森絵都

2018年2月22日 (木)

みかづき

2715「みかづき」 森絵都   集英社   ★★★★★

昭和36年。小学校の用務員・大島吾郎は、放課後、児童たちに勉強を教えていた。その児童の一人・赤坂蕗子の母・千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げた吾郎。手探りの事業にとまどいながら、塾経営に取り組む吾郎と千明はやがて夫婦になり、子どもにも恵まれるが、予想外の出来事に翻弄される。塾の黎明期から現在に至るまでの壮大なクロニクル。

ずっと気になっていて、ずっと手を出せなった物語。ようやく読めました。

私はかつて公教育に携わった者であり、それなりに教育に対する理念はあります。しかし、「みかづき」に込められた意味を知ったときは、涙が止まりませんでした。教育に携わる者は、その謙虚で真摯な姿勢を失ってはならないのだ、と。

登場するのは、大島家の人々です。千明と娘の蕗子。千明の母・頼子。千明の夫となった吾郎。吾郎との間にできた蘭、菜々美。蕗子の子の一郎、杏。この三世代の家族の物語がそのまま私塾の変遷をたどる物語でもあり、教育とは何かを問いかける物語にもなっています。

吾郎は好人物だけれど女癖が悪かったり、千明は教育に対する情熱は誰にも負けないけれど、あまりに猪突猛進だったりと、決して「立派な人」ではないところが良かったです。挫折を経験したり、回り道をしたりしながら、何かに導かれるようにあるべきところにたどり着く、その運命に心揺さぶられました。

家族三世代の歩みを定点観測しているような感じで、書かれていないところで何があったのか、あれこれ想像せずにはいられませんでした。

公教育が太陽なら、私塾は月。そして、教育者は、決して満ちることのないみかづき。この言葉の重みを、ずっと噛みしめています。

吾郎とは血のつながっていない孫の一郎が、「吾郎に似ている」と言われる場面がとても印象的でした。血のつながりではなく、受け継いでいけるもの。かつて一郎の母・蕗子が言った「脳を継ぐ」という言葉が、こんなふうに生きてくるのだなあ。

読んでよかった。心からそう思います。

2016年6月 4日 (土)

クラスメイツ<後期>

2438「クラスメイツ<後期>」 森絵都   偕成社   ★★★★

問題だらけの1年A組。残すところはあと半年。彼らのクラスは、いったいどうなる?

久保由佳、心平、田町、日向子、ノムさん、このちゃん、近藤、楓雅、レイミー、真琴、イタル、ヒロ。今回は、彼らが主役。

前期は脇役だった彼らが、いよいよ主役に。もちろん、前期で主役だった子たちも登場して、それぞれに「変化」を見せます。

不登校になっていた田町の話や、福祉施設に体験にいったこのちゃんの話が印象的でした。

彼らは、すごく純粋。中学生って、こういう時代なんだなあと、つくづく思いました。日常はそんなこと思いもしませんけど(苦笑) 職業柄、学校ものは敬遠しがちなんですけど、これは気持ちよく読めました。

ラストはどうするのかなと思ってたら、そうきましたか。いいですね、こんな感じ。

2016年6月 3日 (金)

クラスメイツ<前期>

2437「クラスメイツ<前期>」 森絵都   偕成社   ★★★★

公立の北見第二中学校。1年A組24人それぞれを主人公にした24のストーリー前編。

森絵都さんを読むのは久しぶりです。

まず、アイディアがおもしろいな、と前から気になっていて。

前編は、4月から9月まで。千鶴、しほりん、蒼太、ハセカン、里緒、アリス、吉田くん、陸、ゆうか、美奈、敬太郎、タボの12人が主人公。

ごくごく普通の子たち。どこにでもいそうで、どこでもありそうな出来事の連続。もちろん、ちょっとした事件は起こるけど。イマドキの子というより、親世代の私でも「ああ、そうだよなあ」と共感できてしまうのです。

それに、主人公が変わると、さっきまで主人公だった子が脇役になって、別の面を見せたりする。当たり前のことなんだけど、それがすごくおもしろかったです。同じ場面でも、視点が違うと全然違うものに見えたり。

一編一編、どこまで書くかって難しい気がするのですが、これは書きすぎないところでさらっと終わりになる。そのバランス感覚がすごく好きでした。

2015年4月16日 (木)

気分上々

2269「気分上々」 森絵都   角川文庫   ★★★★

2000年から2012年までに発表された短編から選りすぐった9編を収録。

「ウエルカムの小部屋」「彼女の彼の特別な日 彼の彼女の特別な日」「17レボリューション」「本物の恋」「東の果つるところ」「本が失われた日、の翌日」「ブレノワール」「ヨハネスブルグのマフィア」「気分上々」

森絵都を読むのは、久しぶり。なんとなく元気がでるものを読みたくなって、借りてきました。

お気に入りは、「17レボリューション」、「本物の恋」、「東の果つるところ」、「ブレノワール」、「ヨハネスブルグのマフィア」。

せつない話もあって、すべてがハッピーエンドではないんだけど、登場人物もかっこいいばかりじゃないんだけど(むしろ、かっこ悪いんだけど)、なんかこう、「明日も生きていけるかな」という気分にさせられるのです。人生に失敗しても、恋を失っても、大切な人をなくしても、それまで一生懸命生きていたから、きっと明日も生きていける、みたいな。

これ、買っちゃおうかな。

2011年12月22日 (木)

架空の球を追う

1798「架空の球を負う」 森絵都   文藝春秋   ★★★

少年野球の練習を見ながら。咲き始めた桜の下で、若いカップルに写真撮影を頼まれて。灼熱のドバイで。百円均一で買ったカブトムシを森に放そうとして。バルセロナの空港で。・・・人生の一瞬を切り取った短編集。

私のお気に入りは、「二人姉妹」と「太陽のうた」。

前者は、姉妹の微妙な心の溝を、従姉妹の目を通して描いたもの。彼女たちがぎくしゃくする原因はわかりますが(私だって絶対嫌だ)、それが意外な着地点にたどりつくのがおもしろかったです。

後者は、難民キャンプに暮らす女性の話。彼女の人生については、語る言葉をもちませんが・・・それでも生きていく意志を表す「太陽のうた」が印象的でした。

「ドバイ@建設中」や「彼らが失ったものと失わなかったもの」はできすぎな気がしましたが、でもまあ、いい話だな、と。

何の統一性もない感じの短編集ですが、なにげないけれど妙に心に残る一瞬だったり、ふだんなら通り過ぎてしまうだろう出来事を切り取ってみせる手腕はさすが、です。森さんの興味関心のベクトルが、なんとなくわかるような気がします(かなり多岐にわたっていますが)。

2011年7月25日 (月)

この女

1731「この女」 森絵都   筑摩書房   ★★★★

阪神淡路大震災前夜の1994年。大阪はドヤ街で暮らす青年・甲坂礼司のもとに、奇妙なバイトの話が舞い込む。神戸の実業家の妻をモデルに、小説を書いてほしいのだという。その女・・・二谷結子には、すでに3人の小説家の卵が挑戦したが、いずれも失敗したらしい。依頼人にも何か裏がありそうだったが、前金100万円という豪気な話に、礼司は頷いてしまう・・・。

「この作家はこういう話を書くべきだ」というのは、読者の(特に、ファンを自認する読者の)いかに勝手な思い込みか、というのを痛切に感じた一冊でした。

私は森絵都のヤングアダルト時代の作品の大ファンで、彼女が「大人向けの」小説を書くようになってから、遠ざかっていました。私の好きな森さんと違う。そんな気がしたからです。それなのに、久しぶりにこれを手に取ったのは、「阪神大震災前夜の・・・」というコピーに惹かれたからでした。

好きな作家には、いつまでも好きな路線で書いていてほしい。それは、ファンの勝手な思いこみでしかありません。森さんは、きっとそういうことも全部承知の上で、自分が書くべきもの、書きたいものを突き詰めていったのかな・・・と。そんなことを考えながら読んでいました。

私の好きなテイストかと聞かれたら、ノーと答えます。でも、この物語は、読んでいるうちに、だんだん引き込まれるように、夢中になってしまったのです。

バブルが弾けたあとのうつろな時代。景気はこれでもかと悪化し続け、貧富の差は拡大し、カルト教団が跋扈し、そして、あの大震災がやってくる。あの時代を生きていた私たちにさえ、いまだ混とんとしている時代。今思い出しても、「あれはいったい何だったんだろう」としか思えない時代。この物語の主人公は、まさにあの「時代」ではないでしょうか。

若くしてドヤ街で生きることになった礼司。男好きのするタチなのを最大限に利用しながら、男にすがらず生きる結子。小説家(の卵)と、そのモデルとして知りあった二人が、あの時代をかっこ悪く生きていく話です。それぞれの抱えている過去や事情は、まさにこの国のどこかで、実際に起こっていること。決して珍しくないことなのだろうということは、今ならわかります。でも、90年代当時、どれだけそういうことが認知されていたのだろうと考えると・・・。

この小説は、震災から15年後、礼司の書いた小説が見つかったという書簡で始まります。礼司は、震災で行方不明になったようで、その書簡が誰から誰へ宛てたものなのかもわかりません。が、最後まで読んで、もう一度冒頭の書簡を読むと・・・この手紙を受け取る人物が誰なのか、その人が礼司の小説を読んでどんな気持ちになるのか、想像しただけで、胸がいっぱいになってしまいました。

世の中は困難に満ち溢れています。それでも、生き抜く力。その尊さを教えられたような気がする物語でした。

2008年4月28日 (月)

いつかパラソルの下で

1287「いつかパラソルの下で」森絵都   角川文庫   ★★★★

 厳格な父が死んだ。父に反発し、家を出た野々と兄。父に従って生きてきた妹。きょうだいたちは、父の死後、意外な事実を知る。父に愛人がいたのだという・・・。あの厳格な父の中にいったい何があったのか?きょうだいは、父のルーツである佐渡へ向かった。

 待望の文庫化です。

 森絵都の「大人向け」小説。前半は、こんなもんかなあ・・・と思って読んでいましたが、野々と恋人の達郎の間がぎくしゃくし、佐渡へ向かう辺りからなんとなくひきこまれるように読んでいました。

 異常なほど厳格な育てられ方をして、それぞれに何かが欠けたようになってしまった野々たちきょうだい。それは、「父のせいだ」という思いがぬぐえずにいて・・・。それって、実は親離れしてない証拠なのですよね。そう言ってしまうと、身も蓋もないのですが。森絵都は、そんな言い方をせず、野々たちを優しく導いて、「大人」にしてくれます。

 佐渡へ行ったからといって、何がわかるわけでもありません。わかることと言ったら、父もまたジタバタして生きた、一人の人間だったということだけ。でも、それを通して、野々たちは、「父のせい」にするのをやめて、ちょっとだけ人生に前向きになります。

 その過程が、説教くさくなくて、読んでいて心地よいのです。「カラフル」や「つきのふね」など、児童書を読んだときにも感じましたが、読者に価値観をえらそうに押し付けないのです。すーっと読み手の心に入ってくる。私が森絵都を好きな理由の一つです。

2006年10月 3日 (火)

風に舞いあがるビニールシート

1031「風に舞いあがるビニールシート」森絵都   文藝春秋   ★★★

 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の面接試験で里佳はエドに出会った。恋におち、結婚したものの、難民キャンプという最前線で働くことを生きがいとしているエドと、東京勤務の一般職員の里佳の溝は深まり、やがて離婚。そして、エドは赴任地で不慮の死を遂げる・・・。

 直木賞受賞作。表題作を含む6つの短編。
 表題作は、森絵都さんが「今書かねば」という思いに突き動かされて書いたのかもしれません。短編とはいえ、濃い物語でした。「風に舞いあがるビニールシート」とは、紛争の地で、あまりにも簡単に吹き飛ばされる「人の命」や「尊厳」や「ささやかな幸福」の象徴です。それを必死に手を差し伸べて引きとめようとしていたエドと、彼の妻であった里佳の物語。
 人の肌のぬくもりを知らずに育ったエドが、死の間際に感じたものは・・・というくだりは、なんともせつなく、温かいものがありました。声高に正義を叫ぶのではなく、そういう「人」の物語として描いたところが、この話をうまく着地させていると思います。
 
 ただ、全般的に、「これが森絵都?」と思いながら読んでいました。特に、「器を探して」「犬の話」「守護神」は、登場人物にいまいち共感できないし、なんだか森さんらしくないなあ・・・と。
 「鐘の音」は、主人公の不器用なまでのつきつめ方が「らしい」かなと思いましたが、最後がちょっと・・・。
 「ジェネレーションX」は読後感がよかったですが、なんか物足りない。
 では、私は森絵都に何を求めているのか。あれこれ考えてみましたが。かっこ悪くても、うまくいかなくても、それでも最後には顔を上げる強さとか。独特の生命力を感じさせる登場人物とか。そういうものなのかなあという気がします。それらがちょっと影を潜めてしまっていて、若干ものたりなかったです。

2006年5月29日 (月)

永遠の出口

983「永遠の出口」森絵都   集英社文庫   ★★★★★

「私は、<永遠>という響きにめっぽう弱い子供だった。」
 小学校三年から、高校卒業まで。友達とのお誕生会、魔女のような担任との闘い、ふとしたきっかけでグレた時期、両親のいさかい、初めてのバイト、初めての恋、そして・・・。
 
 森絵都さんが、自分の少女時代をベースにして描いたのだろう、この作品。森さんと同世代の私にとっても、「そうそう、そうなんだよね」の連続でした。
 友達との微妙な人間関係に神経をとがらせていた小学生の頃。世界はとっても狭くて、その中で右往左往していた私たち。
 いろんなものに反発し、そのくせ自分の手ではなにもできなくて、そういう自分がいちばん嫌いだった中学生の頃。
 人と関わること。世の中に出ていくこと。否が応でもそういう現実と直面して、ものすごくシリアスに悩んでもいた高校生の頃。
 楽しかったこともたくさんあった反面、そういう「痛い」「恥ずかしい」「できれば忘れていたい」こともたくさんあったなあ、と思い出させられました(苦笑)
 主人公・紀子と全く同じ経験をしたわけではありませんが、「ああ、わかるわかる」ということがたくさん。すごく、身につまされました(グレてはいませんよ、念のため)。
 こういうものを小説にすると、「昔はよかった」「あの頃が懐かしい」という感傷に流されがちな気がしますが、この小説はちゃんと踏みとどまっているところがよかったです。きちんと地に足がついているところが。そういうところが、とっても好きです。

「だけど、私は元気だ。まだ先へ進めるし、燃料も尽きていない。あいかわらずつまずいてばかりだけれど、そのつまずきを今は恐れずに笑える。
 生きれば生きるだけ、なにはさておき、人は図太くもなっていくのだろう。
 どうかみんなもそうでありますように。」

ゆきみ大福 > 私もこれ大好きです。まゆさんの仰るように「昔回顧」で終わらない感じが私もすきでした。もちろん懐かしい身に覚えのあることオンパレードでしたけど(私もグレませんでした・笑)。そんな日々があったからこそ今がある。そう思います。未来の自分が回顧したときに、煌いて見えるような今を過ごせたらとも思います。 (2006/05/30 15:34)
さくら > あれ、まゆさんこれ未読だったんです?もう読まれてるかと思っていました。
これ、同世代の人間にとっては目茶目茶はまりますよね~~。自分の日記かと思うほど、「こういうことあった~」ってことがたっぷり。
本当に、忘れていたたくさんの当時の気持ちを思い出してものすごく懐かしかったです。こういうきっかけでたくさんのものが蘇るのって嬉しいですよね。 (2006/05/30 18:00)
kanakana > 私もヤンキー経験はないのですが、けっこう共感しながら読みました。お誕生会とかひいきする先生とか。自分はいつ出口を抜けたのか?あれこれ考えましたが、思い当たりませんでした。 (2006/05/30 19:21)
まゆ > ゆきみ大福さん、身に覚えのあること満載で、おもしろいけど複雑な心境でした(笑)でも、これに共感する人が多いってことは、みんな似たり寄ったりの経験して大人になってるんですねえ。「未来の自分が回顧したときに、煌いて見えるような今を」・・・本当にそうですね。 (2006/05/30 23:05)
まゆ > さくらさん、そう、未読だったんですよ。文庫になってすぐ買ったんですが、なんとなく読む勇気がなくて(苦笑)いざ読んでみると、それぞれの時代の「そんなこと、あったなあ」っていうのを、実に細かく丁寧に描いていて、身につまされました。あったことだけじゃなくって、気持ちまでリアルに思い出してしまう・・・気恥ずかしいけど心地よかったです。 (2006/05/30 23:09)
まゆ > kanakanaさん、ほんと、共感してしまいますよね。私もいつ出口を抜けたんでしょう?「抜けた」のはわかるんですが、いつ?というのは自分でも謎です。そんなものかもしれませんね。 (2006/05/30 23:12)

2006年1月25日 (水)

つきのふね

929「つきのふね」森絵都   角川文庫   ★★★★

 中学生のさくらは、万引き事件がきっかけで、親友の梨利と気まずくなってしまう。梨利を好きな勝田くんは二人の関係を修復しようとするが、さくらは自分の裏切りを許せない。やがて、さくらの心のよりどころだった智さんも心を病んでいき・・・。

 実は、この話、刊行された当時(1998年)、一度手にとっているのです。前任校の図書館で。でも、当時は中学生が主人公の話なんか読める心境じゃなかったので(今も微妙ですが)、さわりだけ読んでやめました。
 文庫化されたのを見て、表紙がきれいだったのでなんとなく買ったのですが、全然期待せずに読みました。約1時間。あっというまでした。特にも後半、智さんが壊れていってからの展開は、話のうねりの中に引き込まれて、没頭しました。さすが、森絵都。
 主人公のさくらたちは、私にとっては教え子世代。やはり、姿がダブって見えます。今の子たちが将来に感じる不安、希望をもてない虚しさ・・・そういうところが。そして、あまりにまじめなために心を病んでしまう智も。
 みんながもがいていて、それでも生きていて、だから苦しくて・・・。そんな彼らの希望になるのが、智の友人の露木からの手紙。いえ、正確には、小学二年生の時に、智が露木に書いた手紙。これは反則でしょう、森絵都さん!と思いながら、泣いてしまいました。「小さいけどとうといもの」はきっとあって、だから私たちは生きていけるのでしょう。人と関わりながら。

 私の中学時代の恩師の口癖は、「生徒に夢をもたせる指導を」です。「未来なんて来なければいい」という梨利の言葉の前に、私に何ができるのだろうと考えずにはいられませんでした。

いの > みんながんばって生きてる。でも上手く生きられなくて、不安で…まじめで繊細で優しい心たちが切なかったです。もとは児童書ということで、この本を現役中学生たちはどんな気持ちで読むんだろうと思ってしまいました。あっという間に読めてしまうけど、すごく心に残った作品です。 (2006/01/26 00:14)
three bells > ずいぶん前に読んで忘れてしまっています。再読したいです。近頃、若い人が今の自分を書くような小説を読んでいたからか、森絵都さんからの投げかけに考えたい私です。 (2006/01/26 17:57)
さくら > 彼女達が苦しみながらも自分に向き合っていく姿に打たれました。手紙!本当に感動的でした~ (2006/01/26 18:39)
まゆ > いのさん、「まじめで繊細で優しい」・・・そうなんですよね。だから傷つきやすいんでしょうけど。これで感想文を書いた中学生もいましたが・・・短いわりにはいろんな要素がつまっていて、感想文核には難しいかもしれません。 (2006/01/26 19:33)
まゆ > three bellsさん、私は「今」読んでよかったなあと思っています。さくらや梨利や勝田くんのことも、智さんのことも、今だから受容的に読めたなあ、と。再読、おすすめします。 (2006/01/26 19:35)
まゆ > さくらさん、「手紙」、反則ですよね(笑)最後の最後にあれを持ってきますか、という・・・。作者の思惑通り、ほろりときてしまいました(笑) (2006/01/26 19:37)

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