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2018年12月24日 (月)

宮部みゆき全一冊

2838「宮部みゆき全一冊」 宮部みゆき   新潮社   ★★★★

2017年で作家生活30年を迎えた宮部みゆきの集大成。未収録短編やエッセイ、超ロングインタビューなどなど。宮部みゆきによる「負の方程式」朗読CD付き。

ずっと読み続けてきた作家さんで、愛してやまない作家さん。

とは言え、自分自身の変化や、宮部さんの作風の変化などで、いまいち寄り添えなかった時期もあったし、苦手な作品もあります。それでもこれを読んで、やっぱり宮部みゆき、好きだなあと、しみじみ思いました。

読者としては、作者が何を思って書いたのか、それを作者自身が語ってくれるのはとてつもないごほうびなのですが。そういう意味で、とても読み応えがありました。

また、対談がたくさん収録されていて、これまた興味深いものでした。特に、佐藤優さん、津村記久子さんとの対談は、非常におもしろかった!

実は、一時期宮部さんを読むのがつらくなったのですが、それが宮部さん自身もすごく現実を描くことに悩んだ時期だったということもわかり、その葛藤から目を背けずに書き続けてきた方なのだなあ、と。

30年、第一線で書き続けてこられたその重みと凄みを感じつつ、これからも宮部みゆきを読み続けます。

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