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2012年12月 1日 (土)

星を撃ち落とす

1945「星を撃ち落とす」 友桐夏   東京創元社   ★★★★

津上有騎は、ストーカーにつきまとわれているところを、同級生の水瀬鮎子と長岡茉歩に助けられる。それをきっかけに、鮎子と親しくなるが、同時に茉歩はクラスの問題児・葉原美雲と行動を共にするようになる。そして、ある事件が・・・。

ミステリ・フロンティアの一冊です。図書館でたまたま目に留まって、借りてきました。「少女小説界の鬼才による、五年ぶりの新作ミステリ」だそうです。

主人公は、女子高生たちなんですが・・・みんな、一筋縄でいかないというか。え?と思うような設定なんだけど、彼女たちの気持ちの閉塞感みたいなものは、ものすごくリアル。読んでいて、こっちまでしんどくなりました。・・・というか、今の中学生・高校生って、みんなこんなふうに息苦しさを感じているんでしょうか。私が言うのもなんですが。

第一章の班長会議でちょっと引いちゃいましたけど、第二章で一気に違う世界に運ばれて、第三章では、いったい何が真実だったのか、と。すべてが明らかになったわけではないのに、不思議と読後感は悪くなかったです。

ただ、これとは別に、有騎の母の若いころの話に興味をもちました。家族と縁を切って、世界を放浪した話。それ、小説にしてくれないかな。

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