鴨川ホルモー
「鴨川ホルモー」 万城目学 角川文庫 ★★★★
晴れて京大生になった安倍は、「京大青龍会」なる怪しいサークルに勧誘される。活動内容が不明瞭で訝しむ安倍だったが、同じく勧誘された早良京子に一目惚れ。うっかり入会してしまう。それが、「ホルモー」との出会いとも知らず。
「べらぼうくん」を読んだら、矢も盾もたまらず、再読してしまいました。「べらぼうくん」は、小説家になろうと思い立った万城目青年が、無事デビューを果たすまでのべらぼうな日々を綴ったエッセイ。そのデビュー作が、この「鴨川ホルモー」です。
私の初読は2008年。森見登美彦「太陽の塔」が衝撃的に面白かった!と言っていたら、「ホルモー」もぜひ!と複数の方からすすめられた覚えが。で、読んで、笑って、衝撃を受けました。(以来、森見氏と万城目氏は、私の中で同じ箱に入ってます)
レナウン娘の衝撃は忘れてませんでしたが(改めて読むと、とんでもない馬鹿馬鹿しさでした・笑)、それ以外は記憶が薄れてて。こうしてみると、ド直球の青春ものですねえ。清々しいほどの。で、やっぱり面白かったです。
万城目さんはデビュー作は、ほんとに「原点」という印象。ここから始まったんですね。
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