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2016年4月16日 (土)

帰蝶

2423「帰蝶」  諸田玲子                PHP研究所               ★★★★

斎藤道三の娘にして、織田信長の正室・帰蝶。織田家において揺るぎない地位を得ている帰蝶だが、夫との生活は、つねに喉元に刃を突きつけられているような緊張を強いられるものでもあった。そんな帰蝶が唯一心を許せるのは、京の豪商・立入宗継だった。

通称「濃姫」と呼ばれた帰蝶は、ある時期から記録に姿を現さなくなります。その理由を作者なりに推測し、「信長の正室」の生きざまを描き出した物語です。

帰蝶は以前から私のお気に入りなので、非常に楽しみにして読みました。そして、期待通りでした。

奥向きの要、美濃衆の拠りどころとして、また信長の子供たちの母として生きた帰蝶。あんな恐い男を夫にもち、それと渡り合う日々。戦国の女として生ききった彼女の人生は、見事です。

また、本能寺の変に向かって高まっていく不穏な空気の描写には引き込まれました。

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