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2018年12月26日 (水)

2018年マイベスト

① 「ベルリンは晴れているか」 深緑野分(筑摩書房)

② 「ののはな通信」 三浦しをん(角川書店)

③ 「蝶のいた庭」 ドット・ハチソン(創元推理文庫)

④ 「ローズ・アンダーファイア」 エリザベス・ウェイン(創元推理文庫)

⑤ 「あやかし草紙」 宮部みゆき(角川書店)

⑥ 「インフルエンス」 近藤史恵(文藝春秋)

⑦ 「錆びた滑車」 若竹七海(文春文庫)

⑧ 「忘れられた花園」 ケイト・モートン(東京創元社)

⑨ 「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ(文藝春秋)

⑩ 「みかづき」 森絵都(集英社)

今年も悩みに悩みました。今年の特徴は、海外ミステリがいっぱいランクインしていること。1位の「ベルリンは~」も、終戦後のベルリンが舞台のミステリです。これは本当に傑作なので、いろんな人におすすめしたいし、深緑さんはまだまだこれからどんどんいい作品が出てくる作家さんだと思います。

それから、ずっと読み続けてきた作家さんたちの秀作もたくさん。特に、「ののはな通信」は、すさまじい破壊力(?)のある作品でした。しをんさんの「愛なき世界」もよかったです。それから、近藤史恵さんの「インフルエンス」は、同世代の女子ゆえ、やたらと共感できてしまったのが怖かったです(苦笑)

ランク外にしたけれど忘れがたいのは、額賀澪「風に恋う」「ウズタマ」「完パケ!」。いずれも、泣きました・・・。特に、高校の吹奏楽部を舞台にした「風に恋う」は、中高生にぜひ読んでほしい。それから、とんでもないミステリの「屍人荘の殺人」(今村昌弘)。今度映画化されるそうですが・・・どうやって?(笑) それから、今年初めて読んだ松家仁之「光の犬」も、派手さはないけれど深く染み入る物語でした。加納朋子「カーテンコール!」も好きでした。

故・宇江佐真理さんの髪結い伊三次捕物余話シリーズの文庫最終巻「竃河岸」がとうとう刊行されたのも今年。これで、宇江佐さんの作品は読破したと思います。たぶん。なんというか・・・感無量です。

それから、山本淳子「枕草子のたくらみ」「源氏物語の時代」、吉田裕「日本軍兵士ーアジア・太平洋戦争の現実」、呉座勇一「陰謀の日本中世史」なども、すごくおもしろかったです。

今年は九月に父を送り、それに伴っていろんなことがあった一年でした(まだその余波の中にいます)。なかなかしんどいことも多かったのですが、本当に読書に助けられました。まあ、現実逃避とも言いますが(笑) なかなか長時間本と向き合う気力も時間もない現状ですが、それでも本と向き合うひとときに、救われました。思えば、子どものころから、私はずっとこうやって生きてきたのですねえ。(もちろん、本がすべて、とは言いませんが)

ただ、諸々の事情で心のゆとりがなく、みなさんからいただいたコメントへのお返事がさらに遅くなったり、みなさんのブログにお邪魔する機会が減ったりしました。本当にごめんなさい。

というわけで、年末年始のごあいさつは失礼いたしますが、来年もまた細々とブログは続けていきますので、よろしくお付き合いのほどをお願い申し上げます。

では、みなさま、どうぞよいお年を。

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コメント

まゆさんの2018年マイベスト楽しく拝見しました。
特に①②⑤⑩は、来年ぜひ読みたいです。
⑩の「あやかし草子」(宮部みゆき著)は、図書館の予約期限が過ぎてしまい泣く泣く返却( ノД`)シクシク…読んでいたら今年のベスト10に間違いなく入っていたと思います。
九月はお辛かったですね。私も一月に父を亡くしました。
>本と向き合うひとときに、救われました
本当にそうですね。しばらく慌ただしい日々が続くと思いますが、お互い健康に気を付けて笑顔で新しい年を迎えられますように。ではまた来年(*^_^*)

↑訂正
ごめんなさい。「あやかし草子」は⑤でしたm(__)m

 まゆさん、「マイベスト」拝見させて頂きました。多方面に渡るラインナップで凄いですね。その中で、宮部さん、三浦しをんさんなどのベテラン作家を抑えて、「ベルリンは晴れているか」がトップだった事に感銘を受けています。まだ、この作品は読めていないのですが、多分、私も強いインパクトを受けるだろうと感じています。
 こちらのブログのラインナップは今や、私の読書のスタンダードになりつつあります。来年も沢山の本の良い出会いがあります様に。そしてまゆさんにとって良い一年であります様に、こころからお祈りいたします。

ひなたさん、ありがとうございます。
ひなたさんも大変でしたね。
とりあえず、お互い健康には気をつけて、来年も元気に過ごしましょう。

「あやかし草紙」は、シリーズ第一部完結で、おちかが大きな節目を迎えます。ぜひ!

来年は、食わず嫌いをせず、いろいろ読んでみようと思っています。

まるさん、そんなふうに言っていただき、うれしいです。ありがとうございます。
いつもお返事遅くなってごめんなさい。

実はどれを一位にするか、ものすごく悩みました。
好みはもちろんですが、より多くの方におすすめしたい!という気持ちで、これを。
まるで海外ミステリのような作品ですが、手に取っていただけたらうれしいです。

では、来年もまるさんにとって、よい年でありますように。

こんにちは~
海外ミステリがたくさんランクインですね。私も海外ものを読みたいと思い何冊か積んではいるのですが、なかなか読むにはいたっていません(^^;)
まゆさんおすすめの「ベルリンは晴れているか」 は図書館に予約中です。人気があって届くのは先になりそうですが・・
あと額賀澪さんも気になってます。近藤史恵さんの作品も面白そうですね。今年は私もこれらを読みたいです。
「屍人荘の殺人」、びっくりでしたね~〇〇〇が登場するミステリなんて想像もつきませんでした。映画化のニュースにさらにびっくりしました。
今年もよろしくお願いいたしまーす♪

EKKOさん、今年もよろしくお願いします。

「ベルリンは晴れているか」、直木賞受賞ならずでしたが、深緑野分さんは、今すごく気になってる作家さんの一人です。
額賀澪さんも良いですよ~。EKKOさんは気に入るのではないかと思います。
近藤さんの「インフルエンス」は、ガツンときました。同世代の作家さんだから、背景が皮膚感覚で理解できたからかも。

今年もEKKOさんの感想、楽しみにしてます。

ご無沙汰してます。
「インフルエンス」 読みました!
悲鳴あげそうな作品でした。読書の量も減り、読書メーターにちょっと書きこみするくらいで、この時期みなさんのbest本、見に行きます。

ほっそさん、ご無沙汰してます。お元気ですか?

「インフルエンス」、読んでいて息がつまりそうでした。
もっともっと話題になってもいい作品だと思うのですが。

私も去年は皆さんとこにあまりお邪魔できなかったのですが、
今年はできるだけうかがいたいと思います。
よろしくお願いします。

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