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2020年6月18日 (木)

菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

3053「菓子屋横丁月光荘  文鳥の宿」  ほしおさなえ      ハルキ文庫      ★★★★

月光荘で暮らすようになり、川越の町と人々に馴染んできた守人。家の声が聞こえる守人は、町のあちこちで、残された人の思いに触れていく。それが彼を思わぬ世界に導いて…。


積ん読してた一作目・二作目を読んで、「続き出ないかなー」と呟いたら、まさにそのタイミングで出ました!

血縁とは早くに別れてしまい、孤独だった守人。川越に引っ越したことがきっかけで、彼の閉じていた世界がゆるゆると広がっていく。そんな物語。

今回は、「雛の家」「オカイコサマ」「文鳥の宿」の三話。どの話もよかったのですが、「雛の家」は、胸がギュウッとなるような切なさと、温かさにあふれていて、泣いてしまいました。

大学院の修了時期も近づいてきて、進路について思い悩む守人。しかし、いろんな出会いが、また守人の道を開きます。

今回印象的だったのは、シリーズを通して無駄な登場人物がいない見事さ。そして、不幸が重なり、心を閉ざしていた守人は、本当は人とつながりたいと切望していたのだと納得できたことです。

守人がこれからどうするのか、楽しみです。




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