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2020年7月22日 (水)

鬼棲むところ

3068「鬼棲むところ」  朱川湊人      光文社      ★★★

鬼とはいったい何者なのか。いにしえの物語や説話を題材に、鬼と呼ばれた人たちを描く。


「鬼一口」「鬼の乳房」「鬼、日輪を喰らう」「安義橋秘聞」「松原の鬼」「鬼棲むところ」「血舐め茨木」「蓬莱の黄昏」の八話。『知らぬ火文庫』というシリーズもの(?)みたいですね。

三話くらいまでは、「久しぶりのブラック朱川さんだ(苦笑)」と思いながら読んでいました。が、単にホラーめいた物語というわけでなく。世の仕組みや社会通念から微妙に逸脱してしまった人たちの物語でした。

「松原の鬼」は今昔物語にある有名な話ですが、その展開は意外なものでした。

最終話はそこに行き着くのか~という感じでしたが、毎話結びの「鬼哭啾々」という言葉が、最後の最後で哀しく、重く響きました。

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