村山由佳

2009年11月17日 (火)

約束

1421「約束」村山由佳    集英社    ★★★★

田舎の町の小学生四人組。ヤンチャ、ノリオ、ハム太、そしてワタル。ある日突然、ヤンチャが原因不明の病気で入院。ワタルたちは、ヤンチャを助けるために、タイムマシンを作ろうとする。

これも読書感想文指導用。
村山さん、久々に読みました。

すごく悲しくてせつない話なんだけど…すごく好きです。少年たちの純粋な思いと、「その後」が。

読んでて、ちょっと涙ぐんでしまいました。

はまのゆかさんの挿し絵が、とてもよいです。

2008年4月23日 (水)

ヘヴンリー・ブルー

1285「ヘヴンリー・ブルー」村山由佳    集英社    ★★★

 夏姫が恋をした歩太は、姉の春妃を愛した。そして、夏姫の心をズタズタにしたまま、春妃は死んでしまった。「天使の卵」と「天使の梯子」を夏姫の視点で結ぶアナザーストーリー。

 たぶん、夏姫視点の物語が書かれることを、どこかで予想していた気がします。だから、これが刊行された時、ああやっぱり…と思いました。
 もともと、春妃より夏姫の方に共感していたので、彼女の内面は描いてほしかったのです。ちょっと物足りない気もしますが、これ以上書きすぎても嫌みなだけかもしれません。
 これでやっと、シリーズが完結したなという感じです。

2007年10月27日 (土)

天使の梯子

1204「天使の梯子」村山由佳   集英社文庫   ★★★★

 慎一は、高校時代憧れていた担任の夏姫に偶然再会した。八歳年上の彼女に、どうしようもなく惹かれる慎一。夏姫もそれを受け入れてくれたが、夏姫には忘れられない男がいるらしい。不安と焦燥に駆られる慎一は・・・。

 ものすごく久しぶりの村山由佳です。「天使の卵」の10年後を描いた続編。あの時、彼氏・歩太を8歳上の姉に奪われた夏姫が、今度は8歳下の男性に愛される・・・という物語。

 読んで、納得しました。これは、書かれるべくして書かれた物語なのだ、と。「天使の卵」は、とても美しく完結した物語でしたが、歩太のため、夏姫のためには、「天使の梯子」jは必要な物語でした。

 私はもともと、村山由佳の描く女性は、春妃タイプよりも、たくましい夏姫タイプが好きだったので、夏姫のことはずっと気になっていたのです。だから、夏姫が本当に解放されたクライマックスは、とてもよかったです。時間がたったからもういいんだ・・・ではなくて。夏姫が春妃や歩太のことを憎む気持ちも肯定した上で、そこを乗り越えるというのが、すごく納得できました。子どもみたいに泣きじゃくる夏姫といっしょに、思わず泣いてしまいました。

 そんなんできすぎ!と突っ込みたくなるような、ドラマティックな展開は相変わらずですが、それでも、村山さんが「書きたいものを書いている!」というエネルギーを感じるのです。そして、以前に比べると、地に足が着いたというか・・・ああ、村山さんも大人になったなあと(えらそうにすいません)、思った一冊でした。

2005年7月10日 (日)

坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方Ⅶ

822「坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方Ⅶ」村山由佳   集英社文庫   ★★

 念願の一人暮らしを始めた勝利。これでかれんとの仲も進展して、なにもかもうまくいく・・・はずだったのに。何もかもうまくはこばず、イライラする勝利。そして、とうとうバイト先で大失敗をしてしまい・・・。

 とうとう7巻。しかし、進展しませんねえ。
 今までわりと好意的に読んできましたが・・・すいません、私の方がイライラしてきました。今日はコンディション最悪なので(ブログ参照)、優しい気持ちで読んであげられないというのもありますが。
 若い、といえばそれまでですが、あまりにも自分中心な勝利やかれんに、ほんとにイライラ。勝利の原田先輩に対する態度なんて、何様なの、あんた!って感じです。
 そして、今回のトドメは星野りつ子。わかるんだけどね、報われない恋がつらいってのは。今までは、かれんより共感できました。でも、ごはんが食べられなくなって、貧血起こして倒れて、さらに勝利に泣きながら謝ってみたり、「なんで私じゃダメなの!」とわめいたり。そこまでいくと、ひいちゃうんですけど。
 う~ん。ここまで読んだら、続きも読まずにはいられないんですが、なんというかちょっと疲れてきたかなあ。

さくら > あ~出てたんですね!気づきませんでした~。でも・・前作でもイライラきちゃってましたから、まゆさんの感想で読む気かなりダウンです~。想像ついちゃうし・・でも買っちゃうんだろうな~。 (2005/07/11 10:06)
まゆ > さくらさん、けっこうきてましたもんね。私は前作まではかろうじて持ちこたえてましたが、7巻にして星1個減らしちゃいました。りつ子に共感できなくなったのがトドメでしたね。 (2005/07/11 20:41)

2005年1月31日 (月)

夜明けまで1マイル

736「夜明けまで1マイル」村山由佳   集英社文庫   ★★★

 憧れのマリコ先生と不倫をしている大学生の涯。
 幼なじみでバンド仲間のうさぎは、うまく恋ができず傷ついてばかり。
 それぞれに壁にぶち当たりながら、少しずつ前へ進んでゆく・・・そんな不器用な二人の物語。

 久しぶりに村山由佳を読んだなーって感じです。
 私が分類するところの、「若い」系の物語(これは、主人公が大学生ということだけではありません)。
 なんというか、展開が次々に読めてしまうのです。村山さんには失礼ですが、ひと昔前の少女漫画という雰囲気で。
 最初はあんまり話に入れませんでしたが、涯たちがジタバタしだしてからはけっこうおもしろかったです。うさぎの気持ちはちょっとわかる気がしたし。私も見た目はともかく、性格が「女の子っぽくない」とよく言われて、そういうのでかなり自己嫌悪に陥ったり・・・あの頃は若かったなあ(遠い目)
 ただ、涯やうさぎに同化するというよりは、「ああ、こんなこともあったな」「そういう時期ってあるよね」という感じで、過ぎし日を懐かしむ気分で読んでしまったのが悲しかった(笑)年をとるってこういうことですね。

2004年6月20日 (日)

遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方Ⅵ

537「遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方Ⅵ」村山由佳   集英社文庫   ★★★

 かれんの両親が海外赴任から帰ってくる。ショーリは花村家を出て、一人暮らしをすることを考え始める。ふたりだけの場所を確保するために。そして、かれんにふさわしい自立した男になるために。

 ショーリとかれんのじれったい恋も、とうとう6巻まできました。が、例によって進展はあまりありません(笑)
 だんだん自分でもよくこれにつきあってるなあって気がしてきましたが、進展しないわりには山あり谷ありで、しかもキャラがけっこう好きなので、ついつい読んじゃうんですよね・・・。
 でも、恋愛の中でこういう時期って、けっこう楽しいというか、幸せな時じゃないかなあという気がします。いや、ショーリにとっても拷問かもしれませんが(笑)
 今回はマスターが語り手の番外編が入っていて、ひそかにマスターファンの私はうれしかったです。かなりせつなかったけど。

さくら > わ~出たのですね!う~~ん・・やはりまだまだ進展なしですか・・段々読むのが苦痛になってきてるんですよね~このシリーズ。 (2004/06/21 17:58)
活字嫌い > おもしろいですよね~おいコーシリーズ。
なんというか、毎巻毎巻ひじょーにもどかしい(笑)
進展がないのはあれですが、私も登場人物が好きでやめられずに読んでいます・・。
そして、文庫版は刊行が遅いのでJBOOKS版まで読んでしまっています^^; (2004/06/21 19:41)
まゆ > さくらさん、出ましたよ~。相変わらずの二人ですが(苦笑) 最近はもう初めからあんまり期待しないで読むようになっちゃいました。
活字嫌いさん、もどかしいんですけどね、ついつい読んじゃうんですよね。ゆっくりとではありますが、確実に文庫化されてるので、JBOOKSに追いつきそうだ・・・と、あとがきで村山さんがあせってました。 (2004/06/21 23:26)
みか > 私もこのシリーズ好きです。こんなに続くと思ってませんでした。確か、ラジオドラマでやってたはずです。私は聞いてないのですが、うちの兄が聞いたらしく、本を読まない兄がなんでこれを知ってるんだとびっくりしたら、ラジオでやってたって言ってました。 (2004/06/22 00:38)
まゆ > どこまでも続きそうで、ちょっと怖い気がする今日この頃ですが、終わってしまうのも寂しいですね。ラジオドラマになったんですか。全然知りませんでした。 (2004/06/22 21:09)

2004年5月16日 (日)

すべての雲は銀の・・・(上・下)

517「すべての雲は銀の・・・(上・下)」村山由佳   講談社文庫   ★★★★

 恋人を兄貴にとられた祐介は、信州菅平の宿「かむなび」で働き始める。東京でのすべてから逃げてきた祐介を迎えたのは、厳しく美しい自然と、個性的な人々。けれど、彼らもまた痛みを抱えているのだった。

 上巻だけ読んで寝るつもりだったのが、どうしてもやめられなくなって、夜中の2時までかかって下巻まで一気読み。高村薫に比べてなんて読みやすいことか(笑)
 それにしても、どうしてこんなに村山作品に心揺さぶられるのだろう。ずっとそう思いながら読んでいました。
 いろんな登場人物たちのそれぞれの思いに、すごく共感してしまったのです。
 信じていたものに裏切られ、彼らを恨むだけじゃなく、信じていた自分を責めてしまう祐介。
 自分には何の力も才能もないのじゃないかと悩む花綾。
 人前ではつっぱって強がっている美里。
 寂しいくせに絶対それを認めない瞳子さん。いい子でいようとするばかりに不登校になってしまった桜ちゃんと、彼女を追いつめることしかできなかった母親の智津子さん。
 彼らのそういうところが他人事とは思えなくて、いちいち自分の痛みのように胸に刺さってきました。そして、そんな彼らが一人として否定されていない物語世界のあたたかさにふれて、下巻の後半はもう泣きっぱなし。
 ヒリヒリと痛いんだけど、それを包み込むようなあたたかさに満ちたこの物語は、読んでいて本当に癒されるような気がしました。
 最近、農業とか自然の大切さ、絶対的な正しさみたいなものをすごく感じているので、信州での生活で祐介が叩きなおされていくっていうの、すごくわかります。
 うちの学校には農園があるので(小さいけど)、自分たちで土を耕して、作物を植えて、世話をして、収穫して食べるっていうの、すごく自然なことだし、これやってると、生徒も私も元気になってくるんです。自然のもつ力ってすごいなあと思うのです。

トントン > ちょうど図書館で見つけて借りてきています。村山さんの小説はあまり読んだことがないので楽しみです♪ (2004/05/16 19:19)
まゆ > これは読みやすいと思いますよ。ちょっと長いですが。オトナの目で読んじゃうと、祐介にイライラするかもしれません。私は思いっきり共感しちゃいましたけどね。 (2004/05/16 23:20)
さくら > いいですよね~。私もかなりハマリました!年齢的にも色々状況合わせても瞳子にかなり感情移入しちゃって、頑張ってる姿と精一杯強がってるとことに涙しました。挫けそうな時にも一生懸命ポジティブな自分でいようとする人にとても憧れます。 (2004/05/16 23:44)
すもも > 読んだ後、とてもすっきりした気分になりました。村山さんの文体は柔らかで、わかりやすくて好きです。 (2004/05/17 09:50)
まゆ > さくらさん、私はいろんな登場人物に自分と似たとこを探していました。唯一謎だったのが園主だったのですが、最後の最後でかわいいなあと思ってしまいましたよ。
すももさん、これは読後感がよいですね。村山作品は小難しくないところが気にいっています。 (2004/05/17 19:51)

2003年9月23日 (火)

海を抱く BAD KIDS

337「海を抱く BAD KIDS」村山由佳   集英社文庫   ★★★★★

 日がなサーフィンに明け暮れる光秀。成績優秀、優等生の恵理。けれど、二人はそれぞれ人には言えない思いを抱え込んでいた。光秀は、末期がんにおかされた父との確執を。恵理は同級生の都への思いを。やがて二人はある出来事をきっかけに、抱き合うようになる。恋でも愛でもない、ただ体だけの関係。しかし、その関係は徐々に変質していく。
 
 待望の文庫化です。「BAD KIDS」のアナザーストーリーとも言うべきこの物語は、「BAD KIDS」の世界とリンクしながら展開していきます。
 人と距離をおいてしまう光秀。ついつい優等生を演じてしまう恵理。とっても不器用な二人が、とっても不器用な恋愛(?)をする物語。自分の弱さも醜さもすべてをさらけだしてしまえる相手って、どれだけいるんだろうか? 互いの欲望から始まった二人だからこそ、それができたのでしょうね。最初から取り繕うことをいっさいしなかったのだから・・・。
 「BAD KIDS」を読んだ時は、うわー若い!青い!って感じでいっぱいだったのですが、これは少し落ち着いた感じ。前半はヒリヒリ痛い場面が多かったですが、後半は胸にしみてくる部分が多かったです。夏みかんのエピソードとか。
 高校生を主人公にしてても、変にノスタルジックになったりせず、読んでる自分もポンとあの頃に戻ってしまう気がする。その辺が村山作品のもつ力だなあとあらためて認識しました。つくづく、この人の書くものが好きです。400ページ、一気読みでした。

あさこ > もう、もう、この「海を抱く」と「BAD KIDS」は高校時代に読んだ本のなかではベスト5に入ります!すごく大好きで特別な作品です。村山由佳はどうしてこんなに私たちのことがわかるんだろう?と本気で思いました。いま読んだらまた違った感想をもちそうな気がしますが。 (2003/09/24 00:15)
流歌 > 実は最初これは、設定が少し嫌だったんですよ。だけど読んでみたら、流石村山作品!とやっぱり感動しました。「BAD KIDS」とのリンクもすごく良かったし、尊厳死、犯罪者の家族…色んなことを考えさせられました。今では大好きです。 (2003/09/24 00:18)
まゆ > あさこさん、もし私が高校生の頃にこれを読んでいたら、しばらく世界から抜け出せないくらいシンクロしちゃったのではないかと思います。思わず自分の年を忘れて読みふけってました。
流歌さん、村山作品のいろんなモチーフがつまってるなあという印象をうけました。なんとなく「星々の舟」につながる流れを感じました。 (2003/09/24 01:07)
さくら > まゆさん読まれたのですね!私も先日購入したばかりです。星5つですね~益々読むのが楽しみです! (2003/09/24 09:36)
まゆ > 買って即読みましたよ。文庫になるのをず~っと待っていたもので。「若い」系の物語ですが、よかったです。 (2003/09/24 18:53)
マリ > これは高校時代、図書館で予約して読みました!そして今日、文庫本買いました。ただしわたしは文庫本は電車の中で読む、と決めているので完読まであと3日はかかると思いますが^-^;;ずっと文庫化を待っていたので楽しんで読もうと思います。ラストで光秀が齧っていたのって夏みかんだったのですね。あれってレモンだったけ?と、間違った記憶をもってました^-^;;あのシーンがすごく好きです。 (2003/09/24 19:02)
こん > 食わず嫌いせずに読んでみようと思いました、みなさんの感想読んで。 (2003/09/24 21:19)
マロン > 一年くらい前に、読みました。私も大人になってから読んだので、これが高校時代に読んでいたらどんなことになっちゃったろう…と思いました。やっと文庫化したんですねー。 (2003/09/24 22:36)
あしか > 私も、「星々の舟」がよかったので教えてもらった「青のフェルマータ」をちょうど今読んでいる所です。これも★五個なんですね。 (2003/09/24 22:48)
まゆ > マリさんも高校時代に読まれたのですね。ちょっとうらやましいです。後半出てくる夏みかんが要所要所で話をしめてくれますよね。ラストシーンは映像が目に浮かぶようで、すごく好きでした。
こんさん、いらっしゃいませ。私も実は村山由佳はずーっと食わず嫌いだったのですよ。読み始めたのは1年ちょっと前くらいです。一度お手にとってみてくださいませ。
マロンさん、やっと文庫化したんですよー。高校時代に読んでいたら、ものすごくはまってしまっていただろうなあという気がします。10代の頃に読んでみたかったの半分、今でよかった気がするの半分です。
あしかさん、「青フェル」と「翼」は、私の中では星5個でも足りないのです。それに比べたらこれは星5個でちょうどです。ただ、個人的にすごくひかれるものがあったので、評価は甘いかもしれません。 (2003/09/24 23:36)

2003年8月23日 (土)

星々の舟

308「星々の舟」村山由佳   文藝春秋   ★★★★

先妻の子の暁と後妻の連れ子の沙恵。血のつながっていない兄妹ゆえに愛しあった二人は、実は父を同じくしていた・・・。
 他人の男ばかり好きになる末の妹の美希。自分の居場所を探しつづける長兄の貢。恋と友情、いじめに悩む貢の娘・聡美。そして、四兄弟の父親である重之。
 沙恵たちの母・志津子が逝ってからの一年を、六人それぞれを主人公に描いていく。

 六つの連作短編からなる物語。第129回直木賞受賞。
 賞をとる以前に、友人から「なかなか良いよ」という評価を聞いていて、ずと気になっていた一冊。結局購入してしまいました。
 村山さんがこだわりつづけているいろんなものが、この一冊に詰め込まれているような気がしました。それは恋愛であったり、家族であったり、農業のことであったり、戦争のことであったり。
 それでいて、今までの村山作品とはちょっと口当たりが違うような印象を受けました。今までは、読んでいると物語の中にスポンとはまってしまって、泣いたり笑ったり。それが快感だったのですが。これは安易に感情移入するのが許されないような、厳しさみたいなものを感じながら読んでいました。
 それでいて、圧倒的な力でもって迫ってくるものがあるのです。例えば、沙恵の想いのおそろしいまでの強さとか。美希の絶対的な寂しさとか。ぬぐいさることのできない重之の記憶とか。聡美の思いには共感できるし。
 淡々と描かれているようでいて、力強い。そんなことをひしひしと感じながら、一気に読んでしまいました。
 おそらく、自分の年齢や立場が変われば、また感じ方も変わるのだろうな。そんなふうに思える物語でした。

マリ > まだこの本は図書館で予約待ち中なのですが、まゆさんの評価がかなり良いので早く読みたいです。村山由佳さんの作品は、ライトな恋愛小説が多いのかと思っていましたが、この前「翼」を読んでこういう作品もあるのだな、と知ったばかりです。「星々の舟」もまた違った感じのようですね。読むのが楽しみです。 (2003/08/24 01:21)
まゆ > マリさん、「青のフェルマータ」は読まれましたか?私の中では「翼」と「青フェル」が村山作品の双璧です。「星々の舟」もなかなか読ませてくれます。早く図書館で借りられるとよいですね。 (2003/08/24 17:34)
マリ > 「青のフェルマータ」はまだ読んでないです(> <)それと「きみのためにできること」も良いと聞いているので、この2冊を読んでみたいです。文庫化されているようなので☆ (2003/08/25 00:06)
流歌 > 直木賞という話題になった作品なだけに批判とか中傷も多いらしくて、私の1番好きな作家なだけにヘコみ気味でしたが、でも私はこの作品を、好きな作家の作品ということを差し引いてもとても良かったです。でも、好きというのとは少し違う、そんな感じです。
あと、私も村山作品は「翼」と「青フェル」が特に好きです♪マイベストは「きみため」ですが、これは個人的な経験とかもあって、思い入れが激しくあるので…。 (2003/08/25 00:37)
まゆ > マリさん、「青フェル」はほんとよいですよ。おすすめです。「きみため」も流歌さんの一押しですので、ぜひどうぞ。ね、流歌さん!
流歌さんのおっしゃるとおり、けっこうマイナスの反響も大きかったようですが、村山読者の一人としては、これは村山さんが本当に書きたくて書きたくて書いたものだと思うし、それを真摯に受け止めたいと思います。「翼」や「青フェル」とはまたちょっと違う場所に大事にしまっておきたい物語でした。 (2003/08/25 01:09)
さくら > 読まれましたね!今までの作品とちょっと違うと感じましたが、根底にあるものは同じように思います。すごく好きな一冊となりました。 (2003/08/25 09:08)
まゆ > 今までのものとは違うけれど(視点が次々変わるのもその原因の一つかも)、村山さんらしいなあと思って読んでました。 (2003/08/25 19:37)

2003年6月20日 (金)

緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方Ⅴ

245「緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方Ⅴ」村山由佳   集英社文庫   ★★★★

「たとえトラブルのさなかにあろうと、自分より先に相手のほうを大切に想ってしまうこと。どんな時でも、相手の手を決して放すまいとすること。そういうどうしようもない気持ちのことを、人はきっと、恋とか愛とかって言葉で呼ぶんだろう。」

 勝利は、ひとつ屋根の下に住む5歳年上のいとこのかれんと恋をしている。そんな勝利に思いを寄せる星野りつ子に、とうとう「秘密の恋」を打ち明けてしまい・・・。

 ショーリとかれんのじれったくなる恋物語・第5弾、待望の文庫化です。最初は対象読者が若い世代ということもあって、読んでて気恥ずかしくなる場面もあったのですが、いつのまにやらしっかりはまってます(笑)
 今回もショーリとかれんは、ほんとにジリジリとしか進展しないのですが、そのちょこっと変化する部分がおもしろくなってきたりしてます。
 しかし、今回はショーリにふられちゃった星野の姿が読んでて痛かったです。かつての自分と重ねてしまうからでしょうか。
 それにしても、これを読んでいると、「人を好きになるのも悪くない」と思えてくるから不思議です。

さくら > 第5弾出たのですね!じれったい二人の関係は相変わらずそうですね。早速買わないと~~! (2003/06/21 09:30)
まゆ > 集英社の「ナツイチ」の一冊になってるせいか、表紙は夏っぽいんですが、中身は冬でした(笑)ショーリに妹が生まれたり、いろいろ環境も変化してきてますよ。 (2003/06/21 12:57)
流歌 > 早い!昨日発売なのにもう読み終えたのですね~。私はジャンプjブックス版でつい最近再読したので、これは文庫版あとがきしかまだ読んでないんですけど、これだけでも買って良かったと思いました♪あと、丈の番外編が良かったです☆ (2003/06/21 14:55)
まゆ > 昨日たまたま本屋に行って発見。即購入し、即読みました。丈はお気に入りなので、番外編おもしろかったです。あとがきには考えさせられましたね。 (2003/06/21 22:25)
nanako > ああ、とうとうⅤが出ちゃったんですね。まだⅣ読んでないのに・・・。
ショーリとかれんのじれったさに苛ついていたのですが、2冊一気読みなら少しは進展するのかしら?まゆさんの日記を読んだ限りではあまり期待できない気もするけど・・・。 (2003/06/22 21:29)
まゆ > 出ちゃったんです(笑)しかも、あまり進展はしません。むしろ、ショーリと星野の関係の方が変化します。Ⅴのお楽しみは丈の視点で語られる番外編。彼なりにフクザツな思いでかれんたちを見ていたというのがわかりますよ。 (2003/06/23 00:11)
さくら > まゆさんの日記で発売されてることを知り、早速昨日買ってきました。丈の視点の番外編、読むのが楽しみです~。 (2003/06/23 09:55)
まゆ > さくらさんの感想、楽しみにしてます。 (2003/06/23 20:05)

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