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2016年7月10日 (日)

キアズマ

2449「キアズマ」 近藤史恵   新潮文庫   ★★★★

大学生になったばかりの正樹は、ひょんなことから部員不足の自転車部に1年限定で入部することになってしまう。まったくの初心者だったが、不思議と自転車レースに心惹かれ、やがてエースの櫻井と競うようになっていく。しかし、正樹にはずっと抱えている心の傷があり・・・。

「サクリファイス」シリーズというか、番外編というか。「サクリファイス」のあの人もチラッと登場しますけど。

「サクリファイス」のような、読み終えて全身鳥肌立つような緊迫感はないけれど、正樹という初心者視点で語られるので、自転車レースがより身近に感じられます。素人でもついていける感じ(笑)

もちろん、レース部分の迫力は、今までのシリーズ作品に負けてないです。読み応えあります。

今回は、主人公の正樹と、その先輩でライバルでもある櫻井、それぞれが抱えている傷が物語の重要な部分を担います。特に正樹は・・・。彼は悪くないけれど、その状況で罪悪感を感じないような人間でもなくて、読んでてしんどかったです。

それでも、自分が情熱をささげられるものと出会えた正樹は幸せだと思うのでした。

「スティグマータ」も早く読みたい!

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