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2017年5月12日 (金)

貴族探偵

2577「貴族探偵」 麻耶雄嵩   集英社文庫   ★★★★

事件の調査や推理は執事やメイドら使用人まかせ。いわく「雑事は使用人に」。事件あるところに現れる彼は「貴族探偵」。

ドラマは見てないのですが、原作を読んでいる方々に支持されているという珍しい現象に興味をもって、読んでみました。

何も知らずに読んだら、「何じゃこれ」と思ったかもしれません。が、「何もしない」探偵という設定を知っていたので、おもしろく読めました。

「ウィーンの森の物語」「トリッチ・トラッチ・ポルカ」「こうもり」「加速度円舞曲」「春の声」の5編。

いずれも、いかにも「推理小説」といった趣向で、ミステリ読みの楽しさを堪能させていただきました。何もしない探偵ってどうよと思っていたのですが、彼の存在感が物語世界を構築してますねえ。

もう一冊の「貴族探偵対女探偵」も買っておけばよかった~。

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