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2018年12月28日 (金)

日曜の午後はミステリ作家とお茶を

2839「日曜の午後はミステリ作家とお茶を」 ロバート・ロプレスティ 創元推理文庫 ★★★

「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」と言いつつ、事件に遭遇し、謎を解く羽目になるミステリ作家のシャンクスが主人公の連作短編集。


北海道旅行のお供・その1がこれ。気軽に読めて、しかも短編なので、細切れに読むのにちょうどよかったです。

いかにもアメリカらしい、懐かしい感じすらするミステリ。中年のミステリ作家・シャンクスは、それほど売れっこでなく、ロマンス作家としてデビューした妻のコーラと二人暮らし。シャンクスの謎解きもさることながら、いわゆる「作家あるある」エピソードが楽しかったです。

「シャンクス、強盗にあう」「シャンクス、殺される」「シャンクスの記憶」などが好きでした。

訳者・高山真由美さんは、「重厚な長編のあいまに楽しめるような、あるいは疲れた日の寝るまえに読めるような、軽やかな読み物」を求めていて、シャンクスを探し当てたそう。まさに、そんな感じの作品です。

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コメント

 まゆさん、とある約束をすっぽかされて、ちょっとイライラしてた日に買って読みました。(笑)ブックオフで見つけたのですけど。
 味わいとしては、「黒後家蜘蛛の会」とか「ママは何でも知っている」に極めて似た雰囲気ですね。特に、短編の後の「エッセイ(?)」が好きです。戸板康二の雅楽ものの雰囲気もあるかな。
安楽椅子探偵でもあり、推理ゲーム、ちょっとしゃれた会話。日本にも、「日常の謎」という作品群がありますが、魅力的な作品集ですね。主人公のシャンクスが、年齢を重ねた五十代というのも、この作品に奥深さを与えているかもしれません。
 

おお、まるさん、そういう日に読むにはピッタリな一冊ではないですかね。
事件としては小さなものが多いのだけど、なんとも言えない味わいがあります。
シャンクすが若くもない(笑)、かっこよくもない(笑)、それほど売れっ子でもない(笑)というところが、個人的にはツボでした。
それゆえのおもしろさというか、独特の雰囲気があり、おもしろかったです。

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