自分のことだけにかまけてるわけにいかなくなったので、本を読むペースはガクンと落ちてしまいましたが、ここまでなんとか続けてきました。これからも細々と続けていくつもりです。よろしくお願いします。
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コメント
ご無沙汰しています。
久しぶりにお邪魔してみれば、
1,400冊ですか?
すご~い!!
さすがまゆさん。
おめでとうございます。
節目節目に恩田作品ですね。
私は、最近恩田作品から離れているので、ちょっと恋しくなりました。
こちらも、読んでみたいです。
図書館チェックしてみます。
投稿: 青子 | 2009年6月27日 (土) 22時16分
青子さん、ありがとうございます。お久しぶりです。
最近、携帯でばかり更新しているので、みなさんのブログにお邪魔できなくていました。
なんとかここまでたどり着きました。本プロが閉鎖された時点で1200冊くらいいってたので、それを考えると、すごく時間がかかったんですけどね。
まあ、読むペースは落ちても、本は相変わらず欠かせないものなので、これからも続けていきます。よろしくお願いします。
投稿: まゆ | 2009年6月28日 (日) 16時31分
まゆさん、コメントありがとうございました。
同じ本を!こんな偶然も楽しいですね!
懐かしく、恥ずかしく…確かにそうですね。私の場合大学生2人の母となってしまったので、なんだか私の学生時代が急にはるか彼方に行ってしまったような感があります。
1400冊すごいですね!これからもまゆさんのレビューを読むのを楽しみにしています。
投稿: なぎ | 2009年6月28日 (日) 21時46分
こんにちは。相変わらずハイペースですね!1500冊も恩田作品ですか?
投稿: ほっそ | 2009年6月29日 (月) 12時09分
なぎさん、ありがとうございます。なんとか続けて、1400までたどり着きました〜。
同時期に同じ本を読んでる人がいるって、なんだか嬉しいですよね。なぎさんとこにお邪魔して、「あっ!」と叫んでしまいました。
投稿: まゆ | 2009年6月29日 (月) 19時19分
ほっそさん、ありがとうございます。
今は1週間に一冊読むのがやっとです。このペースだと、1500に到達するのはいつのことやら。でも、ボチボチ続けていきますので、これからも遊びに来てくださいね。
投稿: まゆ | 2009年6月29日 (月) 19時21分
私も、綾音の章は、恩田陸が自分自身のことを語っているような気がして読みました。
どの章も、小説本編ではなく導入部分のような感じで、彼らの物語をもっともっと読みたかったです。
そこだけが残念かなぁ。
投稿: kanakana | 2009年6月29日 (月) 23時56分
kanakanaさん、わかります。ほんとに序章って感じですよね。彼らの「本編」が読みたいです。恩田さん書いてくれないかな…。
投稿: まゆ | 2009年7月 1日 (水) 19時27分