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2013年11月 4日 (月)

福家警部補の挨拶

2064「福家警部補の挨拶」 大倉崇裕   創元推理文庫   ★★★★

小柄で地味で、目立たない女性。どう見ても刑事に見えない福家警部補が、犯人を追いつめる、倒叙ミステリ。

父が「刑事コロンボ」が好きで、テレビの洋画劇場をよく見ていました。当時小学生だった私には、ボサボサ頭によれよれコートのおっさんがしゃべりまくる映画はあまりおもしろいと思えなかったのですが・・・。やはり、「古畑任三郎」ですね、開眼したのは。

ただ、個人的にはミステリの好みは「フーダニット」なので、倒叙ものというのはどうもなあ・・・と思っていたのですが。

これは、おもしろかったです。短編集なら少しずつ読めるかなと思ったのに、一気読みしてしまったくらい。

どう見ても「切れ者」に見えない福家警部補が、犯人のささいなミスから犯罪を暴き出す過程は、ドキドキしてしまいました。また、この警部補殿、得体が知れないのですよね。徹夜しても平気、ものすごい酒豪のようだし。

続編、「福家警部補の再訪」も買ってしまいました。これから読みます。

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コメント

 まゆさん、大倉さんは刑事コロンボのノベライズも手掛けていたり、特撮とかお好きなんですよ。「マックス号応答せよ」っていう作品が確か「再訪」に入ってましたが同名の作品がウルトラセブンにありました(笑)
 ちょっと、作品がどこかで見たドラマのイメージであったり、落語シリーズ(「三人目の幽霊」など)が、北村作品のパロディに感じるのが・・・。近頃、趣味を生かした山岳小説などを手掛けていらっしゃいますが。
 以前からそうなんですが、文句を言いつつ、この方の作品は殆ど読破しています。自分でも好きなのか何なのかよく判りませんね。

まるさん、これも読まれてましたか!
さすがですね~。
すっかりはまってしまい、「再訪」も読んでしまいました。
そういえば、「三人目の幽霊」って、なんか覚えがあるなあと思ったら、本棚にありました。
もう何年も前に買って、読んでませんでした(苦笑)
そのうち、読んでみようかな。

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現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている?! おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、四編収録のシリーズ第一集。 事件の様子や犯人の手法などから始まる倒叙ミステリの短編集。 犯人はどこでミスを犯し、探偵役はどうしてそれに気づいたのか。 小柄で童顔、ショートヘアで縁なし眼鏡。警部補には見えない容姿。 一見頼りない彼女。刑事としての手...... [続きを読む]

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