上橋菜穂子

2018年10月 5日 (金)

ほの暗い永久から出でて

2800「ほの暗い永久から出でて」 上橋菜穂子 津田篤太郎 文藝春秋 ★★★★

母の肺がんがきっかけで知り合った作家と医師が、往復書簡で語り合う生と死のこと。


父の病状が悪化して、何かのヒントになればと手に取りましたが、いざとなると読む覚悟がなくて。結局、父を送ってから読むことになりました。

上橋さんのお母さまが肺がんと診断され、その治療の過程で知り合い、治療に参加された津田先生。お母さまの死の前後に交わされた書簡は、生と死を通して、人の心と身体の在り方について、深く考察していくものになりました。

互いに敬意をもって言葉を交わしているので、読んでいてとても心地よかったです。上橋さんはやはり作家であり、文化人類学者であり、文系の方。感覚的に物事の本質をつかみ、言語に変換していく。津田先生は、やはり理系なのですね。実証的であり、理詰めできちんと解析しようとなさる印象でした。

このお二人がおこす化学反応が、とっても面白かったです。一方が投げた球を受けて、思いもかけない方向へ投げ返したり。途中でお母さまが亡くなり、その辺りは読むのがつらかったですが(父のことがよみがえってきて)。でも、その過程を他者の言葉で語ってもらうというのも、得がたい機会だったのかなという気がします。

語っても語り尽くせるはずのない「生と死」というテーマ。それに真摯に向き合い続けるお二人の姿勢に感銘を受けました。

2018年3月 5日 (月)

物語と歩いてきた道

2719「物語と歩いてきた道」 上橋菜穂子   偕成社   ★★★★

国際アンデルセン賞受賞の際のスピーチをはじめ、単行本初収録のインタビュー、スピーチ、エッセイをまとめた一冊。

去年の10月、仙台文学館で「精霊の守り人展」を見てきました。想像していたより充実した展示で、上橋さんの自筆の手紙や自作イラストなど、珍しいものもたくさん。この本には、そのイラストなども一部ですが収録されています(タンダのイメージ画など)。

上橋さんの物語も、エッセイも、いろいろ読んできましたが、生きることに前向きな姿勢にいつも圧倒されます。それでいて、決して「上から目線」ではないのです。だから、読み終えても、時間が経っても、何かのおりにふと思い出して、なんとなく勇気をもらったような気になったりするのです。

今回特に印象に残ったのは、アンデルセン賞受賞スピーチ等をまとめた「文化の差異を越えて」という章でした。世界の「分断」が大きな問題となっている今だからこそ、上橋さんのおっしゃることは身にしみましたし、この視点を忘れてはならないのだと肝に銘じました。

NHKの「精霊の守り人」は、3年にわたる放送が無事終了しました。ファンタジーを実写化するだけでなく、原作で描かれていた「異なる人との交流」「人と人とがわかりあうこと」というテーマに、逃げずに向き合った作品でもありました。きっかけは、ドラマでも、コミックスでも、なんでもいいのです。上橋さんのこの視点・・・彼我の違いを認めて、なおかつ手を伸べる姿勢に、少しでも多くの人にふれてほしいと思います。

この本には、ジュンク堂書店池袋本店で2016年から2017年にかけて企画された「上橋菜穂子書店」で紹介されたブックリストが載っています。これが楽しい!

こんな本を読んでるのか。これ、私も持ってる! やはりこの本は一度は読まねば・・・などなど。膨大なリストですが、多岐にわたるジャンルの約700冊。要チェックです。

2017年1月 9日 (月)

炎路を行く者

「炎路を行く者」 上橋菜穂子   新潮文庫   ★★★★

再読です。

「精霊の守り人シーズンⅡ」の放映にあわせて、文庫化されましたね。待ってました!って感じです。ドラマも、文庫も。

シリーズの番外編で、ヒュウゴの少年時代を描いた「炎路の旅人」と、バルサの少女時代を描いた「十五の我には」を収録。

「十五の我には」はやっぱりいいですねえ。本を読むジグロってのも、そそられます。ドラマを見たあとなので、少女時代のバルサが映像でイメージできて、初読のときとはまた違うリアリティを感じました。

今回は、少年・ヒュウゴの葛藤に胸が熱くなりました。タルシュ帝国の密偵として本編に登場する彼が、まだ何者でもなかったころの物語。故国をタルシュに征服されてしまった彼が、自分の生きる道を見つけようとあがく姿には、こちらまで必死にもがいているような気持ちにさせられました。

この「守り人」シリーズは、それぞれの登場人物にドラマがあり、本編にいたるまでのストーリーがあり・・・そういうところが読む人の心を打つのだなと、あらためて感じました。

今回、文庫あとがきを読んで、思わず落涙。上橋さん、きっと大丈夫です。またいつか、上橋さんの新作を読むのを楽しみに待っています。

2015年3月18日 (水)

三人寄れば、物語のことを

2249「三人寄れば、物語のことを」 上橋菜穂子・荻原規子・佐藤多佳子   青土社   ★★★★

大好きな作家さん3人の鼎談集。買ってしまいました。

上橋さんの「守り人」、荻原さんの「RDG」、佐藤さんの「シロガラス」について、お三方が語り合うという、とっても豪華な一冊。やはり作家ならではの視線があって、すごくおもしろかったです。

各章のタイトルがなかなか素敵で。

 Ⅰ「こちら」と「むこう」が出会うときー物語の生まれる場所(上橋さん)

 Ⅱ物語を紡ぐ女神ー世界の襞へわけいる力(荻原さん)

 Ⅲ乱調が織りなすリアルー子どもたちは<物語>と遊ぶ(佐藤さん)

それぞれの鼎談のテーマと、作家さんの特徴がビシッとまとめられていて、編集者さんのセンスに脱帽しました。

上橋さんはエッセイ集を去年2冊読んだので、なんとなく物語の背景もつかめていましたが、荻原さんや佐藤さんはこういうの初めてだったので、興味津々でした。私がそれぞれの作品のどこにひかれているのか、これを読んでよくわかりました。

佐藤さんの「シロガラス」も読んでみたいし、何より「RDG」は途中でリタイアしているので・・・うーん、やっぱり読みたくなってきました。

2014年12月 7日 (日)

鹿の王(下) 還って行く者

2204「鹿の王(下) 還って行く者」 上橋菜穂子   角川書店   ★★★★★

連れ去られたユナを追ったヴァンは、父祖の地を追われた<火馬の民>と出会う。一方、医術師ホッサルは、辺境の民との接触を試みるが、それは<黒狼熱>の治療薬作りに大きな影響を与えることになる。そして、ヴァンとホッサルが出会ったとき、ひとつの仮説が生まれ・・・。やがて、ヴァンはある大きな決断を迫られる。

最終章を読むのが、ほんとに嫌でした。

ヴァンがどんな選択をするのか、わかっていたから。「鹿の王」というタイトルの意味がわかってしまい、それならヴァンがとる道は一つなのだろうと確信してから、それが嫌でしかたなかったのです。(ちなみに、旦那はこの本を見て、「鹿が主人公?」と言ってました)

そして、もっとこの物語世界に浸っていたかったから。残りページがもうこれしかない。これだけ読んだら、ヴァンやユナ、サエ、ホッサルともミラルともお別れなんだと思うと、とってもさびしかったのです。まだまだ読んでいたかった。

下巻は、ヴァンとホッサルがとうとう邂逅し、<黒狼熱>に関する仮説が成り立ちます。同時に、ヴァンを絡め取ろうとしていたいくつもの縄が交錯し、国や民族の思惑も複雑に絡み合い、皆がそれぞれの立場でうごめいて・・・とても一言では説明できない物語になっています。私も頭がこんがらかりそうでしたが・・・。でも、それをこれだけの分量にまとめきるというのが、すごい。

人とウイルス(この言葉は作中に出てきませんが)との戦いを描いた物語なのですが、「命とは何か」「生きるとは(死ぬとは)どういうことか」という根源的な問題に、より生物的に向き合った作品、と言えるかもしれません。だから、ヴァンの選択も、決してヒロイックなものにはなりません。できる者がやる。ただそれだけ。・・・でも、人間だから、哀しい。

だから、ユナの存在は、救いでした。飛鹿に乗ってヴァンを追いかけていくユナたちの姿を思い浮かべただけで、涙が・・・。ユナがいてくれてよかったと思うのです。虚ろだったヴァンがあの選択をしたのは、ユナやトマたちと出会ったからなのですよね・・・。

そうそう、トマがたくましくなったのも、うれしかったです。初めてヴァンたちと会ったときには、頼りなげな若者だったのに。飛鹿を乗りこなし、深い森林に分け入っていく姿に、感動しました。

たぶん、何年かしたら、この物語はもう一度読み返すと思います。その時の自分が何をどう感じるか、楽しみです。

2014年12月 6日 (土)

鹿の王(上) 生き残った者

2203「鹿の王(上) 生き残った者」 上橋菜穂子   角川書店   ★★★★

東乎瑠(ツオル)帝国との戦でただ一人生き残った<独角>のリーダー・ヴァン。奴隷として送られた岩塩鉱に狼たちが襲来し、病が蔓延する。ヴァンはそこでもただ一人生き残った。いや、もう一人。母の背に守られた幼子がいた。ヴァンはユナと名付けたその子と生きていくことを決意する。

読みたいけどもったいない~と、ずっと積んでましたが、とうとう手を付けました。

今回は、二人の男が主人公。戦士のヴァンと、医術師のホッサル。ヴァンは「黒狼熱」という病から生還した数少ない人間。ホッサルは、「黒狼熱」から人々を守るために奔走する医師。生い立ちも立場もまったく異なる二人は、上巻では交錯することなく物語が進みます。でも、どちらの物語も実に読みごたえがあるのです。

岩塩鉱で働かされていたヴァンは、獣に噛まれたことで病を発症。しかし、奇跡的に一命をとりとめます。そして、同じく奇跡的に生き残ったユナと、父子のように生きていくことになります。東乎瑠帝国に飲み込まれたアカファ王国の辺境に育ったヴァンは、「飛鹿」の飼育に長けていて、たまたま知り合った若者・トマの集落で「飛鹿」の世話を教えながら暮らすことに。しかし、病から生還してから、時折おかしな感覚がヴァンを襲うようになっていたのでした。それは、ユナにも・・・。

一方、ホッサルは古オタワル帝国の血を引く「聖なる一族」の出で、それなりの身分があるのだけれど、とにかく病から人を救うために戦っている青年。そんな彼は、岩塩鉱を襲った病が伝説の「黒狼熱」だと看破し、薬をつくろうとします(今でいう解毒薬や、ワクチンですね)。しかし、東乎瑠では身に穢れを入れるとして、ホッサルの医術を受け入れない面があったり。政治上の駆け引きがあったり。

一章ずつ交互に物語が展開するのですが、とにかく息もつかせぬというか、いつもながら上橋さんのストーリーテラーとしての力量に感動してしまいます。今回は、「伝染病」「感染症」というのがモチーフになっていて、ファンタジーでありながら、とうてい非現実の世界とは思えないものがあります。エボラ出血熱の流行もあったし。そして、人の「体」というものから「生きる」ということを見るような場面が随所にあり、はっとさせられました。

もちろん、国や民族といったテーマや、人がどう生きるかといったテーマも、今までの作品同様に描かれており、上橋ワールド全開です。

この巻の最後、ヴァンはユナを連れ去られ、ホッサルは襲撃を受け囚われの身となり・・・。さらに、黒狼熱の流行には人為的な何かがあるのか、あの山犬たちを操っているのは誰なのか・・・とっても気になる状態で、下巻に続きます。

2014年11月 7日 (金)

物語ること、生きること

2192「物語ること、生きること」 上橋菜穂子   講談社   ★★★★

「物語は、私そのものですから」・・・上橋菜穂子が作家になるまでの道程のすべてを語った一冊。

以前読んだ「隣のアボリジニ」や、先日読んだ「明日は、いずこの空の下」、それらで書かれていたことも含めて、上橋さんがどんな生き方をしてきたのかがよくわかります。それが、作品に結晶していることも。

おばあちゃんが語ってくれたお話。武術の鍛錬(これは驚きでした)。英国への憧れ。文化人類学との出会い。研究者として、作家として、歩いてきた道のり。すべてがあったからこそ、現在の上橋菜穂子があるのだ、と。

上橋さんは自分を甘い人間だというふうに評価しているようですが、とんでもない! 上橋さんのバイタリティーを分けてほしいと思う今日この頃。

作家から生まれてくる物語というのは、その人をうつす鏡なのだということをあらためて感じました。

2014年11月 2日 (日)

流れ行く者

「流れ行く者」 上橋菜穂子   新潮文庫   ★★★★

再読です。初読は6年前。

「浮き籾」「ラフラ<賭事師>」「流れ行く者」「寒のふるまい」の4つの短編は、まだ十三歳のバルサと、幼いタンダの姿を描く「守り人」外伝です。

「浮き籾」では、バルサがトロガイの家に一人で過ごした時のこと。タンダの里での生活や、姉弟みたいな二人の関係が描かれます。タンダ、かわいい(笑) ラストでバルサはロタへと旅立ちます。

「ラフラ<賭事師>」は、ジグロと共にロタへ流れてきたバルサが、酒場で働いていた時、熟練のラフラ・アズノと知り合う話。人生の終わりが見えてきた人たちの生き様は、少女のバルサにはとうていわからないでしょうけれど・・・。

「流れ行く者」は、隊商の護衛をして、バルサが初めて命のやりとりをする話。怒りを身の内にたぎらせていたバルサも、初めて人を殺したときには、決して平静ではいられなかったのでした。

「寒のふるまい」は、バルサたちがトロガイの家に戻ってくる場面を描いた掌編。タンダが待ち構えているのです。

初読の時は表題作が印象に残りましたが、今回は、ちびタンダのかわいさにノックアウトされました(笑) バルサにとって、タンダがいてよかったなあ、と。もちろん、タンダにとってもバルサが必要だったのですけど。

もう一つの外伝、「炎路を行く者」はまだ文庫化されてませんよね?早く文庫にならないかなあ。もう一度読みたいです。

2014年10月14日 (火)

天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編

「天と地の守り人」 上橋菜穂子   新潮文庫   ★★★★★

再読の旅も、終点です。

初読のときには感動のあまり、いろんな場面で泣いていたようです(苦笑) 今回は、物語の大筋はわかっていたので、そんなことはなかったのですが・・・何度も鳥肌が立ちました。

一番印象的なのは、やはりバルサがタンダの腕を切り落とす場面です。上橋さんは、佐藤多佳子さん、荻原規子さんとの鼎談で、「最高の愛情表現」と語っていますが、まさに! 互いを「つれあい」と思っていなければできないし、まかせられない・・・ずっとはぐくんできた二人の愛情が、しっかり形をとった場面でした。あまりにむごいけれど・・・。

ロタとカンバルの力を得て、さらに天災も利用して、新ヨゴ皇国は国を守りきります。それにしても、国って何なのでしょう。「国を守る」「国益を守る」という言葉をよく聞くようになりました。その「国」って何なの?と、いつも思います。国は、人なのではないでしょうか。人が幸せに暮らせることが国が存在する意義なのだというのは、もはやただの夢物語でしかないのでしょうか。

タンダのことを、トロガイはこう評します。「この世のすべてを、あるがままに感じ、あるがままにいとおしむ心」がそなわっている、と。それが呪術師としてもっとも大切なものだ、と。・・・それは、人としてもっともシンプルで、もっとも大切な心だと思うのです。そういう心を持つ人間が、兵士として行きたくもない戦場に駆り出され、生死の狭間に放り出される・・・そんな「国」のありようは、何か間違っているのではないでしょうか。

とはいえ、人が集まればそこには何らかの秩序が必要になり、そうして生まれた社会は、大きなうねりに飲み込まれていくのは当然のこと。せめて、その中で自分が「聖なる存在」ではないと自覚したチャグムが、新しい国をつくることに希望を見出したいものです。

もう一つ、好きな場面は、チャグムが幼い弟妹と外の花畑に出るところです。帝になる寸前の、最後の自由な時間。チャグムが帝として奮闘する日々の着地点が、再びきょうだいで野の花を愛でる時間であればよいなと思います。

着地点と言えば、この壮大な物語の最終場面があのほっこりするような光景だというところが、とても好きです。国同士の大きな物語にまで広がったこの「守り人」は、スタート地点の「精霊の守り人」と環をなしながら、最後はバルサとタンダという個人の物語で幕を閉じる・・・長い長い旅が、ようやく一つの到達点にたどり着いた思いです。

一人の作家の作品を続けて読むと、飽きてしまうことが多いので、あえてそれを避けていました。が、今回、上橋さんのエッセイから始まって、「守り人」を何作が続けて読んで、ひとつの大きな世界の中をたゆたう幸福感を味わうことができました。再読してよかったです。

2014年10月13日 (月)

天と地の守り人 第二部 カンバル王国編

「天と地の守り人 第二部 カンバル王国編」 上橋菜穂子   ★★★★

再読です。

ロタ王国とカンバル王国の同盟を結ぶために、カンバルに入るチャグムとバルサ。もちろん、刺客に狙われ、何度も危うい目にあいます。いつもながら、バルサの戦い方は生と死のぎりぎりの狭間を駆け抜けるようで。それでも、成長したチャグムがそばにいることで、バルサも心強かったのではないでしょうか。バルサとタンダのことをチャグムがからかうシーンは、思わずこちらも笑ってしまいました。二人が再会できて、本当によかった。

そのチャグムは、ナユグに惹かれつつも、こちらの世界で生きることをはっきり選択します。ナユグに行った方が、心安らかにいられるだろうに。いえ、新ヨゴ皇国の皇太子という立場を捨ててしまえば、それだけでも楽に生きていけるのに。チャグムは、決してその道を選ぼうとしません。子供のころは、このままバルサと一緒にいたいと泣いていたのに。

印象的だったのは、チャグムがカンバル王に膝を折ったことに、自分自身が意外なほどに屈辱を感じてとまどう場面。皇太子であることにこれほどまでに誇りをもっていたのかと、自分の中にあった思いに初めて気づいたチャグム。一見矛盾するようなものも、一人の人間の中に共存するのだということを、まざまざと思い知らされる場面でした。

そして、人の思惑など凌駕する天変地異が、北の大陸に迫っていることが徐々に明らかになってきました。戦争とは違い、人の心の及ばない領域。その力を思い知ることの多い今日この頃だけに、虚構の世界とはいえ、ものすごくリアルに感じてしまいました。

いろいろなものの前に、一人の人間はとてもちっぽけな存在です。でも、懸命に生きている。日々の営みがあり、それぞれに大切なものがあり。そんなことを強く感じたこの巻でした。

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