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2014年5月26日 (月)

望郷

2130「望郷」 湊かなえ   文藝春秋   ★★★★

瀬戸内海に浮かぶ白綱島を舞台にした短編集。

「みかんの花」「海の星」「夢の国」「雲の糸」「石の十字架」「光の航路」の6編。

一番好きなのは、推理作家協会賞(短編部門)の受賞作「海の星」です。父が行方不明になり、それを待ち続けた母子と、彼らと偶然知り合った「おっさん」の物語。時間が経過して初めてわかる真実は、悲しいけれど、ほんの少しあたたかいもので・・・。

島という閉塞された場で生きる人たちのそれは、田舎育ちの私にはなんとなく共感できるところもあり。息がつまりそうになりながらも、そこがいい場所だという思いもたしかにあるのです。

どの話も、後味は悪くなくて、けっこう気持ちよく読めました。

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