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2016年7月28日 (木)

綾瀬はるか「戦争」を聞くⅡ

2457「綾瀬はるか『戦争』を聞くⅡ」 TBSテレビ『NEWS23』取材班 編   岩波ジュニア新書   ★★★★★

祖母の姉が広島で被爆したという綾瀬はるかが、被爆者の体験を聞くシリーズ第2弾。

読んでいて、涙が出てきました。

自らの被爆体験を語る人たちが、みな同じように「生き残ったことが申し訳なくて」という趣旨のことをおっしゃるのです。

生きる道が残された人たちが、そんな思いで生きていかなくてはいけないというのは、やはり根本的に間違っているのだ、と改めて感じました。

生々しい体験は、正直、聞く方もつらいと思います。それでも、静かに耳を傾ける綾瀬さんの姿勢に、みなさん心を開かれるのでしょう。

有名な詩「生ましめんかな」のモデルになった方(そのとき生まれた赤ちゃん)、原爆症に苦しむ父親との生活、奄美大島の原爆乙女、建物疎開で被爆した少年少女、そして爆心地近くで生き延びた人々。

建物疎開の作業に生徒を出すことに、学校側は強く反対して軍と対立したことも、初めて知りました。

「語り継ぐことは、きっと何かの役に立つ」という綾瀬さんの言葉、その通りだと思います。私たちには、聞く責務があると思うのです。

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コメント

 こっちにもごめんなさい。実はうち誕生日がくしくも
8月6日なんです(広島に原爆が投下された日です)。
 内館修子さんの小説で「リトルボーイ・リトルガール」(
NHKのドキュメント「夏服のなんとか・・」を小説化したもの)
は涙なくには読めないものです(当時の安芸を舞台にした
少女たちの物語。リトルボーイとは広島に投下された原爆
の名前です)。
 沖縄に行ったおりには姫百合の塔にもいってそこで、当時
の「姫百合部隊」に無理やり参加させられた少女たちの手記
をつづった読本を読みましたが・・・絶句としかいいようがありません。
 傷をおった兵隊さんたちにはうじがわき、「死なせて下さい」「手榴弾
で殺してください」と頼まれる、今で言えば中学生位の少女たち・・・
 現代の親もあんましモラルないと思うけど、何かいえばすぐ「うるさいな
」くらいにしか思わない人たちにも、もう少し考えてほしいですね。

黒いうさぎさん、もうじきお誕生日なんですね。
原爆のことに限らず、戦争のことを私たちは知らなすぎると感じています。
私より若い世代はもっと知らないでしょうね。
それではいけないと思うのです。
この本はジュニア新書なので、
若い世代が戦争について知るきっかけになればと思います。

まゆさん、お久しぶりです^^

この本、知りませんでした!
綾瀬はるかさんが聞き手というのも興味あります。

岩波ジュニア新書とのことで小6の長女の目に届くところに置いてみようかな・・・
Ⅰから読んでみたいと思います。

あと浅田次郎さんの『帰郷』も早速チェックしました。
まゆさんの読書にはいつも刺激をいただいています。
ありがとうございます☆

はぴさん、こんにちは。
そうですね、Ⅰから読むことをおすすめします。
Ⅰ・Ⅱと読んでくると、綾瀬さんの聞き手のしての成長も感じられますよ。
決して饒舌な本ではないのですが、いろいろ想像しながら読む「余白」みたいな感じがあって、大人でも子どもでも読めるおすすめ本です。

「帰郷」は、浅田さんが「反戦小説」だと言い切っています。
日本人なら読んでほしい一冊です。

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