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2015年6月16日 (火)

ご近所美術館

2309「ご近所美術館」 森福都   東京創元社   ★★★

海老野の会社の近所にできた小さな美術館。居心地の良さとコーヒーのうまさに惹かれて常連になった海老野は、新館長の董子に一目惚れ。美術館の客たちがもちこむ謎を解き明かし、董子にアピールしようと奮闘する。董子の妹・あかねは、海老野を応援してくれるのだが・・・。

7つの短編から成る連作ミステリです。本には「ほんわかミステリ」とありますが、起こる事件の中には殺人とかもあって、「ほんわか」とはいかがなものか、と。

短編なので、少しずつ読んでいましたが、思わぬ時間を要してしまいました。なんとなく、世界に入り込めなかった感じです。なぜなんだろうと考えてましたが、海老野が一目惚れした董子のキャラがイマイチ印象が弱いのです。美人なのはわかるんですが、それ以上の魅力を感じないというか。

まあ、それには理由があるわけで。最後まで読めば、ああ、そういうことか、と思うんですが。

ミステリとしてはそこそこおもしろかったですが、タイトルが謎解きのヒントになってしまってるのもあって、私的にはちょっと点が辛くなりました。

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コメント

  まゆさん、確かに、「日常の謎」系(犯罪は起こりますが・・・)には、こういう作品、ありますね。出て来るキャラが魅力的でないと、読む側がその世界に入り込めないと白けてしまうという事なんでしょうか。
 ミステリの書き手でない人が、何となく書いて見た。そんな感じでしょうか。ただ、ストーリィ展開などは良く出来ていて、単体のミステリとして読めば悪くない出来ですよね。やはり、キャラの弱さでまとまりが付かないという感じでしょうか。

まるさん、ミステリとしては悪くはないと思うんです。
ただ、どうも物語としての魅力に欠けるというか・・・。
董子のキャラが薄いのに、それに惚れる海老野くんにも共感できないというか。
美術館っていう空間は大好きなだけに、ちょっと残念な感じでした。
でも、こんな美術館が近くにあったらいいなあ。

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