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2012年8月26日 (日)

夜鳴きめし屋

1909「夜鳴きめし屋」 宇江佐真理   光文社   ★★★★

亡き父の小道具屋「鳳来堂」を継いだものの、居酒屋に変えた長五郎。一緒に店を開いた母のお鈴も亡くなり、日が落ちてから店を開け、明け方に閉店するようになった。そんな生活がすっかり板についた頃、長五郎の身辺に思いもかけない変化が・・・。

かつて思いをかけた女が旦那に死なれて、帰ってくる。その子供は、どうやら旦那の子ではないらしい。では、その子の父親とはいったい・・・。居酒屋の店主・長五郎にとっては、晴天の霹靂だったでしょう。そんなところから物語は始まります。

なるほど、江戸は夜が早いのですね。夜遅くまであいているめし屋は、確かに珍しかったのでしょう。現代人の感覚ではわからないところにスポットを当てた設定が、日常では気づかない人の意外な一面を浮かび上がらせてくれました。

長五郎がかつて思いあっていた芸者・みさ吉とその息子との再会。しかし、このみさ吉も、なかなかめんどくさい女性で(苦笑) 長五郎たちはとんでもなく遠回りをします。

それでも、最終的には、なんとかまるくおさまったので、ホッとしました。宇江佐ワールドはそのへんが油断ならないので、どうなることかと思いましたが。

長五郎の両親の話は、「ひょうたん」だったのですね。そういえば、読んでいました。ということに、この本を読み終えてから気づきましたよ・・・。

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コメント

こんばんは(^ー^)ノ
めんどくさいみさ吉を長五郎がよく納めたと思いました。
我が夫婦にも通じるところがあります(笑)
このシリーズはこれで終わりなんですね、残念です。
まゆさんのブログにきて、宇江佐作品がたくさんあることを知りました。
ゆっくり楽しみたいです。

chiiさん、「ひょうたん」の続編?と気づかずに読んでしまいました(笑)
宇江佐真里さんが残してくれた作品、たくさんあります。
文庫買いしている「髪結い伊三次」シリーズの2、3冊以外は、感想アップしてます(たぶん)
本選びの参考にしていただけたらうれしいです。

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