角田光代

2020年5月20日 (水)

晴れの日散歩

3039「晴れの日散歩」  角田光代      オレンジページ      ★★★

「オレンジページ」連載のエッセイ。2015年からの5年分。

同い年の作家さんというのは、どうしても気になるわけで。育った場所や環境は違っても、同じ時代を共有してきたからか、「わかる~」と思うことが多いような。宮下奈都さんとか、まさにそんな感じ。

でも、角田さんは、ちょっと違う。たしかに同じ時代を生きてきたんだけど、私とはけっこう違う。たぶん、同じ学校にいても、あまり交流しないタイプ(のような気がする)。

私にとっての角田さんのエッセイの面白さは、そこにあるのです。そう感じるんだ、そこにこだわるんだ、へぇ~…という感じ。同じ穴から違う空を見てるような気になるのです。

しかし、今回、激しく同意したのは、「恥ずかしくてできない」話。Siriに話しかけられない、と。これ、首がもげるほど頷きました。遅いスマホデビューをした私の夫は、嬉々としてスマホに話しかけてましたが、私はダメ。恥ずかしいのです。私だけじゃなかた!と、安心した次第。

2020年1月23日 (木)

希望という名のアナログ日記

2996「希望という名のアナログ日記」  角田光代      小学館      ★★★★

様々な媒体に発表されたエッセイと、短編小説一作を収録。

初期のころ(?)の作品のイメージは、「閉じている」でした。それが「空中庭園」で、あれ?ちょっと変わった?と感じ、「対岸の彼女」で世界が開いたように感じました。

デビュー当時から編集者に言われていたのが「希望を書きなさい」ということそうです。すごく、腑に落ちました。

角田さんは同い年なので、ずっと気になっている作家さんです。けれど、私とは趣味嗜好がイマイチ合わない感じ(苦笑)  私は海外ひとり旅できないし、マラソンも無理。お酒と猫を愛してるくらいか。

全然違うのに、なぜか心惹かれるのが、角田さん。やりたいことは違うけど、根っこの部分ではなんか共感できるというか。

角田さんのエッセイ集は初めて読みましたが、ほかのも読んでみようかな。

2017年4月24日 (月)

坂の途中の家

2567「坂の途中の家」 角田光代   朝日新聞出版   ★★★★

娘を殺した母親は、私かもしれない・・・。幼児虐待死事件の補充裁判員になってしまった里沙子は、裁判が進むにつれ、子どもを殺した母親と自分を重ねるようになっていく。

読んでいて、息がつまりそうでした。

平凡な主婦の里沙子。夫の陽一郎と一人娘の文香の三人家族。それなりに満ち足りた生活を送っていたが、裁判員裁判の補充裁判員に選ばれたことから、平穏な生活にさざなみが立ち始め・・・。幼い子どもを溺死させた母親・水穂の裁判に関わるうち、彼女と自分を重ね合わせ、そうすることで今まで見えなかった家族の一面が見えてきて・・・。

読んでいると、里沙子の話なのか、水穂の話なのか、わからなくなってきたり、ふと「自分はどうだろう」と考えていたりして、精神的にあまりいいものではなかったです(苦笑)

でも、気づかないだけで、気づこうとしないだけで、こういうことってよくあるのかも・・・と、読むのをやめられませんでした。他人事と片付けられない何かがありました。

裁判も終わり、日常に戻った里沙子は、この後、いったいどうするのでしょう。

2015年9月 5日 (土)

笹の舟で海をわたる

2351「笹の舟で海をわたる」 角田光代   毎日新聞社   ★★★★

終戦から10年経ったある日、左織は風美子という女性に声をかけられる。学童疎開で一緒だったというのだ。その記憶がない左織はとまどうが、垢ぬけた様子の風美子にひかれ、友達づきあいをすることになる。やがて二人は義理の姉妹となり、家族のように関わるのだが・・・。

ごくごく平凡な一人の女性の視点による戦後史といえるのかもしれません。左織は、むしろ時代に取り残されているような印象のある女性です。風美子の方が、時代の波に乗り、その時その時の恩恵を受けて、人生を謳歌しているような。

しかし、戦中、風美子は学童疎開でいじめ抜かれ、親きょうだいも失い孤児となり、辛酸をなめて生きてきたのだという。一方の左織は、疎開の記憶もあいまいで、風美子と関わるうちに、自分がいじめる側にいたという、思い出したくない記憶の封印を解いてしまう・・・。左織の人生は平穏なようでいて、思うに任せぬという意識が強く、風美子の方は何事も思い通りにしてしまうように左織には見える。やがて、左織は、自分の人生もすべて風美子の思い通りにされているのではないかという疑念にとりつかれる。

サスペンスドラマを見ているような不穏な空気がずっと張り付いていて、息苦しいような感じなのですが、とりつかれたように読んでしまいました。対照的な二人の女性を軸に、時代の移り変わりと、その流れの中を生きた人間の姿が描かれていきます。大事件が起こるわけでなく、ものすごくドラマティックな展開があるわけでもないのですが、人の生き様というのはそれだけで物語になるのだと感じました。

「笹の舟で海をわたる」という題名が、人生を象徴していて、読後、心に残りました。

2015年3月 1日 (日)

紙の月

2241「紙の月」 角田光代   ハルキ文庫   ★★★★

梅澤梨花41歳。勤め先の銀行から、一億円を横領して逃走中。平凡な主婦で、まじめなパート職員だった彼女を、何が犯行に走らせたのか・・・。

映画版の宮沢りえが、アカデミー最優秀主演女優賞をとりましたね。以前から気になっていた物語だったので、これを機会に読んでみました。

とても濃密な緊迫感(変な日本語)が、話が進むにつれてどんどん高まっていって、自分まで梨花と同じく何かに囚われているような気分でした。まだその空気から抜け出せずにいます。

梨花の夫の言動にはイラッとしました。と同時に、梨花がささいなきっかけで他人のお金に手を付けてしまうところは、妙にリアルでザワッとしました。

小説としては、梨花だけでなく、高校時代の同級生・岡崎木綿子、梨花の元彼・山田和貴、料理教室で知り合った中条亜紀の3人の話を絡めているのがよかったです。お金に振り回されるのは梨花だけでないし、また、梨花が特別な人間でもないというのがよくわかって。

映画では宮沢りえ、NHKのドラマでは原田知世が梨花を演じていたようですね。どちらも観ていませんが、原作のイメージには原田知世の方が近いのかもと思えました。

2012年5月 1日 (火)

ツリーハウス

1859「ツリーハウス」 角田光代   文藝春秋   ★★★★★

新宿にある古い中華料理屋・翡翠飯店。店主の藤代泰造が亡くなったのをきっかけに、孫の良嗣は、藤代家のありかたに疑問を感じ始める。祖父の戸籍には、父・慎之輔とその弟妹・太二郎、今日子のほかに、聞いたことのない名前があった。そして、祖父母は満州で暮らしていたのだという。やがて、祖母・ヤエとともに、良嗣は旧満州を訪れるのだが・・・。

食べ物屋をやっているから・・・というだけでなく、なんとなく「変わった」家であるらしい、藤代家。一家がそろって食卓を囲むことなどほとんどない。見知らぬ他人がしょっちゅう泊り込んでいる。すぐにいなくなる人もいれば、長く居つく人もいる。そんな人たちは、泰造とその妻・ヤエが「満州でお世話になった」のだという。いったいどれだけの人に世話になったんだ?と、息子の慎之輔は思ってしまう。

たしかに、奇妙な家ではあるのです。まず、泰造とヤエが「愛し合って結ばれた」という空気が全くない。満州でも決していい暮らしをしていたわけでなく、引き揚げてきてからも、パッとしない生活。それでも、戦後のドサクサにまぎれて所有者不明の土地に店を出し、満州で亡くした子供たちのほかに四人の子に恵まれます。

しかし、慎之輔は漫画家になりたいと、いつまでもフラフラ。優秀な太二郎は、教師になったものの、教え子との恋愛騒動で辞職。娘の今日子は、見るからにうさんくさい男と結婚し、末っ子の基三郎はその聡明さゆえに、自らを追いこんでしまう。さらに、慎之輔の三人の子供たちも、身の振り方が決まらず・・・。絵に描いたような理想の家庭にはほど遠い藤代家。

それでも、読みながら思ってしまったのです。理想の家庭、あるいは普通の家庭とはいったいなんだろうか、と。どんな家にもおそらく他人には語りたくないことがあり、家族同士でも語れないことがあり。それぞれが、不恰好でも、不満足でも、どうにかこうにかやっている・・・それが、家族なんじゃないのか、と。

好き勝手バラバラに暮らしているような藤代家。でも、父母から子供たちへ、さらにその子供たちへと、時代は違っても、同じようなことを繰り返して生きていきます。かつての自分と同じようなことをしている息子たちを苦々しく見つめる父がいたり。家族って、そんなものかもしれない、という気がします。

現在と過去とを無造作に行ったり来たりする構成でしたが、意外なほどに違和感なく読めました。特に、「逃げてもいい」という泰造とヤエの生き方が子供たちを救ったこと、しかし、それが孫世代になると「逃げること」の価値が変わってしまっていることは、なんだか身に染みました。

読みながら、何度も涙ぐみました。★5つは甘いかもしれません。一つの家族が、ここまで戦後の大事件に関わるか?という気もしますし・・・。でも、私にとって「家族」というのは、いまだに自分の中で答えの出ない重いテーマの一つで。でも、「それでもいいんだ」と、言ってもらえたような気がしたのです。

それにしても、「これ、角田さんだよね?」と何度も確認しながら読みました。こういうの、書くようになったんですねえ。

2010年4月15日 (木)

八日目の蝉

1465「八日目の蝉」角田光代   中央公論新社   ★★★★

希和子は、不倫相手の妻が産んだ子供を、一目見ようと思った。赤ん坊の笑顔、あたたかさ、やわらかさ・・・気付くと、希和子は赤ん坊を抱いていた。「私があなたをまもる」・・・その日から、希和子の逃亡が始まった。

さて、感想をどう書こうか・・・。読み終えて30分以上経つのに、まだ頭の中がまとまりません。

この物語は出版当時から気になっていましたが、設定を聞いただけで気が重くなったので、読む勇気はありませんでした。でも、ドラマ化され、その予告編を見ているうちにどうにも気になってしまい・・・やっぱり、読んでみよう、と。よりによって、精神的なエネルギーが枯渇してるこんな時に読まなくても・・・とは思いましたが、最初の1ページを読んだら止められず。そして、今、ぐったり疲れています(苦笑)

物語は、希和子が薫を連れて逃亡する章と、その薫(本当の名前は恵理菜)が大人になってからの章とで構成されています。

希和子サイドを読んでいるうちは、見つかることを恐れながら必死で逃亡生活を続ける希和子に、つい感情移入してしまいました。希和子は、ただもう「母」でしかなくなっていました。母である自分と、自分を母にしてくれる薫と、世界を構成しているのはそれだけだったのでしょう。だけど、薫を利用しているわけではなくて、恐ろしいほど純粋に、母として薫を守ろうと必死なのです。薫と生きていきたいと、それだけを望んで・・・。そこには、欠片ほどの悪意もないのです。それが、せつなすぎました。犯罪だとわかっていても、希和子が一日でも長く薫といられるように・・・と願ってしまいました。

でも、薫(恵理菜)サイドを読むと、その熱がすうっと冷めていきました。当たり前ですが、希和子のとった行動は、恵理菜と本当の家族の人生を大きく揺さぶっていました。何より、恵理菜自身が、自分の存在価値を見いだせないような人間になっているのです。これはまた、衝撃的でした。「悪い女」に誘拐された子供・・・そう言われて生きてきた恵理菜は、妻子ある男性とつきあっていて・・・。なんかもう、やりきれなかったです。

それが、恵理菜の妊娠を機に、彼女が大きく変わり始めた時、世界が再び色づいたような気がしました。自分も「母」になるのだと、そして、希和子も、実の母も、やはりどうしようもなく「母」なのだと、恵理菜がはっきり理解した瞬間。恵理菜の扉が、ようやく外に向かって開かれたのだろう、と感じました。

「八日目」を生きている希和子も、恵理菜も、つらいこともあるだろうけど、それでも生きていけるんだ、生きていていいんだ・・・と思えるラストを迎えて、ようやく私も深呼吸できた気分でした。

希和子のとった行動は、犯罪です。善悪でいったら、悪です。それでも・・・薫と引き離される時に希和子が言った最後の言葉は、母でなければ出てこないものだったと思うのです。許されるものではないだろうけれど、そうしなければ生きられなかったのかもしれません。

やっぱり、思考がまとまりません。でも、希望が見えるラストでよかったと思います。

2007年12月10日 (月)

予定日はジミー・ペイジ

1221「予定日はジミー・ペイジ」角田光代   白水社   ★★★

 子どもができた。なのに、ちっともうれしくない。夫は手放しで喜んでいるけれど。どうしても、幸せな気分になれない。こんなんでいいんだろうか・・・。

 妊婦日記といった感じの小説。妊娠しても、全然テンションあがらない・・・どころか、産婦人科で「おめでとうございます」と言われても「めでたいですかねえ」なんて言ってるマキが主人公。

 前半のマキのテンションの低さが、最初はしんどかったです。でも、マキの気分のアップダウンとか、読んでいるうちにだんだんと心地よくなってきて・・・。私は未婚だし、出産経験もないのでわかりませんが、こういうもんなのかしら?と思ったり。

 で、驚いたのは、これが全くの「小説」だということ。私、角田さんが自分の経験をもとにした書いたのかなあ?と思ってました。想像でこういうことが書けるんだ! 小説家ってすごいなあ・・・と、しみじみ。

 角田さん自身が書いた挿絵もあって、それがいい味出してて好きでした。

 角田作品マイベストは「対岸の彼女」です。あれを読んだ時ほどの感動はありませんでしたが、ふっと心にひっかかる場面がいくつかあって、けっこう好きです。

「最後の次は、なにもないんじゃなくて、はじめての何かがやってくるのだ。」

2006年2月22日 (水)

おやすみ、こわい夢を見ないように

944「おやすみ、こわい夢を見ないように」角田光代   新潮社   ★★★

 高校一年の沙織の毎日は、なんだかぱっとしない。単身赴任の父と、母はうまくいってない様子。中学生の弟はひきこもり。別れたオトコに嫌がらせをされ、そのために友だちもいなくなってしまった。
 とうとう沙織はぶちきれた。「あいつぜってえぶっころしてやる」

 2003年から2005年にかけて書かれた短編集。
 家族や友人、夫婦という近しい間柄での悪意というか、どうにも説明のできないこんがらかった感情を、淡々と描いた短編7編。
 私の苦手な角田ワールドなんだけど、なんだか今までほど拒絶反応は出なかったです。「そこまで書かなくてもさ・・・」と思いつつ、なんとなくページをめくる手を止められませんでした。
 書かれた順番に並んでいるのですが、最初の方は今までの角田作品らしい終わり方。「変わらない」というか、「変われない」というか、それでどうしたの?というところで、物語が終わる。でも、後に行くほどに「変化の兆し」が見えてきます。そのへんがおもしろかったです。
 表題作で、沙織と光のきょうだいの造語「ラロリー(おやすみ、こわい夢を見ないように、という意味」がよかったです。二人で、その言葉を交わすシーンが好きでした。

2005年6月27日 (月)

対岸の彼女

813「対岸の彼女」角田光代   文藝春秋   ★★★★★

 公園デビューに失敗した主婦・小夜子は、ある日決心した。働こう。
 そうして面接に行った先で、女社長・葵と出会う。
 同い年だけど、全く異なる世界で生きている小夜子と葵。そんな二人の出会いが、世界を変えていく。

 痛い痛い痛い。
 小夜子も葵も、私とは違う。だけど、どうしてこんなに痛いんだろう。どうしてこんなに「わかる」気がするんだろう。・・・それが、読んでいる間、ずっと感じていたことです。
 おそらく。多少形は違えども、小夜子や葵が感じていることを、やはり私も感じていた(いる)のです。そして、たぶん、多くの女性が。同じように。この物語が支持されている理由は、そこにあるのではないでしょうか。
 
 小夜子の視点で語られる、35歳の「現在」と、葵の視点の高校時代の「過去」が、徐々に距離を縮めていく物語の紡ぎ方が、非常によかったです。
 そして、あの「過去」を経て「信じる」と決めた葵も、現実から逃げ出さずに生きる小夜子も、とっても好きです。彼女たちを素敵だなと思います(角田作品でこう思えたのは、たぶん初めて)。 

 言葉にしようと思うと、妙に白々しくなってしまうのですが。私が思わず涙してしまった一節を。
 「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない、出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。」

 最後に。この本の表紙、私はすごく好きです。

ゆきみ大福 > 私も「痛い」と感じたひとりです。言葉に出来なかった、しようとしなかった思いがここにあるから「痛い」んだと思います。角田作品ではじめて希望の光をみた(笑)気がしました。今こうしてまゆさんの書評を読んでいても、鼻の奥がつんとしてきます・・・。 (2005/06/27 22:47)
もとみや > まゆさん、こんばんわ。
「徐々に距離を縮めていく物語の紡ぎ方」(←とてもいい表現ですね)僕も、角田さんの作品の組立て方にとても感心しました。 (2005/06/27 22:49)
ハイジ > そうなんですよね。小夜子も葵も自分とは違うのに、それでも痛い、そしてあったかい、そんな話でした。私も泣いて泣いて読んだあと、どうして泣いたのかを考えかえしてしまい、やっぱりまゆさんと同じような結論にたどり着きました。角田作品、はじめて分かり合えた気がします。 (2005/06/27 23:15)
あしか > まゆさんも体弱かったんですね~。(たばぞうさんも。)
私は、喘息とかアレルギーとか慢性疾患はあるんですが、体力ったらもう負けないくらいに無理しちゃうくらいにあるんですよね。やっぱり薄命は美人じゃなきゃ!を地で行ってます。体気をつけてくださいよ!しばらく見かけないと、すご~く寂しいじゃありませんか!
この作品は、かなり印象的でした。実は私には「痛さ」はなかったのですが、それでも相当惹き付けられる作品になっていました。直木賞の選考って、なかなかいいとこ来ますよね。桐野さんも受賞作の「柔らかな頬」が私は一番好きですし。 (2005/06/28 00:13)
butti > まゆさん、わたしも痛かったです。すごく痛かったです。だから、こうやってまゆさんも皆さんも同じように感じたんだな~とすごく嬉しく思いました。角田さんの最新刊も、すごく読みたくて、久々に買おう!と思って意気込んで本屋に行ったら取り寄せと言われ、がっくり。もう、滅多にない購買意欲を削がないで~!!(で、結局まだ買ってないんです) (2005/06/28 01:49)
まゆ > レスがいっぱいついてて、ビックリしました。やはりこの作品は、皆さん評価高いですね。
ゆきみ大福さん、「言葉に出来なかった、しようとしなかった思い」・・・わかります。そうなんですよね。角田さんって「そこまで書かなくても」ってことを書いちゃう人ですが、この物語で初めて、「そこまで書いてくれてありがとう」と思いました。
もとみやさん、物語の構成はとってもうまいですよね。現在と過去を行ったり来たり。それが二人の「変わらない部分」と「変わった部分」を浮かび上がらせて・・・。
ハイジさん、こちらにもレスありがとうです。ハイジさんの感想も、すごくすごく納得して読みましたよ。私もこんなにも共感した角田作品は初めてです。
あしかさん、お気遣いありがとうございます。とりあえず、病を得てしまいましたので、治療と仕事とバランスとりながらやっていかなくてはなあ・・・と思っています。
これで直木賞とったんですよね。「空中庭園」も候補に入ったと記憶していますが、こっちで受賞して正解だなあと。
buttiさん、同じように感じている人がたくさんいる、ということが、実はとてもうれしいです。私だけじゃなかったんだな、と。私はこの本図書館で借りたんですが・・・買っちゃおうかな。装丁も好きだし。 (2005/06/28 19:21)
ケイ > こんばんは~角田作品としては初めて、共感を取り上げて、成功したのだなと皆さんの感想を読んでいて思いました。
人との関係での怖れ、、誰もが一度は感じた気持ちをうまく表現していますよね。痛いというほど、この作品に共感できるのって素敵です。痛みが人をつなげるのだなと感じました。いい本ですね。まゆさん、五つ星ですね。。レスありがとう。。またおじゃましますね。 (2006/07/18 01:51)
ケイ > 本プロで話すことも共感ですよねぇ。まゆさんともこうしてお話できるし。生活は少し違っても同じ本をよかったと思えることも、幸せですね。。おやすみなさい。 (2006/07/18 02:31)
まゆ > ケイさん、こちらまで来てくださってありがとうございます。「選んだ場所に自分の足で歩いていく」・・・それは、私がここ数年で実感していることで、この本を読んで強烈に共感した言葉でした。小夜子と葵の弱さも、たくましさも、おそらく誰もがもっているものでしょうね。
ケイさんがおっしゃるとおり、本や本プロがなかったら、きっと交わることがなかった人たちがたくさんいますね。そういう人たちと交流できるこの場は、ずっと大切にしていきたいです。 (2006/07/18 21:34)

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